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打ち上げは国内最高峰の花火師!岩手「三陸花火大会」でGWを始めよう

2021-08-12

三陸花火大会は、岩手県陸前高田市で2020年秋に始まった新しい花火大会。ですがこの3年間で、無観客を含め5回の花火大会を開催し、すでに岩手を代表する花火大会の1つと言っても過言ではありません。
2023年も、4月開催の「三陸花火大会」でGWの東北を盛り上げます! 豪華な音楽付き花火もたっぷり。その打ち上げは2022年「大曲の花火」で内閣総理大臣賞を受賞した煙火店「マルゴー」が担当します!

2023年も三陸を熱くする花火大会を開催!

写真:やた 香歩里

東北太平洋側で初めての花火競技大会を! その夢から始まった三陸花火も、2023年で4年目を迎えました。2021年秋には念願の花火競技大会を実現。春に「三陸花火大会」、秋に「三陸花火競技大会」と、年2回のペースで開催し、2023年春には3回目の「三陸花火大会」を開催します。

写真:やた 香歩里

毎年多彩なエンタメ性の高い花火で楽しませてくれるのが三陸花火。2023年春も、尺玉(※)を含め、15000発以上という特大ボリュームの花火ショーを実現します!
※尺玉:直径約30cmの大玉花火。上空で直径300m以上の大きな花火が開く。

三陸花火ならではの企画力に注目!

写真:やた 香歩里

2020〜2022年にかけて、全国でたくさんの花火大会が中止になった中、3年連続の開催を貫いた三陸花火大会。毎回、多彩なコンセプトやテーマで楽しい花火大会を実現してきました。
中心となるのは、ミュージックスターマインとも呼ばれる、音楽と花火が融合したプログラム。音楽に合わせてリズムよく、またドラマチックに上がる花火は、各地の花火大会でも大人気です。

写真:やた 香歩里

2021年秋の「三陸花火競技大会」では、東京オリンピックにちなんだプログラムを披露。また東北が舞台の3つの朝ドラ「おかえりモネ」「エール」「あまちゃん」の主題歌でも花火を打ち上げ、時代性や地域性を取り入れたプログラムに会場が湧きました。
2022年春の「三陸花火大会」では花火のレクチャーを交えて花火をより深く楽しめるようになる「How to 花火」や「トレンドヒストリー」を組み込んだり、2022年秋にはバイオリンの生演奏とともに打ち上げるなど、毎回新しい企画で観客を楽しませています。

写真:やた 香歩里

自由な発想で様々な企画を取り入れるのが三陸花火の魅力。次はどんな花火大会を見せるのか? このGWも盛り上がりが楽しみです!

担当煙火店「マルゴー」は2022年の内閣総理大臣賞を受賞!

写真:やた 香歩里

この三陸花火大会を初回から支えているのが、山梨県の煙火店「マルゴー」です。マルゴーは、江戸時代の日本三大花火の1つとされた「甲斐の市川」、現在の山梨県市川三郷町に拠点を置く花火会社。近年人気の花火大会「神明の花火」を支える2つの煙火店のうちの1つです。
強烈な印象を残す発色、「変態玉」とまで呼ばれるユニークな光り方の花火玉など、高い技術力とセンスを誇り、年間数十回も花火を観賞するようなコアな花火ファンにも高い人気を博している花火会社です。
2022年8月に秋田県で開催された全国花火競技大会「大曲の花火」では、最高峰の内閣総理大臣賞を受賞しました!

写真:やた 香歩里

なぜ岩手県の花火大会に山梨県の煙火店が?と不思議に思われる方もおられるかもしれません。
マルゴーは、2011年の東日本大震災の際、東北にてボランティア活動を行い、2012年からは、陸前高田市をはじめとする東北の各地で花火を打ち上げてきました。2020年には岩手県内に三陸事務所を開設。三陸花火競技大会実行委員会とがっつりタッグを組んで、この花火大会を育てています。

当日は多彩なイベントを実施

写真:やた 香歩里

会場は、陸前高田市に2018年にオープンした高田松原運動公園。2つの野球場と2つのサッカー場などを有する広大な運動公園で、サッカー場や野球場、広場などの広いエリアを観覧席としています。

