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普段の食事にちょい足しで美容をサポート!オリーブオイルの栄養素とは?

2022-11-30

普段の食事にちょい足しで美容をサポート!オリーブオイルの栄養素とは?

毎日の料理作りに欠かせないのが調味料類。中でも油は、炒め物やドレッシング作りなど多くの料理に欠かせない存在です。毎日摂るものだからこそ、体にやさしく美容面でも嬉しい油を選びたいですよね。そこで今回は身近な「オリーブオイル」についてご紹介します!

オリーブオイルの種類と使い分け

オリーブオイルは、スーパーやコンビニなど比較的どこでも入手しやすい食用油です。収穫したオリーブの実を圧搾して作られる植物油で、大きく分けて「エキストラバージンオリーブオイル」「バージンオリーブオイル」「ピュアオリーブオイル」の3つに分かれます。
【エキストラバージンオリーブオイル】
エキストラバージンオリーブオイルとは、収穫したオリーブの実だけを使って作られる酸度0.80%以下の基準をクリアした最高級のオリーブオイル。
オリーブ100%ならではの清涼な香りや程よい苦みなど、果実そのものの風味をダイレクトに味わうことができます。風味豊かで生産地やオリーブの種類によって個性も様々です。
〜おすすめの食べ方〜
豊かな風味を味わうためには加熱調理よりも生食がおすすめ。パンにバター代わりにつけたり、お魚のカルパッチョにソースとして回しかけたり、ドレッシング代わりにサラダにかけるなどの使い方が好まれます。
【バージンオリーブオイル】
エキストラバージンオリーブオイル同様、オリーブを圧搾して濾過しただけで、精製したり余分な溶解剤などを加えず作られたオイルです。
酸度0.80%以上のもので、エキストラバージンに比べるとグレードはやや劣りますが、まろやかで万人受けするテイストのものが多く使い勝手が良いオリーブオイルです。生食にも加熱調理にも向いているので、一本で両方叶えたい人におすすめです。
【ピュアオリーブオイル】
精製したオリーブオイルにバージンオリーブオイルを加えて作られたもので、オリーブ本来の強い個性はそこまで感じないものの、米油やキャノーラユニはない爽やかな風味があります。
主に洋風料理の加熱調理に使うのが向いていますが、生食でももちろんOK。オリーブオイル独特の苦みや青臭さが苦手な方は一般的なピュアオリーブオイルがおすすめです。

オリーブオイルの保存法

オイルは基本的に、空気に触れると酸化して劣化が進みます。オリーブオイルも同様で、日光などの光にも弱いため、透明ではなく遮断性のあるボトルに入れ、必ず密封して日光が当たらない場所で保存することが大切です。
ご自宅のキッチンに窓がある場合、置き場所には気をつけ窓際に置くのは避けましょう。

オリーブオイルの栄養素

【ビタミンE】
オリーブオイルには、ビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンと聞くと野菜や果物に多いイメージですが、オイルにも含まれているんですよ。ビタミンEはビタミン類の中でも特に細胞老化を防ぐ抗酸化力が高く、美容面では、エイジングケアに欠かせない大切な栄養素です。
脂溶性なので油脂類との相性がよく、合わせて取ることで体への吸収率がアップします。つまり、オリーブオイルはまさに無駄なくビタミンEを摂取できるエイジングケア食材と言えます。
【ポリフェノール】
オリーブオイルには多種類のポリフェノールが含まれています。ポリフェノール類はビタミンEと同様に抗酸化力が高く、美容面では細胞の老化を防ぎお肌や体を健やかに保ってくれます。
【オレイン酸】
オレイン酸はオメガ9系の脂肪酸で、抗酸化力が高くコレステロールの排出にも関わる良質の脂肪酸です。オレイン酸などの良質脂肪は細胞のエイジングケアだけではなく、うるおいのあるお肌作りやつややかな髪、脳や女性ホルモンの原料としてもとても重要な栄養素で美容に心強い栄養素です。

独断の「油抜きダイエット」はNG!

このように良質脂質や抗酸化成分が豊富なオリーブオイルは、美容にもおすすめの食材なんです!一時期「油抜きダイエット」が話題になりましたが、個人的におすすめはできません。
必要な場合は必ず医師など専門家の正しい指導のもと、体重管理や体質改善を行いましょう。独断での断食や偏食、過剰なダイエットはリバウンドや自律神経の乱れなどリスクが高いので避けましょうね。

カロリーには気を付けて!

ただし、やはり「油」なのでカロリーは高め。オリーブオイルも重量約10gあたり90kcal前後のカロリーがあります。エイジングケアをサポートするとはいえ、過剰摂取は避け適量を料理で取り入れることが大切です。

良質なオリーブオイルでおいしくエイジングケア

パンやサラダにはコレ、加熱調理にはコレ、とオリーブオイルを用途別に数本そろえておくと料理も楽しくなりますよ。
お好みの良質なオリーブオイルを選び、適量を上手に食生活に取り入れることで、おいしく楽しくエイジングケアを叶えましょう!

國塩 亜矢子( フードコーディネーター)
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版!節約・冷凍レシピ(宝島社)
【プロフィール】
フードコーディネーター・インナービューティー料理研究家。「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、メディアでのコラム執筆、レシピ開発等の仕事を通じ、「正しい食のあり方」×「美」についてのエッセンスを伝えている。
出産後は離乳食レシピや妊活・マタニティ・授乳ママレシピの開発にも積極的に取り組み、女性のライフステージごとに関わる「食」の大切さを幅広く発信中。

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提供元:カラダクリアー|身体の内と外から「ホンキノカラダ」をつくる

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