2023-03-27
近年、美容や健康のために体の内側から整えるためにヘルシーな食生活や腸活を意識している人も多いのではないでしょうか。
中にはコンビニやファストフード生活を控えたいと思っているけどなかなかやめられないという人も多いはず。今回は、「インナーケア」のために変えたい習慣についてご紹介します。
コンビニやファストフード、デリバリーなどで便利に食品を購入することができる一方で、体に必要な栄養素が不足している、糖質や脂質の摂りすぎ、運動不足、腸内環境の乱れなど美容や健康面に関する悩みや疑問を感じている人も多いですね。
私たちの体は食べたもので作られるため、ただ単に空腹を満たすだけでなく、体にとって必要なものを摂取したいもの。インナーケアを意識して体の内側からキレイになりたい、乱れた食生活を整えたいという人は以下のような習慣を変えてみてください。
①古い油、サラダ油、マーガリン、ドレッシングを控える
体にとって適度に脂質は必要ですが、摂り入れる油の質が大切です。油の主成分は「脂肪酸」で、脂肪酸は大きく分けると「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類があります。
「飽和脂肪酸」は肉類や乳製品に多く含まれています。常温で固形の脂であり、バター・ラード・ココナッツオイルなどが当てはまります。一方「不飽和脂肪酸」は、植物や魚に多く含まれていて、サラダ油・オリーブオイルなどです。
消化吸収が早くエネルギーとして消費しやすく、脂肪として蓄積されにくいのが中鎖脂肪酸を含む「ココナッツオイル」です。血中の悪玉コレステロールを下げ、生活習慣病を予防する効果があり、酸化しにくいのがオレイン酸を含む「キャノーラ油」「オリーブオイル」です。
善玉コレステロールと悪玉コレステロールの両方を下げてしまうため摂りすぎに気をつけたいのはリノール酸を含む「サラダ油」「ごま油」です。
手軽でお手頃な値段で購入できるファストフードは油を使ったメニューが多く、何度か繰り返し使用し、酸化した油を使用している場合もあります。スーパーやコンビニで購入するパンにもマーガリンが使用されている、朝食のパンにマーガリンをつける、サラダにはドレッシングやマヨネーズを使用することも多いと思います。
このように油を多く含む揚げ物やファストフードを週に何度も食べる、パンには必ずマーガリンをつける、サラダにはマヨネーズやドレッシングをたっぷりかけるという人は必要以上に油を摂りすぎている場合もあります。
インナーケアのポイントとして、質の良い油を選ぶ、ココナッツオイルやキャノーラ油・オリーブオイルを取り入れる、必要以上に摂りすぎないことを意識してみましょう。
②ビタミンを摂る習慣をつける
日々の食生活では糖質や脂質の多いものに偏りやすく、たんぱく質やビタミンが不足しがちです。ビタミンが不足すると、疲れ、肌荒れ、目の疲れ、口内炎などを招きやすくなります。
ビタミンを含む豚肉、レバー、魚(かつお、マグロ、鮭、さんま、うなぎ)、野菜(菜の花、ほうれん草、ブロッコリー)、果物(柿、キウイ)、大豆、納豆、玄米などを摂るように意識しましょう。果物はストロベリーやブルーベリーなどミックスされたものなど冷凍タイプのものもあるのでヨーグルトなどと一緒に朝食やおやつとして食べるのもおすすめです。
③食べ方の工夫をしてみる
筆者はここ数年、インナーケアのために下記を意識しています。
・コーヒーを飲む時などは「豆乳」や「アーモンドミルク」を使う。
・納豆を食べる時は胃腸の働きを高める「大根おろし」と一緒に食べる。
・サラダを食べる時はドレッシングやマヨネーズを使用せず、オリーブオイルとレモン汁・ブラックペッパーにする。
など、体にとって必要な栄養素が含まれているものや、インナーケアができる組み合わせを考えながら食べるようにしています。
胃腸が整うと体調や肌の調子がよくなる、便秘やむくみが減る、太りにくくなる、体型維持がしやすくなるなどのメリットもあります。体の不調を感じている人や、体の内側から整えたいと感じている人は日々の食事の習慣を見直してみてください。
寒川あゆみ( エステサロンオーナー・美容家・美容ライター)
《プロフィール》
大阪谷町九丁目エステサロン「private salon Laule'a」代表。自身のコンプレックスから美容に興味を持ち、エステティックの道へ。「美容をもっと楽しんで、生活の一部に取り入れて欲しい。」そんな思いからサロンを開業。現在はサロン業の他、講師、美容家、美容ライターとして多岐に渡り活動中。
《資格・実績》
・エステサロン運営(現在はフェイシャルエステ、ボディマッサージ施術/過去に痩身エステ、脱毛経験あり)
・レッスン講師(スキンケア、マッサージなどのマンツーマンレッスン、専門学校、企業、イベント等)
・ヘアメイク学科卒
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