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東京深川めし味巡り!ぶっかけ、蒸し、炊き込み食べ比べ3選

2021-09-08

東京の郷土料理として知られる「深川めし」は江戸前あさりにルーツをもつ名物料理。1939年の宮内庁の全国郷土料理調査により、日本五大銘飯の一つに加えられました。現在の東京江東区の門前仲町、清澄白河、森下付近の深川エリアで味わうことができます。深川めしは「蒸し」「炊き込み」と、味噌汁をかけた「ぶっかけ」の丼があります。それぞれ異なる3つの味を、お江戸情緒漂う深川で食べ比べしてみませんか?

「深川めし」は漁師のぶっかけ飯が始まり

写真:Etsuko Ciao

深川めしは、現在の東京江東区の深川エリアに伝わる郷土料理。江戸時代、深川は海に面して、潮が引けば砂が見えてあさりやハマグリ、アオヤギ等の貝類がよく採れていたのです。
深川漁師の間で気軽に食べられていたのが、味噌汁をご飯にかけた「ぶっかけ飯」。一方、家庭ではあさりの剥き身を入れて一緒に炊き込んだ「炊き込み」ご飯が広まりました。

門前仲町「門前茶屋」で味わう籠蒸し深川めし

写真:Etsuko Ciao

門前茶屋は、地下鉄門前仲町駅2番出口から徒歩1分。深川不動堂や富岡八幡宮に近く、永代通り沿いに面しています。店内は炉端焼きが目の前で見られるカウンター席や、テーブル席、お座敷があります。
深川めしはランチメニューで「深川あさり蒸籠めし」としてお吸い物、漬物と一緒にで1,000円、夜は単品で1,210円で提供されています。

写真:Etsuko Ciao

門前茶屋では、炊き込みご飯の深川めしをより美味しくさせたいとの思いから、せいろを用いて日本料理の伝統伎法「炊き合わせ」で蒸しあげて、「深川あさり蒸籠めし」を作り出しました。
元々は家庭で気軽に食べられていた深川めしを、門前茶屋では品のあるあっさりした料理として仕上げています。
ご飯の上にはふんだんに青のりがふり掛けられ、あさりはふんわりと柔らかな食感に蒸し上がっています。出汁の効いたご飯は艶やかで、一粒一粒噛みしめて味わえます。

写真:Etsuko Ciao

<門前茶屋の基本情報>
住所:東京都江東区富岡1-5-1
電話番号:03-3641-0660
営業時間:
11:30〜14:00(ラストオーダー13:30)
17:00〜23:00 (ラストオーダー22:00)
最寄り駅:地下鉄東西線、大江戸線「門前仲町」駅
緊急事態宣言期間中
平日11:30〜14:00(ラストオーダー13:30)
土日祝11:30〜15:00(ラストオーダー14:30)

甘味処「由はら」の炊き込み深川めし

写真:Etsuko Ciao

甘味処「由はら(ゆはら)」は、門前仲町駅1番出口から約250メートル。商店街のアーケード内にあり、地下鉄出口からは雨の日も濡れずに行くことができます。お店のショーケースには、あんみつ、お汁粉等がずらりと並んでいますが、その中に「深川めし」が並んでいます。甘味処で深川の郷土料理がいただけると人気のメニューです。

写真:Etsuko Ciao

由はらの深川めしは、炊き込みご飯で提供。セットメニューが2種類あり、深川めしとおでんのセット(1,200円)、又はけんちん汁セット(1,200円)で、写真はけんちん汁セットです。
カツオと昆布をベースに、醤油、酒、みりん、塩を加えた出し汁で炊き込みます。ご飯は家庭的な味わいで少し薄口に仕上がり、青のりがたっぷりふりかけられています。主役のあさりは出汁がしみ込んでいて、一つづつじっくり味わいたい一品です。

写真:Etsuko Ciao

<甘味処 由はら(ゆはら)の基本情報>
住所:東京都江東区富岡1丁目10-8 湯原ビル 1F
電話番号:03-3641-4095
営業時間:11:00〜19:00
定休日:無休
最寄り駅:地下鉄東西線、大江戸線「門前仲町」駅

清澄白河「深川釜匠」はボリューム満点!ぶっかけ深川丼

写真:Etsuko Ciao

地下鉄半蔵門線・大江戸線の清澄白河駅から近い「深川釜匠(ふかがわかましょう)」は、炊き込みの深川めしと、ぶっかけの深川丼の両方がいただけます。店舗前には大きな釜めしオブジェが存在感を放っているので、道なりにすぐ見つけることができます。店内はカジュアルな定食屋さんの雰囲気で、深川めし・丼を食べにくるお客様で賑わっています。

写真:Etsuko Ciao

写真は「ぶっかけ」タイプの深川丼でお値段1,295円。醤油の出し汁で煮たあさりとご飯に味噌汁をかけた丼です。あさりがたっぷり乗せられ、ご飯の量が多く男性でも食べるとお腹いっぱい!
むっちりとしたあさりの剥き身は歯ごたえあり、ネギ、油揚げと相まって存分にあさりの旨味を味わうことができます。おすすめなのは、最初は卵黄つぶさず一口食べて出し汁とご飯と味わって。

写真:Etsuko Ciao

その次に卵黄を潰してあさり、ネギ、油揚げを混ぜて食べて。卵黄を混ぜると、途端にまろやかでほんのりとした甘みが顔を出します。味の変化を楽しめるのも「深川丼」の特徴です。
<深川 釜匠(ふかがわ かましょう)の基本情報>
住所:東京都江東区白河2-1-13
電話番号:03-3643-4053
営業時間:
11:00〜15:00(火・木)
11:00〜20:00(水・金・土・日・祝日)
定休日:月曜日
最寄り駅:地下鉄半蔵門線、大江戸線「清澄白河」駅

江戸前あさりがルーツの郷土料理

「深川めし」食巡り3選はいかがでしたでしょうか?同じあさりを食材に持ち、創意工夫のもとに3種類の食べ方が生まれ、現在も深川の地で名物として続いています。郷土料理が生まれた背景、時代を振り返りながら味わうとより充実した食巡りになることでしょう。
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
門前茶屋(外部リンク)
https://akr8157866363.owst.jp/
甘味処由はら(外部リンク)
https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131303/13024718/
深川釜匠(外部リンク)
https://a328700.gorp.jp/
お江戸深川めし本家!大正13年創業の老舗割烹「みや古」
https://www.travel.co.jp/guide/article/46215/

【トラベルjp・ナビゲーター】
Etsuko Ciao

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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