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もっちもち!滋賀「御饅頭処 餅兵」伝統と意外性を楽しむ季節の和菓子

2021.08.02

東海道五十三次で最大の宿場町で、琵琶湖にも近く物資が行き交う港町としての役割もあった、大津宿。街道沿いに佇み往来する旅人が甘いもので一息ついたのが、この地で創業250年を超える「御饅頭処 餅兵」です。
定番から意外な素材を合わせた和菓子が並び、季節を求め立ち寄る人が絶えません。老舗が生み出す新しい味わいを頬張ってみませんか。

歴史の中で愛され続ける「御饅頭処 餅兵」のお餅

写真:田中 六花

JR大津駅から徒歩約7分。「御饅頭処 餅兵」は旧東海道沿いに宝暦年間(1751年〜1763年)創業以来、暮らしに結び付くお餅や赤飯・饅頭などを製造販売し、今でも旅人や地元の人たちに親しまれる老舗です。屋号は、初代・餅屋兵祐さんの名前から。目印となる「御饅頭處」と記された看板は、価値のある広告物の証である大津市景観重要広告物にも指定されています。
かつては都入りする旅人が甘いもので疲れを癒やし、一服したという店先。変わらぬ場所で、人々の往来を見つめています。

写真:田中 六花

8代目店主・梅村さんが大切にするのは「口にするものだから、安心安全であることが第一」という思い。また伝統は守りながらも、時代に合わせた商品づくりにも尽力。滋賀県産をはじめとする選りすぐりの食材でつくる新鮮な味わいは、今では県内外を問わず多くのファンを獲得しています。

見逃し厳禁!職人の技が光る什器

写真:田中 六花

2018年に店舗をリニューアルした際、店主梅村さんがこだわったのがガラスケースをのせる土台の装飾です。子どものころの記憶をたどり、当時のタイルスタイルを今一度と計画されました。使われているやさしい大和色のタイルには、秘められた思いがあります。二色の紫は小豆を、淡い桃・白・緑は三食団子を表し、世界でたった一つの和菓子グラデーションが誕生。一枚板の荷物カウンター下になりますが、お見逃しなく!

写真:田中 六花

店内でひと際存在感を放っているのが行器(ほかい)と呼ばれる箱。左が明治時代、右が江戸時代につくられたもので、嫁入りなどのお祝い事で饅頭を運ぶ際に使われていました。
貝殻を職人さんが匠の技で貼った、見事なきらめきの螺鈿(らでん)細工。漆塗り部分には、今も存在する「大津京町」の文字が記されています。交通の要として栄えた大津百町の歴史にも触れてくださいね。

写真:田中 六花

ガラスケースには、各々の商品に合わせたお皿が並んでいます。地元信楽焼をはじめとする和物ばかりではなく、洋物が選ばれることもあり、商品が載せられるとそこには一つの世界観が生まれます。
童話のワンシーンのようなフクロウのお皿は、ヘーゼルナッツ大福用。一般的な番重と呼ばれる木箱もきちんと並ぶよう設計されたガラスケースですが、あえて創業当時と同じスタイルを継承されています。

温故知新で生まれる創造和菓子

写真:田中 六花

「御饅頭処 餅兵」という名の通り、商品ラインナップのほとんどが餅を使った生菓子です。使われるのは「幻の餅」と称される最高級の「滋賀羽二重糯(はぶたえもち)」で、通常の餅米よりもこしが強く粘りと伸びの良さが特徴。噛むほどに甘く極め細やかな餅生地は、さまざまな餡との相性も抜群です。
冷めても硬くなりにくい羽二重糯ですが、生もののため日持ちはもって一日。冷蔵庫に入れる場合は、鮮度が保ちやすい野菜室へどうぞ。

写真:田中 六花

店主・梅村さんがこだわりと意外性をもって作り出す、時代が求める和菓子。
人気ナンバーワンは、味と香りが濃厚な「ピスタチオ大福」。濃厚な早緑のピスタチオペーストを、刻んだピスタチオ入りの餅生地で包んだ、五感が喜ぶおいしさです。午前中に完売することも多いので、早めの時間が狙い目。
芳醇な香りとコクのある風味が口いっぱいに広がる「ヘーゼルナッツ大福」は、餅生地に練り込まれた砕いたドライ木苺とナッツが程よいアクセントに。コーヒーにも良く合います。

写真:田中 六花

かむほどに風味が立ち、体にも優しいあわときびを使った「粟栗おはぎ」。大粒の甘露栗と粒餡たっぷりおいしさは、食べ飽きることがありません。伝統を守りながらも、素朴さと大胆さを兼ね備えた、季節のおはぎをいただきましょう。

通年味わえる定番のおいしさ

写真:田中 六花

豆の粒々が食欲をそそる「豆大福」や「塩大福」、焦がしきな粉あんとくるみの「虎豆大福」など、通年いただける伝統のおいしさにも定評があります。やや小ぶりなので、食べ比べも楽しんで。琵琶湖畔も近いので足をのばして、大津の魅力を見て食べて堪能してくださいね。

巡る季節を丸ごといただきます!

写真:田中 六花

いつの時代も人々の活力となる「御饅頭処 餅兵」の甘いもの。旬のおいしさは格別です。
夏には熟したゴールデンパインがゴロンと入り、白あんと道明寺で包んだ「パイン餅」が登場。一口頬張ればジューシーさが口の中いっぱい広がります。冷やしてどうぞ。

写真:田中 六花

見ているだけで涼を感じる「水まんじゅう」は、甘過ぎないこし餡とぷるんとした食感が絶妙。「抹茶水まんじゅう」も有ります。
四季折々の味わいは「いちご大福」「山椒餅」「いちじく餅」「きんかん餅」などバラエティー豊か。どんなおいしさと出会えるかもお楽しみの一つとして、立ち寄ってくださいね。

御饅頭処 餅兵の基本情報

住所:滋賀県大津市中央2丁目5-37
電話番号:077-522-7356
アクセス:JR「大津駅」・京阪「島ノ関駅」より徒歩約5分
定休日:日曜日 ※お節句やお彼岸の中日などの紋日は営業。臨時休業有り
営業時間:10:00〜18:30
2021年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
御饅頭処 餅兵(外部リンク)
https://mochihyo.com/

【トラベルjp・ナビゲーター】
田中 六花

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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