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一年中お勧め!揖保乃糸「そうめんの里」で そうめんの巻き寿司

2021.05.23

そうめんの銘柄として「揖保乃糸」を知る人も多いでしょう。作られているのは兵庫県たつの市を中心とする地域です。生産は600年以上前からで、江戸時代には藩の奨励でさらに本格化。そして、現在はそうめんの全国シェアトップです。
そこにあるのが美味しさも楽しめる「揖保乃糸資料館 そうめんの里」。世界遺産になっている姫路城からも十数キロのここ。夏はもちろん、珍しい巻き寿司など一年中お勧めですよ。

小京都と言われる 龍野藩の城下町

写真:万葉 りえ

奈良県の三輪、長崎県の島原…と産地はほかにもありますが、そうめんの全国シェアのトップとなっている「揖保乃糸」。「有名だけど、どこが産地?」そう思う方もいるでしょう。
生産されているのは、町の中心を揖保川が流れる兵庫県たつの市。ここは龍野(たつの)藩五万三千石の城下町で、武家屋敷や白壁が残り「播磨の小京都」ともいわれる場所です。

写真:万葉 りえ

その市内にあるのが、そうめんについて知れる施設「揖保乃糸 そうめんの里」です。1階には様々なそうめん料理が味わえるレストランや売店があり、2階はそうめんの歴史などが学べる展示室。
あっ、もうすでに実演中のようですね…。

昔ながらの作業の様子が手に取るように

写真:万葉 りえ

資料館のエリアに入れば、早速そうめん作りの様子が見られます。円盤状のかたまりがそうめんの素。小麦粉を水で練っているのでずっしりと重そうですよね。しかも、切り出したり、桶に整えながら入れていくのは中腰の作業です。かなりの重労働ですが、ここから「ねかし(熟成)」と「延ばし」を繰り返してそうめんが作られていくのです。

写真:万葉 りえ

こちらになると、右と左とで桶の中の麺の太さが変わってきている様子が写真からもわかるでしょう。ずいぶん細くなってきていますよね。作業を楽にしてくれたこういう手動の機械なども資料館内に展示されています。
歴史を紐解けば、遣唐使が製麺方法を伝え、奈良県の三輪で作られだしたというそうめん。たつの市に近い揖保郡太子町の斑鳩寺(いかるがでら・聖徳太子が創建)には、600年以上前の古文書に「サウメン」の文字が残ります。そして、良質な小麦がとれ、赤穂の塩もあり、麺づくりに適した水も揃ったこの地は、江戸時代に藩の奨励もあってさらに生産が本格化したのです。

写真:万葉 りえ

ある程度麺が細くなったら2本の棒に8の字に巻いて、さらに熟成と延ばしを繰り返していきます。その工程の途中で行われるのが、麺同士が付かないようにする箸さばきです。
「作業している皆さん、ご苦労様」と言いたくなりますが、じつは全てリアルなマネキンさん。でも、作業していた様子がとてもよくわかるはず。

実際に体験できるコーナーも

写真:万葉 りえ

ご紹介したように、そうめんは2本の棒に8の字に巻かれた後、熟成をはさみながら徐々に延ばされていきます。では、せっかくなのでその体験をやってみましょう。そうめんは一気に延ばすと切れてしまいます。引いてはもどし、引いてはもどし、を繰り返すという集中力がいる作業。説明があるのでしっかり読んでトライしてみましょう。

写真:万葉 りえ

そしてこちらは箸さばきの体験コーナーです。さあ、そうめんの間に箸を上手く入れられるか!体験コーナーで挑戦してそうめん作りの技術を知ったら、これまで何気なく食べていたそうめんの味も今後は違ってくるかもしれませんね。

様々なそうめん料理が楽しめる「レストラン庵(いおり)」

写真:万葉 りえ

藩の奨励もあったとお伝えしましたが、多くの人がそうめん作りに従事すれば、やはり品質に差が出てきてしまいます。そこでこの地域では早い時期から取り決めを行い品質を保つ努力をしてきました。それが現在の兵庫県手延素麺協同組合へとつながっていきます。
では、そうめん料理を食べに、建物1階にある「レストラン庵」に行ってみましょう。冷やしそうめんの単品もありますが、このようにセット料理もあります。そうめん鉢で泳ぐ魚が涼を誘いますよね。

写真:万葉 りえ

もちろん温かいにゅう麺もあり、なんと手延べ製法で作られた麺でラーメンだって味わえます。また、この地方で結婚式などに出される郷土料理「鯛そうめん」もアレンジされて人気のメニュー。
そして、限定ではありますが、試していただきたいのが「そうめん巻き寿司」です。さっぱりした甘酢味。ごはんとは違う触感は食べてみないとわかりません。

夏はもちろんそうめん流しも

写真:万葉 りえ

現在も受け継がれてきた独自の伝統技法を大事にし出荷される揖保乃糸のそうめん。加工場の様子などもこの建物内で見学できます。
そうそう、家庭で揖保乃糸をゆでる機会があれば、麺を束ねている帯をよく見てください。そこには生産者番号もしっかり刻印されているはず。それだけしっかりした品質管理の下で全国へと出荷されているのです。

写真:万葉 りえ

そしてこちらは夏のお楽しみ。広い駐車場のそばに作られているそうめん流しのコーナーです。そうめん好きはもちろん、これは親子連れに大人気。混むこともあるので、資料館の見学などと合わせて予定を立てておきましょう。

写真:万葉 りえ

最後はショップも忘れずにチェックしてください。
全国のスーパーなどでは、黒か赤の帯をした揖保乃糸そうめんを見ることが多いと思いますが、じつは紫や緑もあるのです。この帯の色は等級を表すもの。また、「古(ひね)」と表示されていれば、それは通常より長く寝かせて熟成させたものです。
珍しいところでいえば、手延べ製法で作られた中華めんやパスタ、そしてオリジナルのカップ麺などいかがでしょう。
揖保乃糸独自のコシやのどごしを味わえるレストランに、資料館。夏以外でもぜひたつのを訪れてみてください。

揖保乃糸資料館そうめんの里の基本情報

住所:兵庫県たつの市神岡町奥村56番地
電話番号:0791-65-9000
休館日:月曜日
アクセス:中国自動車道・山崎ICより25分 山陽自動車道・龍野ICより10分 姫路バイパス〜龍野バイパス・下伊勢ランプより7分
2021年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
揖保乃糸資料館 そうめんの里(外部リンク)
https://www.ibonoito.or.jp/soumennosato/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
万葉 りえ

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