2023-03-28
チェコ・モラヴィア地方の中心地となるブルノ。この街の旧市街南端にあるペトロフの丘に堂々と建つのが「聖ペテロ聖パウロ大聖堂」です。
11世紀末創建の大聖堂は、モラヴィアの最も有名な建築物の一つで、国家的な文化記念碑でもあります。外観は14世紀にロマネスク様式からゴシック様式に改築され、内部装飾のほとんどがバロック様式、天に向かう尖塔はネオゴシック様式というものです。宝物室や塔も見応え大ありです。
チェコ第二の都市でモラヴィア地方の首都ともなるブルノ。赤い屋根瓦を持つ歴史的建造物の建ち並ぶこの街の旧市街南端に位置するペトロフの丘に堂々と聳えるのが「聖ペテロ聖パウロ大聖堂」。旧市街西の丘にそびえるシュピルベルク城と並んでブルノ観光のハイライトの一つです。
1092年にはすでにこの場所にロマネスク様式の教会が建っていました。14世紀に宗教改革で破壊された後現在見られるようなゴシック様式に修復され、20世紀初頭になってネオゴシック様式の塔が加わって完成した大聖堂です。天を突くような鋭く尖った2つの塔は高さ84メートル、街中のどこからも目印となります。
緻密で美しい装飾のある大聖堂の入り口は西側にあり、大聖堂の北向かいにはインフォメーションを兼ねた博物館の建物があります。ガイドツアーを希望する場合にはぜひお立ち寄りください。
一歩足を踏み入れた大聖堂内は天井の高いゴシック様式。荘厳な空気に満ちています。内部を飾る装飾はほとんどが重厚なバロック様式のものです。
いくつもの祭壇が並ぶ一番奥にある主祭壇には金色に輝く豪華な装飾が施された聖遺物箱とキリスト像が置かれています。主祭壇背後のステンドグラスも緻密で彩鮮やかな見事な美しさです。
主祭壇に対面する位置にあるパイプオルガンの優美な装飾も見逃せません。
大聖堂をいったん出て、外側をぐるりと回った南側に宝物室と塔への入り口があります。
塔への入り口手前にある宝物室には、数こそ少ないけれど、宗教具や法衣など貴重な宝物が展示されています。
尖塔へは、最初は石造りの螺旋階段、途中からは木製の狭く急な梯子のような階段で上ることができます。
約130段の階段を上る途中階には、二つの塔を行き来できる薄暗い通路があり、釣り鐘が設置されています。聖ペテロ聖パウロ大聖堂の鐘の音はブルノに昼を告げる午前12時ではなく11時に鳴り響きます。これは、三十年戦争中にスウェーデン軍の侵略から防衛に成功したことを記念したことに由来しており、この鐘の音が有名なのです。
階段を上り切るとそこからは、素晴らしい眺望が疲れを癒してくれます。赤い屋根瓦を持つ歴史的建造物が街並みを埋め、西の丘のシュピルベルク城、さらに奥に広がるモラヴィア地方の長閑な風景が広がっています。
聖ペテロ聖パウロ大聖堂は、観光の起点となる広場の一つキャベツ広場から徒歩5分のロケーション。市庁舎やモラヴィア博物館を訪れた際にも訪問しやすいロケーションですので、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。
住所:Petrov 9,602 00 Brno,
電話番号:+420-543-235-031
開場時間:8:15〜18:30(日曜日のみ7:00〜)
2023年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
聖ペテロ聖パウロ大聖堂(外部リンク)
http://www.katedrala-petrov.cz/index.php/cz/
【トラベルjp・ナビゲーター】
Hiroko Oji
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