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南イタリア第三の都市「バーリ」でおすすめの観光スポット5選

2021-06-19

プーリア州の州都「バーリ」。南イタリアではナポリ、パレルモに次ぐ3番目の都市として知られています。
長靴の形をしたイタリア半島の“かかと”に位置するプーリア州は、2つの海に囲まれた港町の宝庫。中でも、バーリはアドリア海を臨んで建ち、海辺に観光スポットが多く集まります。
今回はバーリでおすすめの5つの観光スポットをご紹介!世界遺産のアルベロベッロや近隣の観光地と一緒にバーリを楽しみましょう。

サン・ニコラ聖堂

写真:ケイコ ソリーノ

1つ目は、サンタクロースのモデルになった聖人が眠る「サン・ニコラ聖堂」です。
12世紀に建てられたこの教会は“プーリア・ロマネスク建築の代表作”と称され、“旧市街の華”とも呼ばれています。地下聖堂には聖ニコラの遺骸が安置され、毎年5月9日に「マンナ」と呼ばれる神秘の聖水が回収されます。
教会の東側には海を見下ろす展望台があり、周囲には“バーリ風フォカッチャ”の名店「Panificio FIORE」や八百屋、カフェなどが集まり、賑やかな下町風情たっぷりです。
<サン・ニコラ聖堂の基本情報>
住所:Largo Abate Elia 13,70122,Bari
電話番号:+39-080-573-7111
営業時間:6時30分〜20時30分(日曜〜22時)
定休日:なし
料金:無料
アクセス:Bari Centrale駅から徒歩20分

ペトゥルッツェッリ劇場

写真:ケイコ ソリーノ

次は、イタリアで4番目に大きなオペラハウス「ペトゥルッツェッリ劇場」です。
大きな劇場を求める市民のニーズに応えるため、1903年にペトゥルッツェッリ兄弟によって建てられ、その後、1991年に火災に遭い消失。現在の姿は18年の歳月をかけて2009年に再建されたものです。
ホワイエは気品高くまとめられ、バーリ出身のニコラ・ピッチーニをはじめ州を代表する音楽家の像が並びます。舞台ではこれまでに、ルチアーノ・パバロッティやフランク・シナトラなどの有名人も活躍しました。見学ツアーは不定期に週末開催されます。
<ペトゥルッツェッリ劇場の基本情報>
住所:Corso Cavour 12,70122,Bari
電話番号:+39-080-975-2810
営業時間:開催プログラムにより異なる
定休日:開催プログラムにより異なる
料金:5ユーロ(見学ツアー)
アクセス:Bari Centrale駅から徒歩10分

バーリ城

写真:ケイコ ソリーノ

3つ目は旧市街の南西に建つ、バーリ城こと「ノルマンノ・スヴェヴォ城」です。
5世紀に東ローマ帝国により城の基礎となる要塞が造られ、その後、12世紀に築城。13世紀には無骨な佇まいの城にフェデリーコ2世が芸術性の高い装飾を加え改修を行いました。
2001年からは博物館として公開され、要塞、中世の広間や礼拝堂に加え、皿や壷など当時の生活用品も展示。また、マルチメディア室では興味深い城の歴史をビデオで紹介しています。見学の際は、有料のビデオガイドを活用すると城への理解が深まるのでオススメです。
<バーリ城の基本情報>
住所:Piazza Federico II di Svevia 4,70122,Bari
電話番号:+39-080-521-3704
営業時間:9時〜18時
定休日:火曜
料金:6ユーロ
アクセス:Bari Centrale駅から徒歩15分

メルカンティーレ広場

写真:ケイコ ソリーノ

4つ目は、イタリア語で“商人の広場”という意味の「メルカンティーレ広場」。
中世の時代、アドリア海交易で重要な港町であったバーリの経済の中心地でした。当時ここに建っていた市役所や税関の面影が今でも残ります。現在は、海岸通りや新市街から旧市街にアクセスするために通る“街のサロン”です。
広場には飲食店が軒を並べ、散策のひと休みにもっていこい。片隅には「裁きの円柱」と呼ばれる13世紀の苦い遺物も。当時、税金滞納者や破産者をこの柱に縛りつけ見せしめにする習慣がありました。
<メルカンティーレ広場の基本情報>
住所:Piazza Mercantile,70122,Bari
電話番号:+39-080-524-2244
営業時間:終日
定休日:なし
料金:無料
アクセス:Bari Centrale駅から徒歩17分

海岸通り

写真:ケイコ ソリーノ

最後は、港町バーリならではの「海岸通り」です。
長く続く海岸通りは、実に15キロにも及びます。1927年のファシズム時代に街の北側に位置する「国際展示場」と街の南側をつなぐ目的で造られたものです。
現在、この海岸通りはベンチに座り海を眺めておしゃべりを楽しむ市民の憩いの場。魚市場や街で唯一の海水浴場「パーネ・エ・ポモドーロ」もこの通りの一部にあります。朝日や夕日に照らされた美しいアドリア海を撮るなら外せない写真スポットです。
<海岸通りの基本情報>
住所:Lungomare Araldo di Crollalanza,70122,Bari
電話番号:なし
営業時間:終日
定休日:なし
料金:無料
アクセス:Bari Centrale駅から徒歩15分

港町バーリで楽しむ観光

少し前までは“治安が悪い街”というイメージが強かった「バーリ」。近年は観光化が進み、見どころが集まる旧市街周辺もイタリアの他の街と同様に安心して過ごせる場所へと変化しています。
日本ではあまり馴染みのないバーリですが、サンタクロースが眠る教会、中世のお城、イタリアで4番目に大きなオペラ劇場があります。港町だけにシーフード料理は抜群の美味しさ!さらに、フォカッチャもバーリ名物のストリートフードとして有名なのでぜひ試してくださいね。
2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
いつでもサンタクロースに会える!南伊バーリの「サン・ニコラ聖堂」
https://www.travel.co.jp/guide/article/31620/
ペトゥルッツェッリ劇場公式HP(外部リンク)
https://www.fondazionepetruzzelli.it/en/
複雑なプーリアの歴史を象徴する南伊バーリの顔「ノルマンノ・スヴェヴォ城」
https://www.travel.co.jp/guide/article/32399/
サンタクロースの教会やご当地パスタも!南伊バーリを日帰り観光
https://www.travel.co.jp/guide/article/34148/
南伊プーリアの州都バーリで食べたい!ストリートフード3選
https://www.travel.co.jp/guide/article/31778/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
ケイコ ソリーノ

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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