絶景に癒される!歴史とリゾートが溶けあう宮崎リトリートスポット

忙しい日常から離れて本来の自分に戻る時間=リトリート旅に出かけたいなと考える人は多いはず。絶景を堪能したい、神聖な場所で心を落ち着けたい、ジューシーなフルーツも食べたいといった願いをすべて叶えてくれるのが宮崎です。神社にいるのに、南国の森の中を歩く不思議な感覚を味わえるのは宮崎ならでは。波のBGMの聞き方、鬼の洗濯板の使い方など、心身をリフレッシュするおススメスポットの遊び方を交えてご紹介します。

ウォーキングリトリート「青島神社」

周囲約1.5kmの青島全体が境内、そしてパワースポットとして有名な青島神社。初代天皇(神武天皇)の出生にまつわる山幸彦と豊玉姫が結ばれた地であることから縁結びにご利益があり、恋愛成就にまつわるハート形の絵馬や恋みくじなどであふれています。
最強の縁結びスポットは本殿横にある祈りの小道の奥にあります。絵馬のトンネルをぬけると、亜熱帯の木々が空高く茂り、まるでアジアンリゾートのよう。歩いているだけで心が浄化されていくような小道を歩けば恋愛成就だけでなく、心も体もキレイになれるかも!?

ビーチから青島までは橋がかけられています。干潮時は「鬼の洗濯板」と呼ばれる自然が作った石の景観を楽しめ、満潮時は、海の上を歩いているかのような浮遊感も楽しめる橋。
また島全体に繁茂しているビロウ樹は約5,000本もあり、樹齢300年を超えるものも!約30分ほどで島を一周できるので、潮風がビロウ樹の葉を揺らす音、波が打ち寄せる音をBGMにのんびり散策としゃれこみましょう。

干潮時は、鬼の洗濯板の上を歩くことができます。小さいカニがうろちょろ歩いていたり、かわいい生物に出会えます。
ただ歩くだけでなく海を眺めるベンチ代わりにしても。遠くからみるとごつごつした感じですが、近づいてみると大小さまざまな窪みに気づくはず。自分のお尻にフィットする窪みに座ってみると、なんともいえない心地よさ。歩き疲れた足を休め、リラックスするのにぴったりです。
＜青島神社の基本情報＞
住所:宮崎県宮崎市青島2-13-1
電話番号:0985-65-1262

年中南国ムード満載「宮交ボタニックガーデン青島」

青島神社のすぐそばにある宮交ボタニックガーデン青島。青島にも自生するビロウ樹や宮崎県木のフェニックスなどのヤシ科の植物が植樹され、温室には、ハイビスカスなどの亜熱帯の花木類やマンゴーやパパイヤなどの熱帯果樹が無料でみられます。
中でも目をひくのが中央にあるロータリー花壇。季節ごとにブーゲンコレクションやトロピカルフェアなどを開催し、色とりどりの花々で楽しませてくれます。

癒し効果抜群なのが大温室。これが無料なの?と驚くほど、南の楽園に迷い込んだかのような美しい小道を歩くことができます。
赤やピンクのブーゲンビリアやプルメリアなどの美しい亜熱帯花木も咲き乱れ、見ているだけで心身が癒されていくよう。シンガポール植物園と姉妹植物園50周年を記念して贈られたミニマーライオン像に続く小道もおススメです。
＜宮交ボタニックガーデン青島の基本情報＞
住所:宮崎県宮崎市青島2-12-1
電話番号:0985-65-1042

ガーデン内に併設されたカフェは、宮崎名物マンゴーが1年中食べられるマンゴーマニアおススメのスポット。マンゴーのスムージーはマンゴーを生で食べているかのようなジューシーさ。マンゴートッピングソフトは大振りにカットしたマンゴーがごろっとのり、食べ応え抜群!夏の旬以外は冷凍マンゴーになるものの、ジューシーさは健在。
とろけるマンゴーの甘さが口いっぱいに広がり口福のひととき。
＜パラボラチョカフェの基本情報＞
住所:宮崎県宮崎市青島2-12-1
電話番号:0985-65-1042

走る!走る!トロピカルロード&日南フェニックスロード

青島神社にいく手前のビーチにはカフェやほっと一息つけるベンチがあり、のんびりくつろぐのにぴったり。また、海岸線沿いには「トロピカルロード」と呼ばれるヤシの木が等間隔で植樹された広い道も整備されています。ゆっくり散歩するのもよし、レンタサイクルで風をきって走るのもよし、ただそこに座って青い海と空を眺めるもよし。
海岸線沿いに長く続いているので、人がいても気にならず、プライベート感覚でリラックスできます。

ドライブ派なら、宮崎市から日南市をつなぐ国道220号線、通称「日南フェニックスロード」がおススメ。青い海とヤシの木、宮崎県木「フェニックス」のコラボが南国ムードを盛り上げてくれるはず。
地球の丸さを体感するなら道の駅フェニックスへ。展望デッキからは太平洋が一望。干潮時には鬼の洗濯板の上を歩くことも。海に向かってベンチが置いてあるので心ゆくまで青い海と空、潮風を堪能できます。
＜道の駅フェニックスの基本情報＞
住所:宮崎県宮崎市内海381-1
電話番号:0985-65-2773

小さいヤシの木も。国道220号線沿いにはところどころに駐車スペースを設けているので、気に入った場所に車をとめて海沿いを散歩するのもおススメ!

