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秋も意外に美しい!桜の名所・奈良の吉野山で紅葉狩り

2021.09.25

奈良の吉野山といえば、桜の名所として、全国的に知られた観光スポット。しかし、秋の吉野山も紅葉が美しく、魅力的であること、ご存知でしたか?吉野山には世界遺産・金峯山寺や吉野水分神社などの社寺・文化財も多く、秋は紅葉を愛でながら世界遺産めぐりを楽しむこともできますよ。今回は桜ではなく、全山が赤く色付く秋の吉野山とその必見スポットをご紹介しましょう。

紅葉のトンネルがお出迎え!近鉄線吉野駅周辺

写真:乾口 達司

「吉野山(よしのやま)」があるのは、奈良県吉野郡吉野町。「吉野山」と名付けられた独立した山があるわけではなく、「金峯山寺(きんぷせんじ)」を中心とした山地周辺を総称して「吉野山」と呼ばれています。
そんな吉野山は、古来、桜の名所として名高く、豊臣秀吉をはじめ、数多くの著名人が吉野山を訪れ、お花見を楽しんでいます。しかし、秋の紅葉も魅力的で、紅葉スポットとしてもお勧め。桜の時期に比べて来訪者の数が少なく、落ち着いて紅葉狩りを楽しむことができます。
吉野山の玄関は、近鉄吉野線の終着駅である吉野駅。電車を利用する方は吉野駅を出発点としましょう。
<近鉄吉野駅の基本情報>
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山6261
アクセス:近鉄線「吉野駅」下車

写真:乾口 達司

まず目指すのは、吉野山の中心にある金峯山寺の「蔵王堂(ざおうどう)」。吉野駅からは歩いて登ることもできますが、お勧めしたいのは、下界と山上とをつなぐ吉野ロープウェイ。吉野ロープウェイを利用すると、ふもとの千本口駅から山上の吉野山駅までわずか数分です。
吉野駅から千本口駅にいたる道筋は紅葉のトンネルとなっており、これからはじまる紅葉狩りの気分を否が応でも高めてくれます。
<吉野ロープウェイ千本口駅の基本情報>
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山
アクセス:近鉄線「吉野駅」よりすぐ

巨大な蔵王権現立像は必見!世界遺産・金峯山寺蔵王堂

写真:乾口 達司

ロープウェイの吉野山駅から道なりに進むと、10分ほどで写真の蔵王堂に到着します。金峯山寺は修験道の総本山で、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する寺院の一つ。国宝・蔵王堂の内陣に安置されている本尊は3体から成る蔵王権現立像で、その像高は約7メートル!その巨大さには圧倒されますよ。
普段は厨子の扉が閉められていますが、毎年春と秋には特別に御開帳されます。秋の御開帳期間は紅葉の時期と重なるため、紅葉狩りの際、あわせて拝観しましょう。
※2021年秋の御開帳期間は2021年10月22日(金)〜11月30日(火)です。

写真:乾口 達司

もちろん、蔵王堂の周辺にも、赤く色付いた紅葉が見られます。

写真:乾口 達司

境内にある吉富稲荷大明神の裏手ものぞいてみましょう。朱塗りの鳥居に負けず劣らず、あざやかな紅葉をご覧いただけます。
<金峯山寺の基本情報>
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山
電話番号:0746-32-8371
アクセス:吉野ロープウェイ「吉野山駅」より徒歩約10分

吉野水分神社への道

写真:乾口 達司

蔵王堂からは「吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)」を目指しましょう。しばらく歩くと人家もまばらになり、道の両脇には樹木が生い茂るようになります。
このあたりでまずお勧めしたいのが、小山神社裏手の公園の一角にあるこちらの紅葉。緑の部分が残っていることで、かえって鮮烈な印象を受けますね。
<小山神社の基本情報>
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山
アクセス:金峯山寺蔵王堂より徒歩約10分

写真:乾口 達司

後醍醐天皇ゆかりの雨師観音堂跡の紅葉も必見です。社殿に覆い被さるように、あざやかな紅葉が見られます。

写真:乾口 達司

下から見上げると、陽の光に透けて、陰翳に富んだ色彩を楽しめます。
<雨師観音堂跡の基本情報>
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山
アクセス:金峯山寺蔵王堂より徒歩約15分

