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陸前高田に夢よ咲け!新スタイルの「三陸花火競技大会」始動

2021.08.12

2021年、岩手県陸前高田市で新しい花火競技大会が始まります。「三陸花火競技大会」は、東北太平洋側で唯一の花火競技大会を目指し、同地の若者たちの手で始動。2020年10月のプレイベント「三陸花火大会」では、多くの観客を笑顔にしました。
2021年はさらにスケールアップして、全国の若手花火師が競う競技会を開催! 人気煙火店全面協力のもと、新しい審査方法などを取り入れた新花火競技会のスタートです!

2020年に1万発を打ち上げた三陸花火大会

写真:やた 香歩里

ほとんどの花火大会が中止となった2020年。日本三大花火も、日本最大の打ち上げ数を誇る花火大会も、日本で一番大きな花火玉が上がる花火大会も。すべて中止に追い込まれました。
そんななか、2021年から新しい花火競技大会を立ち上げるべく、2020年秋にプレ大会として約1万発の花火を上げ、1万人以上の観客を集めた花火大会がありました。
それが、岩手県陸前高田市で開催された「三陸花火大会」です。

写真:やた 香歩里

東日本大震災のとき、陸前高田市が大きな被害を受けたことを記憶しておられる方は多いでしょう。その苦境から着実に立ち上がりつつあるこの街で、多くの花火大会が消えた2020年にたくさんの花火が上がり、多くの人々が笑顔で空を見上げ、会場いっぱいに歓声が上がりました。
その三陸花火大会がいよいよ2021年より本格始動。若手花火師がその技を競い合う場となるような競技会を、若い世代の人たちの手で、若い人たちが集まる企画を中心に。そのコンセプトのもと、「三陸花火競技大会」が開催されます。

東北太平洋側で初の花火競技大会

写真:やた 香歩里

「三陸花火競技大会」は、これまで花火競技大会の開催されていなかった東北太平洋側で初の競技大会となります。参加予定の煙火店は、全国23社。
2020年はその先駆けとして、競技形式ではなかったものの、全国11社の花火会社の尺玉を打ち上げました。

写真:やた 香歩里

花火競技大会といえば、同じ東北の「大曲の花火」(全国花火競技大会)や、土浦全国花火競技大会などが有名ですが、三陸花火競技大会では、それらとは違った新しいタイプの競技大会を構想。
三陸花火競技大会はオンラインで世界中にライブ配信されます。そして「オンラインとオフラインが融合した花火大会」を目指すというコンセプトから、現地観覧者とオンライン視聴者の両方による投票で審査をするのです。

競技だけじゃない!豪華なスターマインも

写真:やた 香歩里

もちろん、競技花火だけではなく、音楽と連動した多彩なスターマインも予定しています。スターマインとは、数十〜数百発を連続して打ち上げる花火のこと。音楽と連動したものはミュージックスターマインと呼ばれることもあり、華やかなプログラムは多くの花火大会で目玉となっています。
2020年のプレ大会では、米津玄師の「馬と鹿」や嵐の「カイト」、ONE OK ROCKの「Wasted Nights」など、まさに若い世代に人気の曲と連動した花火が上がり、会場が盛り上がりました。
2021年はスターマインもさらにスケールアップ! また、尺玉(直径約30mの花火玉。上空で直径約300mの大きな花火を開く)を100発以上打ち上げる予定だというのですから、まさに2021年最大級の豪華さ!

写真:やた 香歩里

会場は、陸前高田市に2018年にオープンした高田松原運動公園。2つの野球場と2つのサッカー場などを有する広大な運動公園で、サッカー場や野球場、広場などの広いエリアを観覧席とする予定です。

写真:やた 香歩里

会場内はすべて有料観覧エリアとなります。上の写真は2020年10月開催時のエリア指定席(多目的広場)のものですが、このように余裕をもって観覧できるスペースが用意されていました。2021年も、観客どうしが密にならない間隔を確保できるよう配慮されています。また2021年はキャンプサイトを利用して、キャンプをしながら花火を楽しみそのままテント泊ができるエリアも用意。
チケット販売は、楽天チケットでのオンライン購入の他、クラウドファンディング形式でも発売されています。シンプルな観覧券から、駐車場付き観覧券、車の中から楽しめるドライブイン花火チケット、その他の特典付きなど多彩なチケットが用意されています。また、ツアーも実施される予定ですので、公式サイトや公式SNSをぜひチェックしてください!