心を解き放つ感覚を味わえる「サンメッセ日南」

日本のモアイ修復チームの奉仕と友情に対し、イースター島の長老会と町民が、日本で復元することを認め、世界で唯一イースター島以外でモアイ像が見られる宮崎。
高さ4.5m、重さ約20トンのモアイ像は近くでみると迫力満点。7体のモアイ像は海に向かって右から学力運、金運、結婚運、全体運、恋愛運、健康運、仕事運が向くとされているのでお目当てのモアイ像に触れてみてください。

敷地内にはモアイ像以外にも、かわいらしい石像がちらほら。表情がなんともおだやかで思わずほっこり。

斜面を登っていくとさまざまな角度からモアイ像を楽しめます。フランス語で見る人という意味のヴォワイアンの像はとってもカラフル。モアイをみている姿がとってもかわいい。一緒に座ってモアイ像と青い海、またはるか遠くイースター島にいるモアイたちに思いをはせてみてはいかが。
そのほかにも東屋つきのベンチ、ブランコなどモアイを眺めるスポットがいたるところにあるので、日頃の運動不足解消のためにもぜひ登ってみてください。
＜サンメッセ日南の基本情報＞
住所:宮崎県日南市大字宮浦2650
電話番号:0987-29-1900

歴史と南国リゾートを一度に楽しむ「鵜戸神宮」

鵜戸岬の突端にある鵜戸神宮は、洞窟の中に鮮やかな朱塗りの本殿がある全国でも珍しい神社です。朱塗りの鳥居に石灯篭は日本の神社でよく見慣れた景色ですが、そこにヤシの木と青い海が当たり前のように寄り添うのが宮崎ならでは。南国リゾートと神社が融合するなんとも不思議な組み合わせながら、なぜかしっくり景色に溶け込み、歩いているだけで心が穏やかになるよう。

潮風を浴びながら本殿に向かいます。断崖絶壁と赤い階段、青い海のコントラストが美しい!
階段が急なので景色にみととれて足を踏み外さないようにご注意を。

洞窟の中にあるため、一歩足を踏み入れるとひんやりとした空気が体を包みこみ、浄化されていくような感覚に。洞窟の中に入ると鵜戸神宮の神様のお使いのうさぎにちなんだ「なでうさぎ」がいます。撫でると病気平癒開運などが叶えられるといわれているので心をこめて撫でてみてください。
最後に見逃せないポイントを2つ紹介。
ひとつめは、本殿に向かう道の途中にある鵜戸稲荷神社。赤い鳥居が続くフォトジェニックスポットなのでお見逃しなく。
もうひとつは、鵜戸神宮入口にあるおしゃれカフェ。コーヒーのほか、マンゴー味のかき氷にソフトクリームとフレッシュマンゴーがトッピングされたスノーアイスマンゴーが食べられます。歩き疲れたら甘いマンゴーで一休みが宮崎旅行の定番です。
＜鵜戸神宮の基本情報＞
住所:宮崎県日南市大字宮浦3232
電話番号:0987-29-1001

心も体も”ととのう”スポットは宮崎空港からアクセス抜群

今回紹介した宮崎リトリートスポットは宮崎空港から近い順番に紹介しました。一番近い青島神宮は約15分ほど。国道220号線は真ん中にヤシの木が等間隔で植樹されているところが多く、空港からのドライブも南国ムードが楽しめます。
青島エリアの観光地は青島駅から徒歩圏内にあるので、電車での移動も問題ありません。レンタサイクルも充実しているので1日かけてのんびり過ごすのがいいでしょう。日南エリアは車もしくはバスがおススメです。
宮崎でしか出会えない歴史とリゾートが融合する不思議な絶景旅へ、心も体をオフモードにして本来の自分を見つめなおすきっかけとなる旅になるはず。
2022年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
青島神社(外部リンク)
https://aoshima-jinja.jp/
宮交ボタニックガーデン青島(外部リンク)
https://mppf.or.jp/aoshima/
道の駅フェニックス(外部リンク)
http://michinoekiphoenix.jp/
サンメッセ日南(外部リンク)
https://www.sun-messe.co.jp/
鵜戸神宮(外部リンク)
https://www.udojingu.com/

【トラベルjp・ナビゲーター】
浮き草 ゆきんこ