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見知らぬ京都に泊まろう!五条楽園「UNKNOWN KYOTO」

2021-09-28

京都駅からもほど近い河原町五条。その一角にある、かつて京都最大の色街として栄えた五条楽園。つい最近までは観光客はおろか、一般の京都市民も近づきがたい場所でした。
現在は旧遊郭やカフェー建築を、飲食店やゲストハウスへと改装。レトロな雰囲気が、海外からの観光客や若い人を中心に、人気のスポットとなっています。
その中のひとつ、遊郭をリノベーションした「UNKNOWN KYOTO」を紹介します。

遊郭建築と下町レトロな雰囲気が話題の五条楽園

写真:さとちん

京都市下京区河原町五条にある五条楽園。最寄り駅は京阪本線の清水五条駅ですが、京都駅からも歩いて16分と、アクセスの良いエリアです。
街の中心には高瀬川が流れ、京都駅や賑やかな繁華街四条にも近いのにかかわらず、観光客の姿はあまり見られない、静かで落ち着いた街。
それもそのはず、世界的にも有名な観光地京都の中で、このエリアはほんの10年前まで、観光客はおろか、地元の人も迂闊に足を踏み入れることができない、ディープなスポットだったんです。

写真:さとちん

五条楽園は平安時代から続く色街で、江戸後期から明治・大正にかけて、特に栄えていました。しかも、2011年までお茶屋の営業が続いていたんです。
廃業後、いくつかのお茶屋の建物は取り壊されましたが、唐破風(からはふ)の玄関が残る遊郭建築や、お洒落なデザインが施されたタイルやガラス窓のカフェー建築など、貴重な近代建築が注目されるようになりました。
現在は一部の建物を改装。飲食店やゲストハウスとなって続々とOPENしています。
清らかな流れの高瀬川と、緑豊かな木々、歴史的な建造物。かつてのディープスポットは、いまやインスタ映えするフォトスポットへと変わっているんです。

写真:さとちん

築100年以上の遊郭を改装し、2019年11月にOPENしたのが「UNKNOWN KYOTO」。1階がコワーキングスペースとイタリアンレストラン、2階がゲストハウスとなっています。
京都に詳しい人でも、意外に今まで足を踏み入れたことのなかった五条楽園。「UNKNOWN KYOTO」は、その名の通り“見知らぬ京都”を楽しみたい人におすすめのゲストハウスです。

近代建築好きにはたまらない!「UNKNOWN KYOTO」

写真:さとちん

遊郭を改築した「UNKNOWN KYOTO」。遊郭ということですが外観や、タイルが敷き詰められ玄関はカフェーのようです。ちなみに、カフェではなくカフェー。昭和20年代ごろ、現在のバーやクラブのようなお店をカフェーと呼んでいました。当時の流行にあわせて、カフェーっぽく改装しています。

写真:さとちん

2階は宿泊施設となっているのですが、こちらは遊郭の名残がいたるところに残っています。

写真:さとちん

元は渡り廊下にあった手すりを、窓の外手すりへと転用したりと、ちょっとした改修は行われていますが、以前からの材料を使うことで、歴史が感じられる建物になっています。

ドミトリーからデラックスツインまで!

写真:さとちん

ゲストルームはドミトリーも入れると全部で11室。1階にはシングルルームが2つあります。写真は2面に窓がある明るいデラックスツインルーム。

写真:さとちん

資料を広げてのパソコン作業も楽々できる広い机は、ワーケーションでの利用にも便利です。
こちらのゲストルームだけ、洗面台もついています。
他にもツインルームやダブルルームなど、様々なタイプのゲストルームがあるので、目的やシーンにあわせて選ぶことができます。
ゲストルームはすべてフリーWi-Fiが利用可能。いろいろ情報交換ができる、宿泊者専用のサイトに招待されるので、観光スポットやグルメ情報を教えてもらえるのも嬉しいサービス。

写真:さとちん

どこもトイレはゲストルームの外になりますが、2階は6ヶ所もトイレがあるので不便は感じません。洗面所もタイル張りで清潔。色ガラスは妓楼当時のもの。
建物自体そんな大きくないので、どのゲストルームからも近く、利用しやすいです。

24時間シャワー利用可能だけど「梅湯」もオススメ!

