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那覇市壺屋「やちむん通り」で女子心くすぐる器を探す

2021.09.17

沖縄に来たら、「あれをしたい」「これを食べたい」という予定があるでしょう。そこに是非加えてほしいのが、沖縄の焼物「やちむん」の店巡りです。
土産物店には必ずと言っていいほど置かれていますが、お薦めは専門店が並んでいる那覇市壺屋の「やちむん通り」です。国際通りからも近いこの通りには、伝統柄からモダン、そしてポップなものまで様々なやちむんが揃います。散策も楽しい壺屋で、ぜひお気に入りを探しましょう!

琉球王府が職人を集めた壺屋

写真:万葉 りえ

東南アジアや中国、そして薩摩の技術なども取り入れ、島の赤い土を使って形成し焼き上げる沖縄の焼物「やちむん」。このおおらかであたたかみのある器は、沖縄料理だけでなくイタリアン等さまざまな料理を受け止める懐の深さも魅力です。
その器の故郷が、那覇市の国際通りからも近い壺屋です。国際通りから平和通り商店街などを進めばつながる、琉球石灰岩が敷き詰められた約400メートルの通り。
現在40ほどの店が並びますが、ここが焼物の中心になったのは、島内の各地に点在していた焼物の窯を琉球王が壺屋に集めたのが始まり。それは1600年代のことでした。

壺屋に残る古き時代の面影

写真:万葉 りえ

時代は移り、第二次世界大戦の空襲で那覇市内はほとんど焼き尽くされてしまいます。しかし奇跡的に戦火を免れた壺屋。そして終戦をむかえると、島内各地にいた陶工たちがまたここに集まり、復興のために食器の生産を開始したのでした。
ですから壺屋は、那覇市内で古き時代の面影を残す貴重な場所でもあるのです。

写真:万葉 りえ

ただ、ご紹介したように国際通りにも近い街中にあるため、街が復興するにつれてほかの場所へ移った陶工もありました。しかし壺屋では登り窯に替わってガス窯で焼成するからこそ、貴重な白土を重ねたり釉薬で様々な色を出したり…と、伝統をふまえたうえでの新しい「やちむん」が生まれています。

通りに並ぶおしゃれで個性的な店

写真:万葉 りえ

300年前から続く窯元の直営店、こちらの「育陶園」本店にも伝統的な味わい深い作品が並びます。でも、伝統に縛られないおしゃれな雰囲気が写真からもお分かりいただけると思います。
色々なシリーズがある中で、下絵なしに彫刻刀で一気に彫り上げるという線彫りの器類は、色はシンプルでいながらじつにお洒落!スタイリッシュな暮らしにもお薦めの存在感ある一品に出会えます。
<育陶園の基本情報>
住所:沖縄県那覇市壺屋1-22-33
電話番号:098-863-8611

写真:万葉 りえ

そしてこちらは県内の作家の作品が並ぶセレクトショップです。「うつわスカート」では、ぽってりした厚みなどにやちむんの伝統を感じさせながらパスタなどを盛り付けても良く合う柄がたくさん揃います。
「アジアの中の沖縄」を感じさせる作品も多く、どんな職人さんが作ったのか等、お店の方との会話を通して選ぶのも楽しいひとときです。
<うつわスカートの基本情報>
住所:沖縄県那覇市壺屋1-21-9
電話番号:098-988-6639

写真:万葉 りえ

その「うつわスカート」のすぐ後方に、ちょっと隠れるようにあるのがこちらの「ヤッチとムーン」です。伝統柄はもちろん独創的な作風も揃う店内。店頭でクマが出迎えてくれるように、動物柄など「可愛い!」と思わず手に取ってみたくなる物がたくさん。誰かにプレゼントしたくなる作品に出会えます。
<ヤッチとムーンの基本情報>
住所:沖縄県那覇市壺屋1-21-9
電話番号:098-988-9639

窓に施された可愛いディスプレイ

写真:万葉 りえ

壺屋には外観もおしゃれな店がいくつもあります。店の外からでも「あ、素敵!」と言いたくなるのが、こちらの「guma-guwa(グマーグワー)」。手がけているのは、初めに紹介した「育陶園」です。
本店とは違うコンセプトで、少し大ぶりのマグカップなどは、毎日使いたくなるはず。シンプルでいながら可愛い模様が入った器は、朝食の時間を豊かな気持ちにしてくれるでしょう。
<guma-guwaの基本情報>
住所:沖縄県那覇市壺屋1-16-21
電話番号:098-911-5361

写真:万葉 りえ

そして、やちむんはもちろん、木製品やガラスなども取り揃えているのがこちらの「UTUWA チャタロウ」です。食器だけではないやちむんの魅力も伝えてくれます。やちむんで造られたアクセサリーもあるので、ぜひのぞいてみてください。
<UTUWA チャタロウの基本情報>
住所:沖縄県那覇市壺屋1-8-12
電話番号:098-862-8890

買い物だけではない、壺屋の魅力

写真:万葉 りえ

やちむん通りから左右にのびる路地へと入って行けば、焼物の破片が道に埋め込まれ、焼物の里の雰囲気がさらに増す壺屋界隈。その先には工房(窯元)も点在します。また、大きな木の下に祀られているこの町の神様にお会いできるかもしれません。
時間があれば路地(すーじ ぐゎー)も散策してみましょう。

写真:万葉 りえ

表に伝統的な紋様の作品が飾られていても、店に入れば沖縄の海の色のような美しいブルーで色づけされたり、ポップな柄が並んでいたり、どんな出会いがあるかも楽しみな壺屋やちむん通り。
ここでは伝統的な文様や技法の作品もたくさん目にできます。初めはよくわからなくても、南の島の自然を反映した作品を見て周るうちに、だんだんと伝統が持つ迫力や描かれた線の力強さ等が感じられてくるでしょう。
絵付け、器つくり、シーサーつくりなど体験も出来ます。ぜひ国際通りからも近い壺屋で、お気に入りを探す楽しみを味わいましょう。

やちむんの魅力をもっと

壺屋には、焼物博物館があり、シーサーの専門店ややちむんを使った器で提供してくれる喫茶店など、他にも寄っていただきたい場所があります。
また、時間がある方には、読谷村にある「やちむんの里」もお薦めです。こちらでは、大きな登り窯を中心に、ゆったりした雰囲気の中で窯元のギャラリー兼ショップが周れます。
おおらかな沖縄の焼物「やちむん」。思い出の品が普段使いできるって素敵だと思いませんか。
ちょっと足をのばしてその魅力にふれてみてください。
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
懐かしい風景も魅力!沖縄「やちむんの里」でお気に入りの焼き物を
https://www.travel.co.jp/guide/article/34369/

【トラベルjp・ナビゲーター】
万葉 りえ

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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