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妖怪世界の入口 兵庫「福崎町辻川観光交流センター」グルメ・お土産も充実

2021-10-01

民俗学の父、柳田国男が幼少期を過ごした兵庫県福崎町、妖怪を使った町おこしで有名です。その発端となった河童が出現する池がある辻川山公園、ここから徒歩5分ほどの場所に妖怪の世界の入口とも言える情報発信基地「福崎町辻川観光交流センター」があるのをご存じでしょうか。情報だけでなく、グルメやお土産、妖怪造形コンテストの作品展示など、いろいろ楽しめる施設でもあります。

建物の前もにぎやか

写真:阿部 吾郎

福崎町辻川観光交流センターに到着すると、建物の前がかなり賑やかな感じです。また、かなり広い駐車場がありますので、車での訪問も問題ありません。

写真:阿部 吾郎

これは、日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」のモニュメントです。明治期に明延鉱山や生野銀山で取れた鉱物を運ぶための馬車道が生野から姫路の飾磨港まで整備されました。その道が、この辻川町界隈を通っていた関係でこのモニュメントが設置されています。
さて、気になるのは馬の背中と荷台にいる河童です。背中にいるのは、福崎町のイメージキャラクター、フクちゃん・サキちゃんのうち、サキちゃんの方です。そして、荷台にいるのはちょっといわく付きの河童です。
辻川山公園の池に出現する、河童のガジロウ。今は、1匹だけで出現しますが、以前は2匹の子ガッパを引き連れ、3匹で出現していました。その、いなくなった子ガッパはどこに行ったのだろうと思われていたのですが、この荷台にいるのがその2匹の子ガッパです。いろいろ事情があって、ここに移ってきたそうです。

写真:阿部 吾郎

福崎の町中には、このような「妖怪ベンチ」が17か所(2021年7月現在)設置されています。福崎町辻川観光情報センターの前にも、2つの妖怪ベンチが設置されています。この河童と雪女もいます。
妖怪ベンチは、福崎町内の様々なお店の前に設置されているのですが、「妖怪ベンチ探索マップ」をこちらの施設で入手して探しに行ってみてください。なお、2021年中にあと2つ増えて、トータル19か所になる予定です。

内部の様子

写真:阿部 吾郎

内部は、木のぬくもりを感じる、モダンな造りになっています。様々な観光パンフレットが手に入る「観光情報コーナー」は、自由に使える休憩スペースとなっていますので、町歩きの途中で立ち寄るのもいいですね。

写真:阿部 吾郎

木枠で囲まれた、迷路の様な一画があります。お土産品が並んでいたり、福崎町で過去5回行われた「全国妖怪造形コンテスト」の作品が展示されていたりします。これは、後程ご紹介します。

写真:阿部 吾郎

食事コーナー「海彦亭(あまびこてい)」もあります。海鮮丼とカレーを中心としたメニューが揃っています。

海彦亭(あまびこてい)のメニュー

写真:阿部 吾郎

海鮮バラ丼(880円)です。マグロ、ハマチ、サーモン、いくらなど、どれも新鮮でとてもおいしいです。海鮮丼は、この他にもマグロユッケ丼(935円)、サーモンユッケ丼(935円)、海彦丼(550円)など、バリエーションがあります。

写真:阿部 吾郎

カレーは、バターチキンカレー(715円)とキーマカレー(715円)の2種類と、両方同時に楽しめる、合がけカレー(880円)があります。
写真は、合がけカレーです。マイルドでコクのあるバターチキンカレー、ピリッとスパイスが効いたキーマカレー、ちょうどバランスがよく両方食べられるのはうれしいですね。この他、ローストビーフ丼(880円)もあります。

写真:阿部 吾郎

ドリンクメニューもいくつかありますが、せっかく福崎町に来たのだから、この2つがおすすめです。
左は、尻子玉クリームソーダ(438円)です。尻子玉というのは、河童が人間から抜き取って行くという架空の臓器のことです。この尻子玉が2つ入っています。ちょっと気持ち悪いですね。でも、ご安心を、ひとつは白玉、もう一つは餡入りの白玉で、とてもおいしいです。クリームソーダなので、もちろんアイスも入っています。
右側は、名物かっぱサイダー(200円)です。こちらは、すっきりとしたゆず味のサイダーです。

おみやげ

写真:阿部 吾郎

おみやげコーナーも充実しています。おすすめは、Tシャツ(各2760円)です。河童をデザインしたものですが、どれもなかなか洒落ています。
マスク、缶バッチ、タオルなど、手軽な小物もそろっています。

写真:阿部 吾郎

もうひとつ、おすすめのお土産は、この妖怪プラモデル第3段「鬼」(1980円)です。第1段は河童、第2弾は天狗で、こちらは既に売り切れとなっています。こちらも売り切れの可能性がありますので、欲しい方はお早めに。

写真:阿部 吾郎

食品系のお土産もあります。注目はやはりかっぱカレー(570円)です。これにも、尻子玉(うずらの卵)が入っています。先ほど、ご紹介したかっぱサイダーも買えますよ。この他、福崎町名産のもち麦を使った商品も揃っています。

全国妖怪造形コンテスト作品展示

写真:阿部 吾郎

柳田国男の「妖怪談義」に掲載されている妖怪の造形作品を募集するコンテストが、5回に渡って行われました。国内外から様々な作品が寄せられましたが、その中で優秀なものが、福崎町辻川観光交流センター内に展示してあります。特に個性が強い作品を3つご紹介しましょう。
ひとつ目は「貝吹き坊」です。熊山古城の堀に住み着き法螺貝のような音を出す妖怪です。これは、お堀のミジンコと融合した姿です。「青千代」さんの作品です。すごい想像力ですね。

写真:阿部 吾郎

こちらは「野衾(のぶすま)」という妖怪です。体の中に蝙蝠がひそんでおり、獲物を捕らえさせます。「杉山幸則」さんの作品です。

写真:阿部 吾郎

いっけん妖怪に見えませが「マイヨイガ」というれっきとした妖怪です。繁華街に好んで出没します。「田渕浩史」さんの作品です。
作品は、まだまだたくさん展示されています。子供が見たら泣き出してしまいそうな怖いものもありますよ。是非、見に行ってみてください。

福崎町辻川観光交流センターの基本情報

住所:兵庫県神崎郡福崎町西田原1470-1
電話番号:0790-21-9053
アクセス:JR福崎駅から徒歩25分
営業時間:10時〜18時
定休日:水曜日
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
福崎町辻川観光交流センター公式ホームページ(外部リンク)
https://fukusaki-fun.com/

【トラベルjp・ナビゲーター】
阿部 吾郎

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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