写真:やた 香歩里

会場内はすべて有料観覧エリアとなります。上の写真は2022年10月開催時のものですが、余裕をもって観覧できるスペースが確保されていました(客席の配置等は異なる可能性があります)。
2021年からはキャンプサイトを利用して、キャンプをしながら花火を楽しみそのままテント泊ができるエリアも用意され、人気を博しています。
チケットは、シンプルな観覧券から、テーブル付きのリラックスBOX、花火撮影に好適なカメラマンエリア、車の中から楽しめるドライブイン花火チケットなど、さまざまなタイプがあります。

写真:やた 香歩里

会場では花火の打ち上げ前から、郷土芸能なども披露される多彩なステージイベントが行われ、さまざまなフードブースなどが並ぶ予定です。
開演前は非常に混み合うので、ぜひ早めに入場して、イベントや三陸の味を楽しんでくださいね。

GWは花火と三陸の恵みを満喫しませんか?

写真:やた 香歩里

会場となる高田松原運動公園は、高田松原津波復興祈念公園に近く(徒歩約10分)、そこには東日本大震災津波伝承館や、震災遺構の「奇跡の一本松」「陸前高田ユースホステル」があります。
花火大会の打ち上げ前はどうしても混雑するので、前日や翌日などに立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。震災について振り返るのは、少し心が痛くなるかもしれませんね。でも、震災の記憶、そしてその後の歩みを知ると、三陸の地で上がる花火の意味を、きっとより深く感じられますよ。
また、東日本大震災津波伝承館の向かいには「道の駅 高田松原」があります。ここでは、三陸の農産物や海産物をはじめとする名産品に触れることができます。

写真:いわての旅

岩手県沿岸部に広がる三陸海岸は、複雑な海岸線を描くリアス式海岸で、絶景が連続する景勝地。その代表的な観光スポットである碁石海岸や浄土ヶ浜も陸前高田から近いので、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。
そして三陸で忘れてはいけないのが、海産物をはじめとするご当地グルメ。各地の海鮮丼や宮古市の「瓶ドン」、また岩手県のお土産として外せない、さいとう製菓の「かもめの玉子」など、見逃せないグルメもいっぱいです!
ダイナミックな花火と美しく美味しい三陸の恵み。2023年のGWは、三陸の魅力を満喫してください!

当日のアクセスについての注意事項

車の場合、当日の陸前高田市内は大規模な交通規制が行われるため、早めのご来場(公式サイトは16時までの入場を推奨)をお勧めします。無料駐車場はないので、必ず事前に駐車場チケットをご購入ください。
また、アクセスには三陸自動車道 陸前高田長部IC(会場まで所要約10分)、または通岡IC(所要約10分)をご利用ください。陸前高田ICは、混雑回避のためご利用をお控えください。
公共交通機関の場合、会場近くの公共交通機関はBRT大船渡線になりますが、BRT(バス・ラピッド・トランジット)とはバス専用道などを走行するバスのことで、乗車可能人数は路線バスなどと同等です。本数も少なく、最終便の時間も早いので、特に人が集中する帰りは、乗車できなくなる可能性があります。
花火大会当日は、JR仙台駅や盛岡駅・一ノ関駅・気仙沼駅などの主要駅から、日帰りライナーバス(事前予約制、花火観覧チケット購入者のみバスチケット購入可)が運行されます。自家用車以外でご来場の方はぜひこちらをご利用ください。時間を気にせず最後まで観賞でき、混雑の心配もありません。
2023年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
三陸花火大会公式サイト(外部リンク)
https://sanrikuhanabi.com/
三陸花火大会チケット販売サイト(外部リンク)
https://hanabi-fireworks.shop/?category_id=62d0ce04dbe74441257ba5b9
三陸花火大会 日帰りライナーバス(外部リンク)
https://tours.busket.net/events/sanrikuhanabi-20230430
高田旅ナビ(外部リンク)
https://takanavi.org/
さんりく旅しるべ(外部リンク)
https://sanriku-travel.jp/

【トラベルjp・ナビゲーター】
やた 香歩里

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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