写真:さとちん

「UNKNOWN KYOTO」にはお風呂はありませんが、シャワーが4ヶ所あります。建物は古いですが、シャワー室は新しくてきれい!シャンプーなどのバスアメニティも揃っていて、いつでも利用できるのが嬉しい!

写真:さとちん

でも、せっかくなら歩いて3分の「サウナの梅湯」へも出かけてみましょう。
こちらの銭湯もかなりレトロな建物。銭湯なので入浴料は大人450円。それでいて、薬湯からジェットバス、電気風呂、サウナまで楽しむことができるんです。サウナまで無料というのは、ありがたいですね。
地下水を薪で沸かしてるので、とっても肌触りの良いやわらかいお湯です。

写真:さとちん

明治時代から続く銭湯を、2015年に当時24歳だったオーナーが経営を引き継ぎ、廃業寸前の状態から人気銭湯へと再建しました。テレビや雑誌でも紹介されているので、知っている人もいるのでは?
オリジナルグッズに、地元でとれた野菜まで販売され、憩いの場となっています。ポップで明るい「梅湯」は、銭湯初心者にこそ利用してもらいたいです。旅の疲れが癒されますよ。

一歩も外に出ないで過ごせてしまう!

写真:UNKOWNN KYOTO

散策が楽しい五条楽園ですが、UNKNOWN KYOTOはチェックインしたら、一歩も外に出ないで過ごすこともできるんです!
1階では、レストラン「Sin -Dining&Bar-」がランチタイムとディナータイムに営業をしています。ランチタイムはボリューミーな定食や丼が中心。特に唐揚げグランプリで金賞をとったという唐揚げは、京都で一番おいしいと評判です。
夜はがらりと雰囲気が変わり、本格的なイタリアンとお酒が楽しめるレストランとなります。

写真:さとちん

朝食は、京都伏見稲荷にあるパン屋「エッフェル」のパンと、京都西陣の「IWASHI COFFEE」の自家焙煎コーヒー豆で淹れたアイスコーヒーを、お部屋の前に届けてくれます。
料金は税込660円で3日前までに予約が必要です。
ちょっとお行儀が悪いけれど、ベッドの上で食べるのもOKとのこと。ゆったりと過ごしたい朝にはぴったりですね。

写真:さとちん

1階のコワーキングスペースは、宿泊者なら無料で24時間利用可能です。昼間は中庭からの彩光が部屋の隅々まで届く、明るく気持ちの良い空間です。
冷蔵庫やキッチンは自由に利用でき、インスタントコーヒーやお茶も無料で飲むことができます。
近くにはコンビニが2軒、スーパーマーケットが1軒あるので、食料品を買い込んだらおこもりステイができちゃいますよ。
散歩は早朝など人のいない時間に出かけてみましょう。昭和で時が止まっているような街並みに、タイムスリップしたような感覚を楽しめます。

つかの間の京都人を楽しめる「UNKNOWN KYOTO」

ドミトリーなら3,850円。ダブルルームは1部屋9,350円で、1人4,675円とリーズナブル。この値段で、ゆっくり個室で過ごせるのは助かりますよね。さらに3泊以上で20%引き、6泊以上でウィークリープラン適用と、じっくり京都を楽しみたいと思っている人には嬉しいプランも。
京都駅から歩いても18分ほど。貴重な近代建築が点在し、牛若丸が弁慶と出会った五条大橋までも徒歩3分と、ただ散策するだけでも楽しい五条楽園にある「UNKNOWN KYOTO」。長期滞在して、京都人になった体験をしてみませんか?
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
UNKNOWN KYOTO(外部リンク)
https://unknown.kyoto/

【トラベルjp・ナビゲーター】
さとちん

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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