2023-03-29
次男を産んだときのお話です。次男の出産は陣痛を感じ始めてから生まれるまで3時間程度とスピーディーで、安産でした。しかしいくら安産といえど、私は疲れ果ててベッドで休んでいました。なのに出産後2時間ほどして病院にきた義父母は、なんと2時間以上も居座り続けたのです。
私が次男を出産したのが午後4時半ごろ。陣痛が始まってから3時間程度で出産することができ、比較的安産でした。ですが安産といっても当然体はボロボロです。出産後2時間ほどはベッドの上で横になって、体を休めていました。
その後、私は助産師さんの指示で車椅子に乗って、自分の病室へと戻ることに。次男とは翌日から母子同室で過ごすこととなっていたので、私は部屋に戻ったらゆっくり眠ろうと考えていました。
しかし午後6時半ごろ、義父母が突然私の病室へとやってきました。出産を終えてすぐに夫が義父母に連絡を入れ、次男は検査などのため今日は面会できないこと、産後で私が疲れているため面会は翌日にしてほしいことを義父母に伝えたと聞いていたので、今日はこないと思っていた私は驚きました。
義父母が来たとき、ちょうど助産師さんと母乳の話をしていたのですが、それを見た義母が「なんだ、元気じゃん」と言ったため、私は「嫌味を言いにきたの?」とその言葉に少し苛立ちを覚えました。しかし助産師さんが「元気そうに見えても体はボロボロなんですよ」とすかさずフォロー。それを聞いた義母は少し気まずそうな顔をしていました。
助産師さんが病室から出て行くと、義母は出産の様子や次男の様子を聞いてきました。私は後陣痛や会陰切開の痛みに耐えながら受け答えをしていましたが、正直早く帰ってほしいと感じていました。しかし結局義父母が帰ったのは、病院にきてから2時間以上も経ったころ。
私の様子を見にきた助産師さんが「そろそろ休ませてあげてくださいね〜」と助け舟を出してくれたことがきっかけでした。義母はしぶしぶと言った感じで、帰り際に「明日も会いにくるからね」と言いながら病室から出ていきました。
義父母が帰ったあと、私はすぐに夫に連絡を入れることに。産後2時間以上も居座られてつらかったこと、ゆっくり休みたいのに毎日会いにこられることはしんどいということを伝えました。すると夫は「今日は行くなって言ったのに! 本当にごめん」と謝ってくれました。そしてそのあとすぐに夫は義母に連絡し、私の気持ちをうまく伝えてくれました。
すると義母から「今日はごめんね。孫が増えたと思うとうれしくて、〇〇ちゃん(私の名前)のことを考えずに行っちゃった。入院中はゆっくり休んでね。退院して落ち着いたら会いに行くね」とLINEがきたので、私も「そうですよね、次男に会いたい気持ちはわかっています。退院したら会いにきてくださいね」と返信。その言葉通り、義父母は入院中に病院に来ることはなく、ゆっくり休むことができました。
私も産後で精神的に不安定だったこともあり、夫を通してではありますが、少し冷たい言い方をしてしまったかなと反省しました。しかし義母の「純粋に孫に会いたかっただけ」という気持ちが聞けたので、それはよかったなと感じています。これからも義母に不信感を覚えたときは、しっかり本音を聞いて向き合いたいと思った出来事でした。
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著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
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