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北イタリアでプチバカンス!コモ湖の美しい村「ヴァレンナ」

2021.06.24

北イタリアに広がる湖水地方で、最も高い人気を誇るコモ湖。湖の周囲には、宝石のように美しい村々が点在しています。今回ご紹介するのは、テレビCMなどメディアでも紹介されたことのある「ヴァレンナ(Varenna)」。人口700人余りの小さなこの村には、元修道院を改築した博物館や、山手にある城塞ヴェツィオ城など、知られていない名所がたくさんあります。ミラノから日帰り出来る、ヴァレンナの魅力に迫ります!

ヴァレンナという村について

写真:橘 凛

コモ湖はイタリアのスイス国境近くにある、「人」という字のような形をした細長い湖です。ミラノから片道1時間以内というアクセスの良さで、古くからバカンス地として愛されてきました。湖の西側先端にコモ、東側にレッコという、それぞれ大きな街があるのですが、ヴァレンナがあるのはその東側、レッコから約20キロ北上したところです。

写真:橘 凛

ヴァレンナは、西暦769年、地元の漁師による漁村として自治体が設立されました。後にミラノ公国と同盟を結びますが、1126年、ライバル的存在の自治体であったコモによって攻撃を受け破壊されるという憂き目に遭います。その後の1169年、ヴァレンナは同じ運命に遭遇したコマチーナ島(コモ湖に浮かぶ小さな島)から難民を受け入れたという歴史を持っています。

写真:橘 凛

コモ湖沿いの村々によくあるように、ヴァレンナの村も山と湖の狭間にあるため、高低差が激しく、街中に多くの階段を見かけます。階段の先はコモ湖まで続いており、その風景は何ともイタリアらしく、美しいものです。

ヴァレンナの湖畔を歩いてみよう

写真:橘 凛

ヴァレンナの中心部にあるサン・ジョルジョ教会は、ヴァレンナを代表する教会です。14世紀建造の、典型的なロンバルディア様式建築とされています。ファサード(正面)には、バラ窓と聖クリストファーを描いたフレスコ画が飾られ、教会の床は、ヴァレンナの黒大理石が使用されています。教会は原則、毎日開けられています。

写真:橘 凛

湖に面した遊歩道は、イタリア語で“Passeggiata degli Innamorati di Varenna”、訳すと「ヴァレンナの恋人達の散歩道」という素敵な名称で呼ばれています。赤く塗装された鉄製のトンネルがロマンチックで、仲良く歩く人々が行き来しています。

写真:橘 凛

湖畔にはレストランやカフェ、土産物店などがたくさん建ち並び、最も賑わいがあります。食事はこの地区でとるのがおすすめです。メディア等で見られるヴァレンナの美しい景観写真は、この辺りが撮影されていることが多いです。

元修道院であるヴィラ・モナステロと庭園

写真:橘 凛

ヴィラ・モナステロ(Villa Monastero)は、11〜12世紀にかけて、前述のコマチーナ島より逃れてきた修道女により、シトー会修道院として設立されました。現在は、地元行政の所有物となっており、博物館・植物園・コンベンションセンターなどの複合施設として一般公開されています。

写真:橘 凛

コモ湖に沿って約2キロも続く、細長い形をした庭園は、様々な植物が共生するボタニカル・ガーデンとして高い評価を受けています。庭園の一番端がローズ・ガーデンで、訪れる人々の憩いの場所となっています。

写真:橘 凛

現在、博物館となっている建物では、歴代の様々な所有者によって集められた、豪華な調度品で装飾された内部の見学が出来ます。「赤い部屋」、「黒い部屋」、「音楽の間」、「東洋風の間」など、合計14のユニークな部屋があります。多くの部屋の窓からは、コモ湖を臨む特等席ともいうべき、素晴らしい眺めが見渡せます。
<ヴィラ・モナステロ(Villa Monastero)の基本情報>
住所:Via 4 Novembre, 150, 23829 Varenna LC
電話番号:+39-0341-295450
アクセス:ヴァレンナ・エジーノ駅から徒歩約15分

ここからの眺めは絶景!ヴェツィオ城

写真:橘 凛

ヴァレンナの村を見下ろす岬にあるヴェツィオ城は、軍事要塞として古代ローマ時代からの長い歴史があるとされています。ここから周囲の村々や湖全体を見下ろす監視や信号用の塔として中世時代にも利用されてきました。ヴァレンナの村から見るとかなり高台にあるため、お城まではちょっとしたハイキングです。歩きやすい靴で行きましょう。

写真:橘 凛

ヴェツィオ城は、厳めしい石造りの塔の中が階段になっており、最上階まで登ることができます。そこからの眺めは、360度のパノラマを臨む絶景です!コモ湖で最も美しい集落と名高いベラージオ(Bellagio)が眼前に迫ります。また、コモ湖は縦に長いですが、横幅は狭いので、四方の対岸の景色がよく見えますよ。

写真:橘 凛

ヴェツィオ城は、ラリオサリウスという、カメと類似した、中期三畳紀の海洋爬虫類についての小さな博物館でもあります。城の塔の中には、それらが展示されています。
また、日によって、城で飼われている鷹の狩りのデモンストレーションが行われることがあります。雨天の場合、城と併設のバールは閉鎖されることがありますのでご注意ください。
<ヴェツィオ城(Castello di Vezio)の基本情報>
住所:Via Del Castellano, 23828 Perledo LC
電話番号:+39-3334-485975
アクセス:ヴァレンナ・エジーノ駅から徒歩約50分

ヴァレンナまでのアクセス

写真:橘 凛

ヴァレンナへのアクセスは、とても簡単!ミラノ中央駅から電車で一本です。ティラーノ(Tirano)行きのRE8に乗って、ヴァレンナ・エジーノ(Varenna Esino)駅まで約1時間で到着します。電車の本数は少ないので、行き帰りの便を事前にチェックするようにしてください。

写真:橘 凛

また、ヴァレンナから見て対岸にある街や村とは、定期船や遊覧船が常に行き交っており、他の街から船で入る方法もあります。前述のベラージオ(Bellagio)の他に、メナッジョ(Menaggio)、カデナッビア(Cadenabbia)などで、それぞれ船で往復できます。

写真:橘 凛

また、ヴァレンナ中心地に、ロンバルディア州観光局によるインフォ・ポイントがあります。地図の配布や観光地の紹介をしているので、ヴァレンナに到着したら一番に訪ねてみてくださいね。

静かで優雅なバカンス地・ヴァレンナに行ってみよう!

ミラノからたった1時間で、まるで別世界のように穏やかで静かな時間を過ごせるヴァレンナ。日帰りで、優雅なバカンス日和を楽しんでみませんか?
その他のコモ湖周辺の観光地についての記事を関連MEMOにまとめています。興味のある方はぜひご覧ください。
2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
ヴァレンナ観光サイト(英語)(外部リンク)
https://varennaturismo.com/en/
ヴェツィオ城(英語)(外部リンク)
http://www.castellodivezio.it/EN/home-en.html
北イタリア随一のバカンス地コモでめぐりたい!絶景の観光地
https://www.travel.co.jp/guide/article/18999/
コモ湖を一望!北イタリアの街ブルナーテで絶景ウォーキング
https://www.travel.co.jp/guide/article/19000/
イタリア・コモ湖の世界遺産!「オッスッチョのサクロ・モンテ」
https://www.travel.co.jp/guide/article/46192/

【トラベルjp・ナビゲーター】
橘 凛

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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