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幻のボクめし&養鰻場 浜松「浜名湖自鰻 天保」

2021.07.18

浜松市西区、はまゆう大橋を渡ってすぐの場所にある「浜名湖自鰻 天保」は、養鰻場が営むうなぎ屋さん。養鰻場ならではの新鮮で活きのいいうなぎを中間マージンなしの価格で食べたり買ったり、浜名湖で唯一の養鰻場見学や今やお店で出す店も少ない幻の賄い飯「ボクめし丼」も楽しめる、うなぎミュージアムのようなお店です。見学後に食べる国産うなぎは愛おしく、より美味しく感じますよ!

飼育から口にするまで体験できるうなぎ屋さん

写真:くまの くま

浜松市西区、はまゆう大橋を渡ってすぐの場所にある「浜名湖自鰻 天保」は、昭和39年(1964年)創業の養鰻場が営むうなぎ屋さん。
創業時は養鰻場しかありませんでしたが、初代がご近所さんから「うなぎを売って欲しい」「美味しいうなぎが食べたい」といわれ、直売所と食事処を併設。さらに、食事に来た観光客から「養鰻場を見たい」といわれ、2代目が「浜名湖うなぎ探検隊」をスタート。

写真:くまの くま

うなぎ屋さんが軒を連ねる浜名湖は、うなぎ養殖発祥の地であり、高品質を誇る「浜名湖うなぎ」でも知られる全国有数のうなぎ生産地。全盛期には全国生産量の7割を占め、浜名湖周辺には約450軒以上の養鰻場がありました。
しかし、稚魚不足や価格高騰、安価な海外うなぎの大量輸入、さらに養鰻業の高齢化・後継者不足も重なって、今では浜名湖で養鰻を行ううなぎ屋さんは「浜名湖自鰻 天保」を含む28軒だけ。

養鰻場見学ツアー「浜名湖うなぎ探検隊」

写真:くまの くま

浜名湖で唯一となる養鰻場見学ができる「浜名湖うなぎ探検隊」は、天保2代目池番と一緒に養鰻場をめぐる約40分の体験型ツアー。
完全予約制で平日は午前11時と午後15時に1回ずつ、土日は15時のみ、開催期間はうなぎの赤ちゃんが成長して出荷する4月中旬から10月下旬まで(見学期間の変更や見学不可の日もあり)。料金は中学生以下は無料、大人は1人500円(税込)ほどかかりますが、直売所やお食事処で利用ができる500円券がもらえるので実質0円で見学ができます。

写真:くまの くま

天保養鰻場では、うなぎの赤ちゃんから育てます。毎日の水の入れ替え、独自配合の餌、24時間体制で水質管理を行うなど、池番は寝る暇も惜しんでうなぎのお世話に励みます。6ヶ月から11ヶ月ほどかけて立派に成長したうなぎは、高品質の浜名湖うなぎとして出荷されていきます。

写真:くまの くま

天保2代目池番の説明は、浜松うなぎの歴史から始まり、国産うなぎの現状、天保養鰻場のこだわり、しいては国内外のうなぎ事情まで多岐に渡ります。参加者からは面白くてわかりやすいと好評で、夏休みは自由研究を兼ねた親子も目立ちます。

見学ラストは見て触って大はしゃぎ!

写真:くまの くま

見学ラストは、活きたうなぎを綺麗な井戸水をかけ流して泥抜きする「立て場」で、桶に入った活きのいいうなぎと触れ合いタイム。手からするりと抜けるうなぎに、子供も大人も大はしゃぎ。

写真:くまの くま

「立て場」は問屋の役割を果たすこともあるため、同じ敷地に養鰻場(生産者)と立て場(問屋)があるのはとても珍しいこと。生産・加工・販売を行っている「浜名湖自鰻 天保」だからこそ、飼育から口にするまで一貫して見ることができるのです。

肉厚のうなぎ丼と幻のボクめし丼

写真:くまの くま

ランチがメインの食事処。うなぎは、毎朝、素早くさばいて調理しているので、鮮度が良くて臭みもなし。ふっくら肉厚、皮まで柔らかいのが特徴です。
3代目イチオシの「うなぎ丼(上)」は、大きなうなぎを一尾まるごと使った、お新香、肝吸い物がセットになったボリューム満点のお得丼。中間マージンなしの価格であってもそこは国産、いいお値段がします。しかし、養鰻見学ツアーで1匹のうなぎにかける手間やコストを知れば納得で、うなぎの質の高さを考えれば安くさえ感じます。

写真:くまの くま

「ボクめし丼」は、浜名湖に養鰻場が林立していたころ、池番が各養鰻場に手伝いをしに行った際に出された賄い飯。当時は人の腕くらい太くなった売り物にならないうなぎ(ボク)を使っていましたが、今は規定内の美味しいうなぎをゴボウと一緒に甘辛く煮あげてごはんと混ぜ合わせ、大葉や錦糸卵、ゴマをちらした池番の賄い飯として、ごく一部のお店で提供されています。
うな丼とは全く異なる味わいは、定期的に食べたくなる美味しさが詰まっています。

すべてはうなぎと人のために

写真:くまの くま

食事のお会計も兼ねた直売所。ショーケースには、朝にさばいて調理した「白焼き」や温めるだけの「ボクめしの素」、特選および天保オリジナルのかば焼きのタレ各種などが並びます。早々に売り切れてしまうので、見学や食事の前に購入を。

写真:くまの くま

ご近所さんや食事に来たお客さんのリクエストに応えていたら、うなぎ屋さんがひしめく浜名湖でも唯一無二のうなぎ屋さんになっていた「浜名湖自鰻 天保」。
養鰻業をしながら営業なので営業時間が短かったり、臨時休業もありますが、高品質の浜名湖うなぎを見て触って、お安く食べて買えるお店はそうそうないので、是非、訪れてみてくださいね。

浜名湖自鰻 天保の基本情報

住所:静岡県浜松市西区白洲町3353-1
電話番号:053-487-1896
アクセス:東名浜松西ICより約20分
2021年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
浜名湖自鰻 天保(外部リンク)
https://www.unagi-tenpo.com/
浜名湖自鰻 天保養魚養魚直売所(外部リンク)
https://eel-tenpo.com/

【トラベルjp・ナビゲーター】
くまの くま

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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