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「大丈夫、大丈夫!」子育ての失敗を豪快に笑うママ友の裏の気持ち。実はママ友には意外な過去が!?

2023-03-01

長男が入園した幼稚園に、性格がとても明るく話し方も豪快なママAさんがいました。自身の子育ての失敗も笑い飛ばしながら周りのママに話し、他のママ友の失敗に対しても「そんなの大丈夫! 大丈夫〜!」とママ友の背中をたたきながら笑うのです。楽観的だなと思っていたAさんですが、実は、過去があることがわかりました……。

勝手な印象とママ友の過去

そのころの私はというと、次男が生まれたばかりで、長男の幼稚園の準備を忘れがちに。「忘れ物などの失敗をして、先生に迷惑をかけたくない。先生にダメな母親だと思われたくない」とそんなことばかりを気にしていました。

そんな私にとって、どんな失敗も「大丈夫」と笑ってしまうAさんを失礼ながら「楽観的な人だな」と勝手な印象をもち、うらやましくも感じていました。

時間がたつにつれてAさんと関わることも増えていきました。私は「私と性格の違うAさんには理解してもらえないかも」と思いつつも、ワンオペのつらさや子育ての失敗や悩みをAさんに言いました。するとAさんは「……わかる」と言ってAさんの話も聞かせてくれました。

「子どもたちがもっと小さかったころ、私もワンオペで無理をしてしまった。そのせいで、胃潰瘍になって倒れてしまったことがある。先生に入院するように言われたけれど、子どもたちを残して入院するわけにはいかない!と言ってさらに無理を重ねて体をボロボロにした過去があるの」と。

「生きていればいい」

さらに「そのときに思ったのは、母親は元気でいることが一番だということ。そのためには多少手を抜いたってかまわないんだよ。失敗は誰にだってある。そんなことで先生たちは私たちを責めたりしない。生きていればいいの。子どもも親も元気に生きられていたら、それだけで充分なんだよ」と言ってくれました。

いつも明るく元気なAさんにそんな過去があったなんて知らなかった私。Aさんは決して何も考えずに「大丈夫」と笑い飛ばしていたのではなく、自身の経験から皆を励ましてくれていたのだと気付きました。

思えばAさんの周りにはいつも人がいました。頑張っているママたちはAさんに「大丈夫」と言ってもらいたかったのかなと思います。自身の過去から周りを励まし支えようとしてくれるAさんは、私にとってとても尊敬できる人でした。私も失敗を悔やむだけではなく、経験から学び直し、周りの人も助けてあげられる人になりたいと思います。

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監修/助産師 松田玲子

著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。

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提供元:ベビーカレンダー

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