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ほたるの舞と夏の美食を愉しむ奥高尾・うかい竹亭「ほたるの夕べ」

2021-07-19

ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星を獲得した高尾山の麓に佇む、懐石料理「うかい竹亭」。竹林に囲まれた広大な日本庭園の離れで、懐石料理を堪能できるお店です。
うかい竹亭で長年、夏の風物詩として親しまれている「ほたるの夕べ」が2021年も開催。ほたるの灯りと旬の味覚を愉しむ、夢のような夏の一夜を堪能できるプランをご紹介します。

新宿から約1時間!? 高尾山の静かな山あいに佇む懐石料理店

写真:北川 りさ

「うかい竹亭」は新宿から京王線と送迎バスで約60分、東京の奥座敷と呼ばれる高尾山の麓に佇む懐石料理店です。
毎年夏の風物詩として、日本庭園の中で幻想的に舞うほたるをお部屋から鑑賞できるプラン「ほたるの夕べ」を開催。2021年は7月1日から8月1日におこなわれています。近隣のグループ店舗、いろり炭火焼料理「うかい鳥山」でも6月7日から8月15日までほたるを鑑賞できるお食事プランを用意しています。

写真:北川 りさ

うかい竹亭に到着するとスタッフが笑顔で出迎え、お部屋へと案内してくれます。
千利休が大成した茶の湯の「侘び」をテーマにした広大な日本庭園の中には、数寄屋造りの離れ、大小17の個室が点在。鯉の泳ぐ池、竹林を抜ける風、苔むした門、四季の移ろいを感じさせてくれる木々や花々、水車小屋、趣のある手水鉢・・・。時間がゆっくりと流れ、日常から癒やしの時間へと誘われてゆきます。

写真:北川 りさ

どの個室からも風雅な庭園の景色を眺めることができます。掘りごたつ式個室、畳敷の室内にテーブルを置いたお部屋などが用意されており、足を下ろした楽な姿勢で食事ができると老若男女に好評。下の360°写真の矢印をクリックすると、掘りごたつ個室の全景をご覧になれます。
檜一枚板のカウンターがある特別個室「方丈の間」では匠の料理人が目の前で包丁技を披露。特別な日や特別な方をおもてなしする際にお勧めです。福井県で700年の歴史を持つ永平寺周辺の宿坊を移築した大個室では、30名以上の宴会や披露宴もおこなえます。

厳選されたこだわりの季節の食材から生み出される一皿

写真:北川 りさ

うかい竹亭のお料理は、四季折々の食材を一つひとつ吟味した、料理人の丁寧な仕事から生み出される逸品。「ほたるの夕べ」期間中は懐石料理の特別コースが用意されます。
先付は、とうもろこしのすり流し。高尾にほど近いあきる野市の朝採れとうもろこしを使用。とうもろこしは夜に甘さを蓄えるため、朝彩れのものが一番甘いのです。深く濃厚な甘みながら、後味は爽やか。夏のお食事のスタートを飾るにふさわしい一皿です。

写真:北川 りさ

前菜は、左から海そうめん、ぶどう豆、蛸と夏野菜の炊き合わせ、モロッコ隠元胡麻和え、毛蟹すし、鰻八幡巻き、もろへいや辛子浸し、海老新引揚。スタッフの方が一品ずつ丁寧に説明してくれます。
ぶどう豆は丹波の黒まめに鉄釘を入れずに深紫色にふっくら煮あげた、うかい竹亭の定番の品。こんなに大きくて立派な黒豆はなかなかお目にかかれません。炊合わせの蛸は驚くほどの柔らかさ。下処理を何度もおこない手間をかけているからこその柔らかさです。海老新引揚は身だけでなく、頭もカリッと揚げてあり、素材の新鮮さと丁寧な仕事に心が満たされます。

写真:北川 りさ

お造りは、その日に水揚げされたもの。写真は鱧の梅肉和え、のどぐろ、シマアジ。
鱧は淡路や徳島が有名ですが、料理長のこだわりで、骨が柔らかく身がふっくらしている熊本の天草産のものを使用。皮目は炭火でサッと焼き上げるという一手間を加え、ふわふわの身と香ばしい皮の食感の違いを愉しめます。のどぐろとシマアジの器は雷魚。雷魚と言えば夏。器でも季節が感じられますね。

職人の技で素材の良さをさらに引き立たせた懐石料理

写真:北川 りさ

焼肴は初夏が旬の鮎塩焼き蓼酢。
川魚は背が美しくおいしいので、あえて背を手前に向けた形でお皿が置かれます。海はうなばら(上腹)、川はせせらぎ(背)という語呂合わせでもあります。スタッフさんから食材やお料理へのこだわりを聞くと、自然と友人との会話も盛り上がるでしょう。

写真:北川 りさ

凌ぎは副料理長が朝から蕎麦を打って作った自慢のすだち蕎麦と、穴子の天ぷら。
強肴はうかい特選牛石焼き。焼き石に乗せられた玉ねぎと牛肉の上から、うかい特製のたれをかけるとジュワーと香ばしい煙が上がります。最初はそのまま、お好みで寿雀卵の濃厚な黄身をつけていただきます。
写真の菊地総料理長はANAのプレミアムクラスの機内食も手がけていたこともあり、空飛ぶ料理人と言われていたこともある人物。自分の足で全国を歩いて探し出した旬の食材を取り寄せ、素材の味わいを活かすような仕事をして、お客様に提供しています。

写真:北川 りさ

最後は、季節のご飯釜炊き。お部屋の中で炊き上げてくれるのです。ゆらめく炎と湯気の演出は、舌だけでなく目も耳も満足させてくれます。
おなかがいっぱいという方には、おにぎりにしてお土産として持たせてくれることも。うかい竹亭では料理も空間も、人の温もりを感じられる「おもてなし」があってこそ、真の価値が生まれると考えています。スタッフのおもてなしの心にも感動させられます。

ほたるが美しい日本庭園の中を舞う 幻想的な真夏の夜

写真:株式会社うかい

甘味の季の物が出され食べ終わる頃になると、いよいよホタルの時間です。館内の明かりが一斉に消され、ホタルが優雅に飛び始めます。

写真:北川 りさ

竹林を抜けるそよ風に合わせ、幻想的に舞うほたるをお部屋の中から鑑賞できるのです。暗闇に目が慣れてくると、だんだんとあちらこちらで光るホタルを見つけられるようになります。

写真:株式会社うかい

うかい竹亭で、舞うのはヘイケホタル。オスは発光しながら舞い、体の大きなメスは川辺の草の上などに止まって発光します。

早めに予約して「ほたるの夕べ」を楽しもう!

うかい竹亭の「ほたるの夕べ」はお食事をされる人が楽しめるイベント。ほたる鑑賞のみの入店はできません。大変人気のプランですので、お早めにご予約ください。
奥高尾「うかい竹亭」「うかい鳥山」でほたるの夕べを一度体験してみてはいかがでしょうか?長年開催されているイベントですので、今年予約できなくても来年ぜひチャレンジしてみてください。
2021年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
うかい竹亭(外部リンク)
https://www.ukai.co.jp/chikutei/

【トラベルjp・ナビゲーター】
北川 りさ

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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