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四国・高知を走る美味しい観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」

2022-12-01

幕末から明治にかけて歴史に名を残す多くの偉人を輩出した土佐(現在の高知県)。「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」は、激動の時代を駆け抜けた幕末の志士たちを育んだこの地を走る観光列車です。新しい時代の幕開けを感じるデザインはもちろん、車窓からの景色や提供されるお食事・ドリンクがハイレベル!土日祝日は高知駅と窪川駅間の運行ですが、今回は金曜日限定で運行される高知駅と奈半利駅間をご紹介します。

観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」

写真:東郷 カオル

「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」は、高知駅と窪川駅間を走る観光列車。運行を開始したのは2020年7月で、既に楽しまれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はこの列車、2021年10月から一部期間の金曜日にだけごめん・なはり線を楽しめるようになったのです。

写真:東郷 カオル

車両は2両編成で、1号車は「クロフネ」、2号車は「ソラフネ」と名付けられています。JR四国の観光列車のデザインは外注ではなく自社で行われていて、独自の世界観が感じられるのも楽しいポイント。
写真は「クロフネ」の車内の様子。大海をゆく蒸気船をモチーフに、文明開化期から萌芽する19世紀末芸術を想起させるデザインとのこと。

写真:東郷 カオル

観光列車の旅は写真撮影が大きな楽しみの一つですが、発車の合図が鳴ったら撮影は切り上げて決められた座席につきましょう。

「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」の2つの顔

写真:東郷 カオル

先ほど「クロフネ」をご紹介しましたが、こちらがもう一つの顔、2号車の「ソラフネ」です。

写真:東郷 カオル

「クロフネ」と比べると、スッキリと明るい内装の「ソラフネ」。未来への夢をコンセプトに、レトロSF小説で描かれる空想科学上の宇宙船をイメージしているとのこと。
座席のレイアウトも「クロフネ」とは異なり、外の景色がより一層楽しめるように配置されています。

写真:東郷 カオル

2号車「ソラフネ」にはバーカウンターが備わっています。焼酎、泡盛、果実酒、ワイン、ジュースなど豊富に揃っていますが、中でもおすすめなのが飲み比べのできるメニュー。
「アテンダントセレクト 土佐の地酒3種」や「高知の柑橘飲み比べセット」は、一度で3つの味を楽しめる優れもの。写真は柑橘飲み比べですが、柚子、小夏、土佐文旦と、ひとことで「柑橘」といっても味の違いがハッキリと分かる濃厚な果汁が楽しめます。友達とそれぞれ好みを語り合うのも楽しいひと時となるでしょう。

高知の美食を楽しむ4つのお食事

写真:東郷 カオル

「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」は走る路線と進行方向によって「立志の抄」、「開花の抄」、「煌海の抄」、「雄飛の抄」とそれぞれに名前が付けられていて、提供されるお料理も異なります。
写真は、ごめん・なはり線の高知駅から奈半利駅行き「煌海の抄」で楽しめる「ひがしこうちの彩り御膳」。高知にある老舗旅館・城西館の和食調理長が東高知の旬の食材を使い、腕を振るったお料理です(要事前予約)。

写真:東郷 カオル

メニューには沿線の特産品が使われていて、途中下車の時間をさらに楽しいものにしてくれます。
例えば写真の「夜須メロンと鰹スモークのブルサンチーズのサラダ」に使われているメロンは、夜須の特産品です。

写真:東郷 カオル

夜須駅は、高知駅を出発して一つ目の停車駅。停車時間が30分以上あるので、散策や駅に隣接する道の駅で農産物を買い求める時間があります。メロンは大きくて持ち帰られない場合は、カットメロンも販売されていますのでお腹に入れて帰るといいでしょう。
また安芸駅でも30分以上停車時間があるので、地元の農産物や水産物が並ぶ安芸駅ぢばさん市場でお買い物を楽しめます。

車窓の景色、沿線での出会いも観光列車の楽しみ

写真:東郷 カオル

夜須駅の手前からは海沿いを走る区間も多く、写真のようなキラキラと輝く海が楽しめます。
どこまでも続くかのような砂浜と雄大な太平洋、その先の水平線。時には松林も見え、飽きることのない景色に目を奪われます。

写真:東郷 カオル

沿線からは手を振って見送ってくれる人も見られ、駅ではお出迎えも。車窓から手を振り返したり、駅で記念撮影を楽しんだり、地元の人との触れ合いも楽しみの一つです。

観光列車、その後どうする?

写真:東郷 カオル

実は終点の奈半利駅は大きな駅ではありません。「観光列車を楽しんだ後にレンタカーを借りて…」と行き当たりばったりで考えていると行き詰まってしまうかも。
もし観光列車の後にレンタカーを借りるなら、終点の奈半利駅まで行かずに安芸駅で下車し、駅レンタカーを借りるのも一つの手です。高知駅から安芸駅の乗車でも、観光列車での時間は1時間40分とたっぷりあります。
※奈半利駅発の「雄飛の抄」は安芸駅から乗車できません。安芸駅で駅レンタカーを利用する案は、高知駅発の「煌海の抄」のみ可能です。

ごめん・なはり線は「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」の新たな楽しみ方

観光列車好きの方ほど、2020年の運行開始早々に乗車しているため、ごめん・なはり線を走る「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」は乗車していない方もいるのではないでしょうか。土日祝日の高知駅・窪川駅間に乗車したことがある方も、新鮮な気分で乗車できる金曜日限定のごめん・なはり線を楽しんでみてください。
※ごめん・なはり線を走るのは、春と秋の金曜日限定です
2022年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
志国土佐 時代の夜明けのものがたり ごめん・なはり線運行特設ページ(外部リンク)
https://www.jr-shikoku.co.jp/yoakenomonogatari/location/gona-line.html
香川と徳島の美味しいとこどり!観光列車「四国まんなか千年ものがたり」
https://www.travel.co.jp/guide/article/45860/

【トラベルjp・ナビゲーター】
東郷 カオル

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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