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<16歳の母>「出産や育児の現実を目の当たりにして…」現実とのギャップを埋める作業とは

2023-03-23

16歳で母になった少女の出産までの道のりを描いた「助産師が見た、奇跡の出産物語」。現役助産師が命の現場で見たリアルとは――。16歳の紗季さんは、別の高校に通う彼氏と交際中に妊娠していることが判明。病院で出会った助産師や患者さんと心を通わせながら、時に戸惑いながら母になっていく姿を追います。

紗季さんと哲くんの間には、小さな命が宿っていました。しかし、彼女たちはまだ16歳。経済的なことや社会のことはもちろん、現実を知らない彼女たちに両親は中絶することを提案。しかし、2人の「産んで育てたい」という強い想いは揺るぎません。その想いを聞いた両親は長時間の話し合いを重ね、「出産」という道を選んだのです。それから病院に通っている中で、ある助産師さんと出会いました。その助産師さんは紗季さんのために、あらゆることを教えてくれます。

出産や育児の現実を目の当たりにして…

16歳の母〜助産師が見た、奇跡の出産物語〜 9
16歳の母〜助産師が見た、奇跡の出産物語〜 9
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助産師さんは紗季さんに「イメージしてほしいの」と伝え、出産や育児の「現実」を一つひとつ丁寧に教えてくれました。

まずは、体のこと――。紗季さんはまだ16歳。大人の体とは違い、ホルモンバランスが不安定だったり、骨盤がしっかりしていなかったりと不十分なことが多いのです。赤ちゃんが紗季さんのお腹の中で順調に育ち、元気に産まれてくるまでに起こる症状やリスクなどを、包み隠さず説明しました。

育児のこと――。育児は、1人の人間を育てるため労力が必要。大変なこともあるけど、笑ってくれたり、歩くようになったり、喋れるようにったり……少しずつ成長していく姿を見ると、喜びのほうが大きいと伝えます。

授乳のこと――。おっぱいが出るまでに数日かかることや、生まれたばかりの赤ちゃんの胃は小さいこと、2〜3時間に1回授乳することもあるため寝不足になるなど、授乳のあるあるを説明。

離乳食のこと――。生後数カ月すると離乳食がスタート。世の中のママさんとパパさんはこうやって食べさせているよ!と見本をみせてくれたり、子どもと大人の食べるスピードの違いを教えてくれたり、テーブルが汚れてしまうことなど、事実をしっかり伝えました。

初めての妊娠や育児はわからないことが多く、育児放棄や虐待に発展してしまうことも……。こんな悲しい事件が起きないように、現実をしっかり伝え、ギャップを埋める作業も大切なのだと感じます。大変なことはいっぱいありますが、一つひとつを楽しみながら、そして、その現実をしっかり受け止めて子育てに励めるといいですね。

作画/ふらみんこ

「16歳の母〜助産師が見た、奇跡の出産物語〜」のマンガは、下記にて掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪

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提供元:ベビーカレンダー

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