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壁画に浸食された建物も!米ヒューストン「グラフィティパーク」

2021-07-13

アメリカ南部テキサス州ヒューストンは、近年“壁画の街”として脚光を浴びつつあるのをご存じですか?なんと壁画のフェスティバルまで開催されており、その期間中には芸術性の高い作品が数多く誕生し、壁画ファンのみならず観光客の目を楽しませてくれます。
そこで今回は注目の観光スポット、壁画だらけの「グラフィティパーク」をご紹介。絵に覆い尽くされた建物は必見!壁画の街ならではのアートな旅をしませんか?

実はカラフルな芸術都市・テキサス州ヒューストン

写真:ザーカー 久美子

“宇宙と石油の街”という印象の強いヒューストンですが、中心街には美術館や劇場が点在し、街中を散策すれば巨大で色鮮やかな壁画やモニュメントが無機質なビル群を彩る芸術都市でもあります。

写真:ザーカー 久美子

近年は「ヒューストン・アーバン・エクスペリエンス壁画フェスティバル(Houston Urban Experience Mural Festival)」や「ビッグウォールズ・ビッグドリームス(Big Walls Big Dreams)」といった壁画のお祭りが開催されており、地元のみならず国内のストリート・アーティストたちが参加する一大イベントとなっています。
※写真はドラゴン76(Dragon76)氏の作品でヒューストン最大の壁画(2021年7月現在)。なんとバスケットボールのコート3面分の大きさがあります。

写真:ザーカー 久美子

期間中は、アーティストらが市内数十ヶ所の壁や道で行う作画風景の見学ツアーが催行されたり、会場では彼らの作品や地元グルメの販売、ライブ演奏などで盛りあがります。
もちろん、フェス以外でも運が良ければ壁画を描くアーティストに出会えるかも。

「グラフィティパーク」は壁画だらけの観光スポット

写真:ザーカー 久美子

それではSNS映え必至の「グラフィティパーク(Graffiti Park)」をご紹介しましょう。場所は中心街の東側イースト・ダウンタウン、通称イードー(EaDo)。かつての工業地帯が再開発され、ヒッピーでアーティスティックな雰囲気漂う街並みが注目されているエリアです。

写真:ザーカー 久美子

「グラフィティパーク」と呼ばれる一角に足を踏み入れると、そこは壁画、壁画、壁画だらけ!場所を示す看板は特にないのですが、後述する建物とその周辺には芸術的な壁画が密集しており、いつしか地元の人たちから親しみを込めて“壁画公園”と言われるように。

写真:ザーカー 久美子

週末ともなれば、多くの人たちが壁画の前で記念撮影する人気観光スポットとして賑わいます。

壁画に飲みこまれた「グラフィティ・ビルディング」

写真:ザーカー 久美子

写真奥の2階建ての建物がアイコン的存在の「ヒューストン・グラフィティ・ビルディング(Houston Graffiti Building)」。周囲をぐるりと大小20ほどの壁画に埋め尽くされています。

写真:ザーカー 久美子

どどーんと巨大な壁一面に描かれたこちらの作品は、国際的なストリート・アーティストであるゴンゾー247(Gonzo247)氏と4人のアーティストらによる作品。コロナ禍で学校生活はもちろんのこと、卒業式やプロム(高校卒業記念ダンスパーティー)もままならなかった2020年度の卒業生たちへのはなむけとして描かれました。明るい未来を願ってのカラフルな壁画はインパクトも大!

写真:ザーカー 久美子

写真右端の壁画は、この近くで生まれ育ったジョージ・フロイド氏を追悼して描かれた作品です。2020年5月に白人警官による拘束中に彼が死亡した事件をきっかけに“ブラック・ライブズ・マター”運動が過熱、全米的なデモや暴動に繋がったことは記憶に新しいところ。作品は市内に100以上もの壁画を発表しているダニエル・アングル(Daniel Anguilu)氏によるもの。
<ヒューストン・グラフィティ・ビルディングの基本情報>
住所:1503 Chartres St, Houston, Texas

1番人気の壁画はビル群のうえにビル群?

写真:ザーカー 久美子

「グラフィティパーク」に来たら必ず押さえておきたい壁画がこちら。

写真:ザーカー 久美子

「グラフィティ・ビルディング」に隣接した平屋の建物に描かれたこちらの作品もゴンゾー247氏によるもの(ちなみに当記事1枚目の写真も彼の作品)で、Houstonのロゴ入りが来訪記念になると人気です。

写真:ザーカー 久美子

こちらの作品は、近くからだけでなく数歩後ろに下がって鑑賞してみて。なんと、描かれたビル群の上に本物のビルが林立しているんです。ぜひ、様々な角度から壁画を楽しんでくださいね。

テキサス州ヒューストン「グラフィティパーク」のまとめ

今回はアメリカ南部テキサス州ヒューストンにある壁画だらけの「グラフィティパーク」をご紹介しました。芸術的な壁画はSNS映え必至の迫力がありますよね。きっとお気に入りの作品に出会えることでしょう。知る人ぞ知る“壁画の街”をスマートフォンやカメラ片手に散策してくださいね。
〈一旅一首〉
IだけじゃなくてYouとのWeである国際結婚の存続は
2021年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
ヒューストン観光局(外部リンク)
https://www.visithoustontexas.com/
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【トラベルjp・ナビゲーター】
ザーカー 久美子

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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