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赤い提灯とのコラボも!奈良・おふさ観音「春のバラまつり」

2022-12-11

奈良県橿原市にある「おふさ観音」は、正式名を高野山真言宗・別格本山観音寺といい、イングリッシュローズと花まんだらのお寺として知られています。春と秋に行われる「バラまつり」では、約3800種類ものバラが境内を埋め尽くします。そして、2024年の春のバラまつりでは、赤い提灯とバラのコラボも見られます。厄除け寺としても名高いおふさ観音で厄を払い、甘い芳香に包まれながらバラまつりを楽しんでみませんか?

約3800種類ものバラが楽しめる「おふさ観音バラまつり」

写真:モノホシ ダン

観音寺の通称名である「おふさ観音」は、江戸時代に地元の娘「おふさ」さんが、この地で池の中から白い亀に乗った観音菩薩に出会い、小さいお堂を建立して祀ったのが起源とされています。
山門前には、厄除け参りのほかに、大和の七福神と大和信仰の原点である三輪山を参って、8つの福宝をいただくおめでた詣りである「大和七福八宝」、および、奈良県の13の寺院からなる霊場「大和十三仏霊場巡拝」の看板が立っています。それぞれに個性豊かな寺院をめぐるのもおすすめです。

写真:モノホシ ダン

ところで、おふさ観音のお祭りでは、なんといっても「バラまつり」が有名です。1995年(平成7年)から毎年開催されている恒例の行事で、バラの見頃である春と秋に、約3800種類・約4000株のバラを見ることができます。
境内には、2023年10月7日(土)から2024年6月23日(月)まで開催中の「提灯まつり〜赤の幻想編〜」の提灯が吊るされています。そのため、2024年の春のバラまつりは、バラの花と提灯の競演で、一段と華やいだ雰囲気になります。

写真:モノホシ ダン

本堂には、ご本尊の十一面観音像が秘仏としてお祀りされていて、毎年、4月17日・4月18日に行われる「秘仏御開帳」で参拝者に特別公開されます。
また本堂内では、寺宝の「百万遍の数珠」や「生き人形(飯田喜八郎像、初代安本亀八作)」を見ることができます。飯田喜八郎氏は、明治の地元の名士で、おふさ観音の発展のために尽力された方です。
<本堂の基本情報>
拝観料:300円
拝観時間:9:00〜16:00

バラまつりではバラの咲き方にも注目

写真:モノホシ ダン

おふさ観音のバラまつりの特徴は、そのバラの品種の多さにあります。現在、多くのバラ園では一品種の株数を多く栽培していますが、おふさ観音では参拝者に多くの品種を同時に楽しめるように、基本的に1品種1株を栽培しています。

写真:モノホシ ダン

おふさ観音のバラは、イングリッシュローズが中心で、赤やピンク、黄色などの花が咲き誇り、境内には甘いバラの香りが漂っています。色とりどりのバラが咲く様子は仏様の世界にも例えられ「花まんだら」とも呼ばれています。

写真:モノホシ ダン

バラまつりでは、バラの咲き方にも注目してみましょう。一般的にバラの花というと、花びらが20枚以上の「八重咲き」が思い浮かびます。
ほかに花びらが6枚から19枚で、芯・しべが見える「半八重咲き」(写真)、花びらが5枚で芯・しべが見える「一重咲き」、外側の花弁ほど大きく中心に近づくほど小さくなりながら整然と並んでいる「ロゼット咲き」などがあります。おふさ観音で、色々なバラの咲き方も観察してください。

「諸願成就のバラの絵馬」に「バラ猫目鈴守り」も

写真:モノホシ ダン

寺務所前には、バラやお花にちなんだものが並んでいます。おふさ観音で人気の絵馬が「諸願成就のバラの絵馬」(1200円)。本堂裏手の絵馬掛けに、願い事と名前を書いて奉納しましょう。

写真:モノホシ ダン

おみくじでは「華みくじ」(200円)や「招き猫おみくじ」(300円)が楽しい。華みくじには、8種類の花にちなんだ和歌が添えられていて、願い事を書き入れ、身につけることで幸運が訪れます。
招き猫おみくじには、28種類の小さな招き猫が納められていて、お財布等に入れておくと様々な御利益がいただけます。

写真:モノホシ ダン

御守りでは、「バラ猫目鈴守り」(800円)がおすすめです。鈴の音色には邪気を払う力があり、またヒーリング効果もあります。鈴守りには、ブルー、レッド、ホワイトの3色が用意されています。

境内の「恵比寿尊社」や「三宝荒神堂」にもお参りしたい

写真:モノホシ ダン

境内のパワースポットでは「恵比寿尊社」が。おふさ観音は、「大和十三仏霊場会」のほかに「大和七福八宝の会」にも属していて、恵比寿天様は、大和七福八宝の神様の一人として、商売繁盛・家運隆昌などの御利益がいただけます。

写真:モノホシ ダン

ほかに、恵比寿尊社の左手に位置しているのが「三宝荒神堂」です。“かまどの神様”として信奉される神社で、火難除去・厄除けに霊験あらたかです。

写真:モノホシ ダン

本堂の左側から、つるバラのアーチをくぐり抜けた通路の左手にあるのが「メダカの学校」です。整然と並んだ水槽には、たくさんの種類のメダカが飼われています。
楽しそうに優雅に泳ぐメダカを見ていると、いつか見たような懐かしい風景が脳裏に浮かび、童心に返ることができます。

「茶房おふさ」の“バラジュース”で優雅なひとときを

写真:モノホシ ダン

おふさ観音の縁起として語り継がれる「亀の池」「鯉の池」を囲むようにしてあるのが「円空庭」と呼ばれる日本庭園です。円空庭の奥にある「茶房おふさ」では、ドリンクや軽食をいただきながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

写真:モノホシ ダン

バラまつり期間中のドリンクでは、見た目も鮮やかな「バラジュース」(700円)がおすすめ。甘くてスッキリと美味しく気分もリフレッシュできます。
ほかにドリンクには、プラス150円で橿原名物「はにわまんじゅう」も。古墳の副葬品として知られる“はにわ”をかたどったもので、種類は「馬」「壺」「鈴」「武人」の4種類。どれがついてくるかは、注文時のお楽しみです。カステラのやさしい舌触りと、こし餡のまろやかな甘さを味わってください。
<茶房おふさの基本情報>
営業時間:10:00〜16:00(ラストオーダー15:30)
定休日:不定休

写真:モノホシ ダン

御朱印では、バラまつり期間中の限定御朱印がおすすめです。鮮やかなバラの押印が綺麗です。左は「童心」。空を見上げる子供の様子から童謡・唱歌の『めだかの学校』の歌詞が浮かんでくるようです。
また、境内で大人気の「メダカのご朱印」(700円)も新登場。参拝の記念に授かってみてはいかがでしょうか。

「おふさ観音風鈴まつり」も見逃せない

いかかでしたか。おふさ観音では、このほかにも夏の風物詩として定着した「おふさ観音風鈴まつり」があります。期間は夏期の2ヶ月間です。
期間中、境内には約2500をこえる風鈴が吊るされ、その音色から心地よい涼を感じることができます。
春の「おふさ観音バラまつり」に引き続き訪れてみてはいかがでしょうか。
2024年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
おふさ観音(外部リンク)
http://www.ofusa.jp/
シャボン玉とのコラボも!奈良・橿原「おふさ観音風鈴まつり」
https://www.travel.co.jp/guide/article/44052/
橿原市観光情報サイト(外部リンク)
https://kashihara-kanko.or.jp/

【トラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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