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紅葉と大展望が待つ!滋賀「高室山」へ秋山登山

2021-09-02

秋になると気温も涼しく、絶好の登山日和。ハイカーが活発になる季節です。この時期になると、高い山は冬を迎えるため、ハードルの低い郷土の里山へ登るのがオススメ。そこで今回紹介したいのが、鈴鹿山地の「高室山(たかむろやま)」。登山口から往復4時間〜5時間と比較的手軽ながら、美しい紅葉と山頂の大パノラマを味わえるのが魅力です。静寂の杉林からカエデのトンネル、カルスト地形の山頂まで、景色変化がたまりません!

一番の関門は直登。次第に色づく登山道へ

写真:土庄 雄平

今回紹介する「高室山」が位置するのは、滋賀県犬上郡多賀町。滋賀県側から三重県との県境に当たる鞍掛峠(国道306号線)へいく途中の、佐目自然公園が登山口になります。
無料駐車場に車を止めたら出発です!「高室山」という矢印の標識があるので、目印にしてください。

写真:土庄 雄平

高室山は標高818mの里山。麓の佐目自然公園が標高250mなので、標高差はおよそ600mほど。お手軽な山といえど、しっかり登り応えも有しています。
そのうち、体力が一番必要なのは、前半の杉林。直線の急登が続くので、休み休み自分のペースで上がりましょう!

写真:土庄 雄平

そしてスタートから30分ほどで、一回平坦な道になります。ここからは登山道も趣を変え、少し緩やかなつづら折に。
また杉林が並んでいた景観から、次第に紅葉のトンネルへ。ここから「高室山」の最初の見所と言えるエリアに入ります。

紅葉のトンネルを進んで、林道歩きから山頂

写真:土庄 雄平

標高400m付近からは、鮮やかな紅葉の登山道が続いていきます。時期は、町に紅葉が降りてくる11月下旬より少し早い、11月上旬から中旬。
オレンジ・黄色・赤など色とりどりの風景が、私たちハイカーを魅了します。普段は緑一色の単調な道でも、秋にはこれほど美しく変化するのですから、秋の山がもつポテンシャルって計り知れないですね。

写真:土庄 雄平

広角で道ごと撮影してもよし、望遠で切り取りたくなるシーンにも数々出会えます。写真撮影を楽しんでいたら、いつの間にか山頂近くに...!!という感じなので、登りの辛さを緩和してくれるでしょう。
登山開始から約1時間半くらいまで、気持ちの良く、趣たっぷりの登山道を堪能しましょう。

写真:土庄 雄平

杉林が再び現れると、紅葉エリアは終わりです。杉林を過ぎると林道と合流。「高室山」と書かれた標識通り、T字路を右に進みましょう。
そして林道を進んでいくと、もう一度、林道を外れて登山道が始まります。ここまで来ると、山頂まではあと僅か!

伊吹山に琵琶湖も望む!感動的な山頂パノラマ

写真:土庄 雄平

最後の緩やかな樹林帯を越えれば、山頂へ。ここで一気に景色が開けます。滋賀・三重側ともに360度の大パノラマ。これが「高室山」の二つ目の醍醐味です。
足元を見渡すと、独特のカルスト地形。伊吹山や霊仙山(りょうぜんざん)など、周囲の山と同じく、石灰岩台地を形成しています。

写真:土庄 雄平

そんな地形の先に望むのは、百名山の「伊吹山」。周囲には紅葉の衣を纏い、湖東の山の盟主たる独特の存在感を誇っています。
天気が良ければ、伊吹山の右側に、木曽の名峰・御嶽山が眺められることも。標高は低いながら、得られる山岳美は第一級です。

写真:土庄 雄平

一方で登ってきた登山道を振り返ってみると、雄大な琵琶湖が広がります。まるで海のような圧巻のスケール!
遮るものがないのは、カルスト地形の賜物。琵琶湖の先には、浮かび上がるような比良山地の山並みが見事です。
これだけ素晴らしいパノラマながら、登山客はまばら。山頂を独り占めできる点も、登山の満足度を高めてくれます。

感動的な夕日を狙ってみよう!

写真:土庄 雄平

そんな「高室山」ですが、最後に+αの魅力を。それは夕日の美しさです。パノラマが開けている山頂からは、琵琶湖の東へ沈んでいく壮大な夕日を眺めることができます。
下山時には真っ暗になるので、ライト必須ですが、その苦労をいとわないほど感動的な瞬間に出会えるので、ぜひチャレンジしてみてください!

高室山の基本情報

住所:滋賀県犬上郡多賀町佐目
アクセス:佐目自然公園から徒歩往復約4〜5時間
※備考
・トレッキングシューズや運動用のスニーカー、歩きやすい服装でのぞんでください。
・あらかじめYAMAPなどの登山アプリで地図をダウンロードしておくと良いでしょう。
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
高室山(外部リンク)
https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=18887

【トラベルjp・ナビゲーター】
土庄 雄平

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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