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北伊の古都アオスタから訪れる「ピーラ山」でアルプスの名峰を堪能

2021.07.07

イタリア北西部の山岳リゾート地「アオスタ」。緑溢れる渓谷美が魅力のアオスタ渓谷の中心地です。峠を越えてスイスやフランスへの分岐点だったためローマ時代から栄え、2000年前の歴史ある姿を今に引き継いでいます。
この町外れからゴンドラに乗って訪れる「ピーラ山」には手付かずの自然が残っています。山上の湖畔からアルプスの名峰を眺めながら、冬はウインタースポーツ、夏はトレッキングやハイキングが楽しめます。

北イタリアにローマあり!「アオスタ」の町並み

写真:Hiroko Oji

アルプスの名峰モンブランやマッターホルン、モンテローザなどの雄姿はスイスやフランスから眺めることで知られていますが、実はイタリア側から眺めることもできるのです。その穴場がアオスタ渓谷!この渓谷で起点となる町がヴァッレ・ダオスタ州の州都「アオスタ」です。
アオスタはメインストリートを端から端まで歩いても20分ほどという小さな町ですが、歴史は古く古代ローマ時代に遡ります。アルプスを越えてフランスやスイスに至る交通の要所として栄えました。

写真:Hiroko Oji

ローマ時代の大切な遺構が残っているのがプレトリア門の北側にある「古代ローマの円形劇場跡」です。円形劇場と言っても正確には闘技場のことですが。
この円形劇場の建設が始まったのはアウグストゥス帝が町を築いた紀元前25世紀から数十年後のこと。幅81メートル、長さ64メートルの面積を占めていました。劇場跡で幅や高さの異なるアーチが3層に重なる見事なファサードは一番目立つ存在で高さ22メートル(ローマのコロッセオは48メートル)。半円形の石造りの客席は4000人の収容力があったものです。
<円形劇場跡の基本情報>
住所:Via Baillage,2 11100 Aosta

写真:Hiroko Oji

また町の北東端にある「アウグストゥス帝の凱旋門」も観光名所の一つ。アウグストゥスはカエサルの後を継ぎ、内乱をおさめて地中海世界を統一したローマ帝国の初代皇帝です。ローマのコンスタンティヌスやセヴェルスの立派な凱旋門に比べるとかなり小ぶりです。町の東の城門にあたる「プレトリア門」は、紀元前1世紀に造られた城壁の一部で二重の門で、凱旋門もプレトリア門も共にしっかり残るローマ時代の姿です。
<アウグストクス帝の凱旋門の基本情報>
住所:Piazza Arco D’Augusto 11100 Aosta

町外れの乗り場からゴンドラ&リフトで「ピーラ山」山上へ

写真:Hiroko Oji

北イタリアのローマことアオスタの町外れにはピーラ山が聳え、冬はスキー、夏はハイキングやトレッキングを楽しめる人気のあるエリアになっています。山頂までロープウェイが設置されていて、簡単にアクセスできます。

写真:Hiroko Oji

連続してしてやってくるゴンドラ形式なので、ほぼ待ち時間なしで乗ることができるゴンドラ内からは4000メートル級の山並みが眺められます。高度を上げるほど遠くに雪を頂いた山並みが広がってくるのが嬉しいひと時。2区間をゴンドラで一気に登っていきます。

写真:Hiroko Oji

20分ほどで到着した中間駅ではゴンドラからチェアリフトに乗り換えてさらに高度を上げていきます。足元にはハイキングコースがくっきり!下りはこのコースを歩いてもいいし、疲れていれば再びリフトやゴンドラに揺られるのもお好み次第です。

歩きやすくお花溢れるハイキングコース

写真:Hiroko Oji

チェアリフトに乗ること10分少々でチェアリフトの山頂駅に到着します。山頂駅前からはさらに高いところへのハイキングコースが延びています。が、歩き始める前にはそばの山小屋レストランでトイレをお借りしておくことをお薦めします。

