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鈴鹿随一の稜線を誇る「雨乞岳」へ!武平峠から日帰り登山

2021.09.03

鈴鹿山地の主峰7座で構成される鈴鹿セブンサミット。手軽に登れる山が多く、東海圏のハイカーに高い人気を誇っています。その中で、変化に富んだコースを見せる山が「雨乞岳(あまごいだけ、標高1238m)。三重と滋賀の県境・武平峠から入山すると、深い樹林帯から神秘の渓流、そしてダイナミックで爽快な稜線へと至ります。まるでアルプスの世界を思わせるほど大スケールの山並みは、鈴鹿山地の中でも有数です。

変化に富んだ斜面トラバースが関門

写真:土庄 雄平

今回紹介する「雨乞岳」には、甲津畑(こうづはた)と武平峠(ぶへいとうげ)の二つの登山口がありますが、今回は変化に富み、山頂まで最短となる後者のコースをご紹介。武兵峠は四日市から車で40分の場所に位置しています。
駐車場の隅にある登山口から入山すると、まず迎えるのは杉林の道。気持ち良い木漏れ日を感じながら、時折現れる標識に従いながら進んでいきましょう。

写真:土庄 雄平

そして杉林を越えると、ほどなく斜面トラバース区間へ。トラバースとは、登山で山の斜面を横切って進むことを言います。
アップダウンが連続し、ちょっとスリルのあるこの区間が第一関門。途中、2〜3箇所ほど沢があり、マイナスイオンに癒されます。まだまだ先は長いので急ぎすぎず、確実に進んでいきましょう。

写真:土庄 雄平

トラバース終盤に差し掛かってくると、目に飛び込んでくるのは、生命力溢れる木々の緑。まるでジブリの映画の世界に迷い込んだような気分で、癒しの森を歩くことができます。
登山から約1時間ほどで目印となる「クラ谷分岐」へ。この辺りから、渡渉も現れ、道に変化が現れてくるのがポイントです。

心地よいマイナスイオンに癒され「クラ谷」を進む

写真:土庄 雄平

ピンクリボンのほか、位置表示のパネルが登山道の目印となっています。5番が雨乞岳までの中間あたり。道は明瞭なので安心ですが、このパネルを目印に歩きましょう!
7番の七人山との分岐までは、緩やかな登りが続いていきます。登山からちょうど1時間半〜2時間弱の区間。息を整えながら、ラストの登りに向けて体力を温存したいところ。

写真:土庄 雄平

しかも、この区間で歩く「クラ谷」の風景は本当に美しく、思わず見入ってしまいます。木々の緑が渓流に映え、こんこんと流れていく様は、極上の癒し。
人工音は皆無で、耳に入ってくるのは心地よい鳥のさえずり。木漏れ日が作り出す、明暗の玉模様も綺麗です。

写真:土庄 雄平

後半は小さな滝が連続して現れます。名前がつくほどの滝ではありませんが、水飛沫のマイナスイオンが充満し、とっても爽快!
透き通った水に目を奪われつつ、しばしのクールダウンを満喫しましょう。しばらくすると、T字路(7番標識)が見え、雨乞岳へラストの本格的な登りが始まります。

森林限界の稜線へ!開放的なパノラマを楽しむ

写真:土庄 雄平

7番標識から先はひたすらに、少し急な斜面を登っていきます。すると途中から、木々が少なくなり、鈴鹿山地のパノラマを一望!
前半はひたすら樹林帯や渓流歩きで、展望が皆無だっただけに、景色変化が劇的です。青空が近く、ゴールの山頂へ近い臨場感を味わえるはず。

写真:土庄 雄平

途中には、鈴鹿のマッターホルンこと「鎌ヶ岳(かまがたけ、標高1161m)」の山容が雄大です。緑に抱かれるように、威風堂々と佇んでいます。
他にも「御在所岳(ございしょだけ、標高1121m)も望めます。ロープウェイが運行しており、鈴鹿山地で最も親しまれている名山です。

写真:土庄 雄平

そしてスタートから2時間半〜3時間ほどで「東雨乞岳」へ。実は、雨乞岳の山頂は二つあり、こちらは次峰(標高1226m)。その西側に雨乞岳(標高1238m)が位置しています。
しかし、大パノラマが広がるのはこちら。360度にわたって、鈴鹿山地の山並みを一望することが可能です。さぁ一息ついたらラストスパートです。

まるでアルプスレベルの稜線。鈴鹿の第二峰「雨乞岳」へ

写真:土庄 雄平

ここからが「雨乞岳」登山のハイライト。東雨乞岳から雨乞岳方面へは、美しい笹原の稜線が続きます。まるで四国の名峰・剣山を思わせる絶景です。
引き込まれるような山岳風情に感動しながら、気持ちの良い最後の区間を歩きましょう。すれ違う登山者も多いので、道の譲り合いも心掛けたいところ。

写真:土庄 雄平

そんな気持ちの良い稜線を10分ほど進み、雨乞岳山頂近くまで来たら、ぜひ後ろを振り返ってみてください。するとそこには、東雨乞岳から鎌ヶ岳までの山並みが展開!
一瞬、日本アルプスと錯覚するような、雄大な山岳美がたまりません。写真に収まりきらないパノラマビューに浸りましょう。

写真:土庄 雄平

東雨乞岳から15分ほど進むと、「雨乞岳」山頂(標高1238m)へゴール!山頂標識とセブンマウンテンの記載が目印となっています。山頂からは琵琶湖を俯瞰する大展望と、北へ続く稜線が望めます。
この先にも登山道が続きますが、先に進むと初心者は日帰りが難しくなるので、この山頂で必ず折り返しましょう!上級者であれば国見峠経由かコクイ谷経由で、武平峠に戻れます。ロングコースになるので時間配分が大切です。

変化に富んだコースを満喫!歩きごたえのある「雨乞岳」

写真:土庄 雄平

トラバースから樹林帯、渓流歩きから稜線まで景色変化に富んだ、武平峠から「雨乞岳」へのコース。鈴鹿山地の自然の豊かさを満喫できるほか、登りごたえも抜群です。
また滋賀県・三重県の両県から気軽にアクセスできるのも、嬉しいポイント!ぜひ一度、計画と準備を入念に行って、挑戦してみてはいかがでしょうか?

雨乞岳の基本情報

住所:滋賀県東近江市甲津畑町
アクセス:四日市から武平峠まで車で約40分、東近江市から武平峠まで車で約50分。武兵峠から雨乞岳山頂まで往復6時間〜7時間半
※備考
・武平峠には登山者用の無料駐車場があります。
・歩きやすい服装を心がけ、水分・補給は余分めに持参しましょう。
・靴は歩行に適したスニーカーか登山靴が必須です。
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
雨乞岳(外部リンク)
https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=714
鈴鹿セブンマウンテン(外部リンク)
https://www.kankomie.or.jp/report/detail_786.html

【トラベルjp・ナビゲーター】
土庄 雄平

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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