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「百塔の街」世界遺産のプラハを見渡せるビューポイント5選

2023-01-11

世界遺産の街プラハ。街の中心をヴルタヴァ川が悠々と流れ、川の西側の小高い丘にはプラハ城があり、緑に囲まれたペトシーン公園があります。また東側には歴史の重みを伝える建造物がてんこ盛りの旧市街・新市街が広がるチェコの首都です。
この街並みを丸ごと一望できるお薦めスポットが街中には点在しています。歴史的建造物でもあり展望台でもある、エレベーターもしくは階段でアクセスできるスポットを5箇所ご紹介します。

カレル橋の両端の橋塔

写真:Hiroko Oji

世界遺産であるチェコの首都プラハで人気の高い観光スポットの一つであるカレル橋。全長520メートルもあるプラハ最古の石橋の両側には、30体の聖人や英雄の像が建ち並びます。
このカレル橋の両端には、それぞれ大きな橋塔がそびえています。旧市街側は「オールドタウンブリッジタワー」、マラー・ストラナ側は「レッサータウンブリッジタワー」と呼ばれ、両塔とも、街を守るための見張り台としての役目や、橋塔の鉄柵が敵の侵入を防ぐなど、重要な役目を担っていました。
現在、中では常設展示が行われ、橋塔の上は展望階となっており、プラハの絶景を眼下に望む事ができます。

写真:Hiroko Oji

では、まずオールドタウンブリッジタワーから上ってみましょう。14世紀に建設されたもので、当時のヨーロッパにおいてはゴシック建築の最高傑作でした。橋塔の中段と上段には合計5体のチェコを代表する守護聖人の像が建っています。
残念ながらエレベーターはなく木製の螺旋階段を上らなければなりませんが、展望階からはカレル橋の全景とプラハ城を含めプラハ市内の絶景が楽しめます。
<オールドタウンブリッジタワーの基本情報>
住所:Karluv most,110 00 Praha 1,
電話番号:+420-775-400-052
営業時間:10:00〜20:00(3月・10月)、10:00-22:00(4月〜9月)、10:00-18:00(11月〜2月)
入口:塔の真下

写真:Hiroko Oji

こちらはレッサータウンブリッジタワー。二つの橋塔が中央にゴシック門を挟んで建っています。低い橋塔は13世紀以前に建設されたもの、高い橋塔は1464年に建設されたものです。どちらの塔も16世紀末に一度修復され、新たな装飾が加えられています。
高いほうの塔の木製の螺旋階段を上ると、展望階からはカレル橋と共に旧市街方面の風景、反対側ではマラー・ストラナ側の景観が楽しめます。

旧市街の火薬塔

写真:Hiroko Oji

旧市街にある壮麗な装飾の市民会館の隣に後期ゴシック建築の塔「火薬塔」がそびえ立っています。1475年の建設で、元は旧市街を守る城壁門の一つだったのですが、17世紀に火薬を保管する倉庫として使われた事でこう呼ばれるようになりました。

写真:Hiroko Oji

高さ65メートルのこの塔には186段の階段で上ることができます。44メートルにある展望階からは旧市街側と旧市街の外側の両方の景観が楽しめます。

写真:Hiroko Oji

入場料を支払う階とその上の階はギャラリーとして利用されており、数こそ少ないですが彫像やステンドグラス、パズル、塔の歴史などを見ることができます。
<火薬塔の基本情報>
住所:nam.Republiky5,110 00Stare Mesto,
電話番号:+420-775-400-052
営業時間:10:00〜20:00(3月・10月)、10:00-22:00(4月〜9月)、10:00-18:00(11月〜2月)
アクセス:旧市街広場から徒歩5分、プラハ・マサリク駅から徒歩2分

聖ヴィート大聖堂の南塔

写真:Hiroko Oji

こちらはプラハ最大の観光スポットであるプラハ城内にある聖ヴィート大聖堂の南塔。高さ99.6メートルあり、56メートルの位置まで287段ある石の螺旋階段で上る事ができます。

写真:Hiroko Oji

上りきった展望階からはプラハ城内やカレル橋や旧市街方面を含めたヴルタヴァ川沿いに広がるプラハ市内、ペトシーン公園方面など360度のパノラマビューが広がります。聖ヴィート大聖堂自体がプラハ市街の小高い丘の上にあるため、旧市街を見下ろすその景観は圧巻の一言につきます。