絶景!花矢倉展望台からの眺め

写真:乾口 達司

写真は目的地の吉野水分神社。金峯山寺と同じく、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する神社の一つです。
これまでめぐってきた紅葉スポットとは高低差があるため、吉野駅や蔵王堂の周辺ではあざやかに色付いていた紅葉も、吉野水分神社付近になると、落ち葉が目立つようになります。しかし、そのことでかえって紅葉の最盛期から終盤までの様子を一度に見られるため、貴重な体験となるはず。落ち葉もなかなか風情がありますよ。
<吉野水分神社の基本情報>
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山
アクセス:金峯山寺蔵王堂より徒歩約45分

写真:乾口 達司

吉野水分神社の参拝後は、近くの花矢倉展望台へ足を運びましょう。花矢倉展望台は世尊寺の跡地にあり、国の重要文化財である梵鐘や人丸塚などが残されていますが、何といっても、その魅力は吉野山全体を見下ろせる抜群の眺望にあります。
ご覧のように、まさに絶景!遠くに見える大きなお堂は先ほどご紹介した蔵王堂。お天気がよければ、奈良盆地さらには大阪平野まで眺められます。紅葉があちらこちら色付いているのもおわかりいただけるでしょう。この眺めを見るためにここまで登ってくるかいがありますよ。
<花矢倉展望台の基本情報>
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山
アクセス:金峯山寺蔵王堂より徒歩約40分

写真:乾口 達司

こちらは花矢倉展望台の下方にある横川の覚範の首塚。横川の覚範は鎌倉幕府の追討を受けて都から落ち延びた源義経一行を襲撃した追討人の一人。義経配下の佐藤忠信と戦い、討ち取られたことが『義経記』に記されています。歌舞伎や浄瑠璃に詳しい方であれば、義経の都落ちを題材にした『義経千本桜』の登場人物の一人として、ご存じではないでしょうか。
写真の石塔付近に覚範の首が埋められていると伝わりますが、その周辺の紅葉も見事です。
<横川の覚範の首塚の基本情報>
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山
アクセス:金峯山寺蔵王堂より徒歩約35分

旅の終わりに!夕闇迫る吉野山

写真:乾口 達司

吉野水分神社からさらに奥へと進み、歌人の西行が隠遁したと伝わる西行庵まで足をのばすのも一計ですが、秋は暮れるのが早いので、暗くなる前に蔵王堂あたりまで戻りましょう。
写真は「韋駄天山(いだてんやま)」と呼ばれる丘から撮影した一枚。紅葉狩りも楽しいですが、夕闇迫り、昼間とはまた違った表情を見せる蔵王堂を眺めるのも、旅のよい思い出となるでしょう。
<韋駄天山の基本情報>
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山
アクセス:金峯山寺蔵王堂より徒歩約5分

写真:乾口 達司

お土産には、やっぱり吉野名物・柿の葉寿司。柿の葉寿司は鯖や鮭などの切り身を酢飯とあわせ、柿の葉で包んた押し寿司の一種で、吉野山周辺の柿の産地で作られている奈良の郷土料理です。
写真は蔵王堂の近くに店舗を構える「ひょうたろう」の柿の葉寿司。柿の葉寿司は作られた翌日に食べると、酢飯が馴染んでよりいっそう美味しくいただけます。
<ひょうたろうの基本情報>
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山
アクセス:吉野ロープウェイ「吉野山駅」より徒歩約5分

吉野山で紅葉狩りを楽しもう

桜の名所として名高い吉野山が紅葉の名所でもあったこと、おわかりいただけたでしょうか。吉野駅から吉野水分神社あたりまで足をのばすと、結構な時間がかかるため、時間に余裕を持って吉野山を訪れましょう。秋の一日、吉野山で紅葉狩りを楽しんでみませんか?
※例年の紅葉の見頃は11月中旬から下旬です。
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
ようおこし、奈良県 吉野山観光協会(外部リンク)
http://www.yoshinoyama-sakura.jp/
金峯山修験本宗 総本山 金峯山寺(外部リンク)
https://www.kinpusen.or.jp/

【トラベルjp・ナビゲーター】
乾口 達司

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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