山梨の花火会社「マルゴー」が全面バックアップ

写真:やた 香歩里

三陸花火競技大会は山梨県の花火会社「マルゴー」が全面協力しています。マルゴーは、江戸時代の日本三大花火の1つとされた「甲斐の市川」、現在の山梨県市川三郷町に拠点を置く花火会社で、近年人気の花火大会「神明の花火」を支える2つの煙火店のうちの1つです。
鮮烈でダイナミックなスターマインや、ユニークで予想のつかない光り方をする花火玉など高い技術力とセンスを誇り、花火競技会の最高峰である内閣総理大臣賞も受賞しています。年間数十回も花火を観賞するようなコアな花火ファンにも高い人気を博している花火会社です。

写真:やた 香歩里

なぜ岩手県の花火に山梨県の花火会社が協力するのか? それは、三陸とマルゴーとの浅からぬ縁にあります。
マルゴーは、2011年の東日本大震災の際、東北にてボランティア活動を行い、2012年からは、陸前高田市をはじめとする東北の各地で花火を打ち上げてきました。2020年には岩手県内に三陸事務所を開設。三陸花火競技大会実行委員会とがっつりタッグを組んで、この花火大会を育てています。

花火だけでない 三陸の「今」を

写真:やた 香歩里

三陸花火競技大会では、花火のみならず、多彩なイベントを用意しています。
当日は、日中から三陸エリアの郷⼟芸能団体による多彩なパフォーマンスを開催し、花火観覧会場内に設置される「さんりくフードビレッジ」では、三陸エリアの飲⾷店による、三陸の旬の素材を活かしたフードメニューが提供される予定。
目で、耳で、舌で、空気で、三陸を体感してください!

写真:やた 香歩里

会場となる高田松原運動公園は、高田松原津波復興祈念公園に近く(徒歩約10分)、そこには東日本大震災津波伝承館や、震災遺構の「奇跡の一本松」「陸前高田ユースホステル」があります。
花火大会は打ち上げ直前はどうしても混雑するので、早めに来て立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。震災について振り返るのは、少し心が痛くなるかもしれませんね。でも、震災の記憶、そしてその後の歩みを知ると、三陸の地で上がる花火の意味を、きっとより深く感じられますよ。
また、東日本大震災津波伝承館の向かいには「道の駅 高田松原」があります。ここでは、三陸の農産物や海産物をはじめとする名産品に触れることができます。

写真:いわての旅

岩手県沿岸部に広がる三陸海岸は、複雑な海岸線を描くリアス式海岸で、絶景が連続する景勝地。その代表的な観光スポットである碁石海岸や浄土ヶ浜も陸前高田から近いので、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。
そして三陸で忘れてはいけないのが、海産物をはじめとするご当地グルメ。各地の海鮮丼や宮古市の「瓶ドン」、また岩手県のお土産として外せない、さいとう製菓の「かもめの玉子」など、見逃せないグルメもいっぱいです!
夏の風物詩のイメージが強い花火大会ですが、実は秋冬は空気が澄んでいることが多いため花火がきれいに見えます。さらに10月は過ごしやすくて観光にもベストシーズン! ダイナミックな花火と、美しく美味しい三陸の恵み。「今」の三陸の魅力をあわせて楽しんでください!

三陸花火競技大会は陸前高田の新しい魅力に

着実に復興を進め、さらに力強い一歩を踏み出している陸前高田市。三陸花火競技大会は陸前高田の、そして三陸の新しい魅力となり、さらに深く三陸を知るきっかけともなるでしょう。
新しい花火競技大会だけど、確かな実力をもった花火会社の演出だから、クオリティも期待度満点! 人気や評判が高まると、混雑するのも花火大会の常です。今のうちに、余裕のある観覧エリアでじっくり観賞してみてくださいね。
なお、会場の高田松原運動公園へはBRT陸前高田駅から徒歩10分ほどですが、当日は混雑が予想され、特に帰りは乗車できない可能性もあります。
花火大会当日は、JR仙台駅や盛岡駅からの日帰りライナーバス(事前予約制、花火観覧チケット購入者のみバスチケット購入可)を運行予定。混雑を避けて、会場までスムーズに往復できます。公共交通機関でご来場の方はぜひこちらをご利用ください。
2021年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
三陸花火競技大会公式サイト(外部リンク)
https://sanrikuhanabi.com/
三陸花火競技大会クラウドファウンディングサイト(外部リンク)
https://camp-fire.jp/projects/view/449185
三陸花火競技大会 日帰りバスツアー(外部リンク)
https://busket.net/users/user-2021040223-91050826/events/event-2021080221-d17e7516
高田旅ナビ(外部リンク)
https://takanavi.org/
さんりく旅しるべ(外部リンク)
https://sanriku-travel.jp/

【トラベルjp・ナビゲーター】
やた 香歩里

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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