写真:Hiroko Oji

聖ヴィート大聖堂の尖塔や屋根などもすぐ目の前に見る事ができます。大変な思いをして階段を上っただけあって、見ごたえはバッチリ!時間があればぜひ上ってみてくださいね。
<聖ヴィート大聖堂の南塔の基本情報>
住所:Treti nadvori Prazskeho Hradu,119 00 Praha 1-Hradcany,
営業時間:9:00〜17:30
入口:第3の中庭に面した塔の真下

旧市庁舎の塔

写真:Hiroko Oji

旧市街広場にある旧市庁舎は14世紀〜19世紀にかけて建設された複数の異なる建物が増改築された結果、集合体となっているものです。第二次世界大戦時、空爆により建物の北側がほぼ全壊してからは修復されず、現在は公園となっています。
旧市庁舎の建物の中で一番広場寄りにあるのが天文時計のある時計塔。旧市庁舎のシンボルであり、約70メートルの高さを誇ります。エレベーターで上まで登る事ができる数少ない施設の一つです。もちろん階段ででも上ることができますので、ご自分の体力に合わせてお選びください。

写真:Hiroko Oji

塔の上からは旧市街広場を見下ろせるだけでなく、プラハ市内を一望のもと。

写真:Hiroko Oji

プラハ城やペトシーン公園も視界にとらえる事ができます。
<旧市庁舎の基本情報>
住所:Staro mestske nam.1/3,110 00 Stare Mesto,
電話番号:+420-775-400-052
営業時間:9:00〜21:00(日・月曜11:00〜20:00、土曜9:00〜16:00)

ペトシーン展望台の塔

写真:Hiroko Oji

ヴルタヴァ川の西側、マラー・ストラナ地区南半分に位置するペトシーン公園は、丘の斜面に広がる緑豊かな一帯。トラムの9、12、15、20、22のいずれかの路線に乗って「Ujezd LD」で下車するとケーブルカーでアクセスできます。
この公園にも展望スポットが潜んでいます。パリのエッフェル塔を模した展望台「Rozhledna」で、その高さは60メートル。エレベーターか299段の外階段をグルグル回りながら展望階へ上れます。

写真:Hiroko Oji

展望階からは聖ヴィート大聖堂やカレル橋はもちろん、旧市街広場のティーン教会などが見渡せます。高さ60メートルといっても丘の頂上にあり、実際は約300メートルの高さからの眺望になりますので、丘の上にあるプラハ城をも見下ろす感じです。快晴であれば、150キロメートル離れたプラハ最高峰のスニェシュカ山まで見ることができます。

写真:Hiroko Oji

せっかく丘の上まで来たのだから、ついでにすぐ横にある小ぶりのお城のような建物「鏡の迷路(写真)」や、望遠鏡で夜や日中の空を観察したり天文学に関する展示も見られる天文台へも足を運んでみてくださいね。
<ペトシーン展望台の基本情報>
住所:Petrinske sady 633,118 00 Praha 1-Mala Strana,
電話番号:+420-775-400-052
営業時間:10:00〜22:00(4月〜9月)10:00〜20:00(10月〜3月)

高いところからの眺望は最高!

プラハの街中には様々な建築様式の建造物がギュッと詰まっており、見応えたっぷり。その街自体をちょっと違った角度から見るのも感慨深いものがあります。すべてがエレベーター完備ではなく、何段もの階段を上らないとその絶景にはお目にかかれない所もありますが、最上階で目にする眺望は最高。ぜひ時間と体力に余裕を持たせて、プラハの街を楽しんでくださいね。
体力温存のためには市内公共交通機関のトラムやメトロのご利用をお薦めします。ヴィジターパスを購入すれば市内交通はすべて無料となりますし、パスがなくても1日券や3日券などの利用でお財布にも優しい。さらに65歳以上のシニア世代はすべて無料で利用できますので、参考にしてみてください。
2023年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
チェコ政府観光局(外部リンク)
https://www.visitczechrepublic.com/ja-JP/Destinations/Prague

【トラベルjp・ナビゲーター】
Hiroko Oji

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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