写真:Hiroko Oji

ハイキングコースは最初は緩やかな上りで、振り返れば頂上駅や山小屋レストランが見下ろせ、奥には雪山の眺めが広がります。

写真:Hiroko Oji

また足元には心を癒してくれるかのような色とりどりの可愛らしいお花が彩を添えてくれていますので、一休みしながら足を進めてくださいね。

シャモーレ湖で一周ハイキング

写真:Hiroko Oji

歩き始めて30分ほどで到着するのがシャモーレ湖。小さな湖ですが、周りを緑で覆われた斜面に囲まれて憩える湖畔。遠くには雄大なアルプスの絶景の中にグラン・コンバンや右の方にはマッターホルン(チェルヴィーノ)、さらにはモンテ・ローザからモンブラン(モンテビアンコ)まで連なる名だたる美しい山々が目を楽しませてくれます。
澄み切った水の中には、小さな魚たちが泳いでいる姿にも出会えほっこりするひと時が味わえます。

写真:Hiroko Oji

シャモーレ湖は湖畔一周できる道があり一部には雪渓も残されていて、一周するうちにいろいろな角度から山の風景が楽しめ、足元のお花たちにも癒されます。

写真:Hiroko Oji

シャモーレ湖の上に続くコースをさらに上って行き、1時間半ほどでアルボーレ湖にも行くことができます。到着手前には山小屋アルボーレがあって、こちらで一休みすることもできますのでお時間と体力に余裕のある方はぜひこちらまで足を延ばしてみてくださいね。

帰りは中間駅で寛ぐことも!

写真:Hiroko Oji

山上でたっぷり自然美を味わったなら、帰りは中間駅で少々寛ぎの時間を過ごすのもおすすめです。

写真:Hiroko Oji

中間駅周辺にはホテルなどの宿泊施設が充実しており、この辺りでお宿をとってハイキング三昧も可能です。レストランも数軒あり、テラス席が設けられていて、テラス席では山並みを背景にした眺めの中で美味しいお料理を堪能できます。

写真:Hiroko Oji

また中間駅前の広場は地元の子ども達の遠足にも利用されることもあって、遊具も設置されており芝生の広々とした空間になっています。美味しい空気を存分に吸って走り回ることもできますよ。

アオスタから自然美を堪能する種類豊富なコースへ

アオスタは美しいアルプスの眺めを堪能する起点ともなる町で、ここでご紹介したピーラ山はその中でも一番手軽に訪れられるエリアです。
この町から出るバスを利用すると、世界的な名峰のすぐそばでの滞在が楽しめます。ピーラ山を回りこんで南側へ1時間ほどの所にあるコーニュでは1年中雪をかぶったグラン・パラデーソ山、西のフランス国境近くまで1時間ほどのクールマイヨールではモンブラン(モンテ・ビアンコ)、さらには東へ向かう列車とバスを乗り継いでいける町チェルヴィニアではマッターホルン(チェルヴィーノ)を間近で見ることができるエリアなのです。どこもアオスタから日帰りも可能ですが、それぞれのエリアで数泊するとより深い感動を得られること間違いなし!ぜひ、余裕のある日程を組んでご訪問くださいね。
2021年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
イタリアのバス時刻検索(日本語)(外部リンク)
https://www.virail.jp/basu-sukejuru-itaria
イタリア国鉄時刻検索(英語)(外部リンク)
https://www.trenitalia.com/en.html
「アルプスのローマ」こと北伊「アオスタ」でローマ時代へGO!
https://www.travel.co.jp/guide/article/18217/
アオスタ公式サイト(イタリア語)(外部リンク)
https://www.comune.aosta.it/it
ピーラ観光サイト(英語)(外部リンク)
https://pila.it/en/

【トラベルjp・ナビゲーター】
Hiroko Oji

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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