2023-04-12
全羅北道の南東部にある南原(ナムォン)は、“韓国版ロミオとジュリエット”といわれ映画化もされた人気の古典文学『春香伝』で知られる地です。4月には蓼川(ヨチョン)沿いに桜が咲き誇り、旧暦4月8日前後には春香祭(チュニャンジェ)が開催され多くの観光客が訪れます。今回は、韓国ドラマのロケ地としてもよく登場する南原観光のハイライト「広寒楼苑」をご紹介します。
南原は全羅北道の南東部にある都市です。韓国国内では古典文学『春香伝』、春香祭(チュニャンジェ)、どじょう汁(チュオタン)などで知られています。
日本ではまだまだ知名度は高くないですが、『ミスター・サンシャイン』、『赤い袖先』、『100日の朗君様』など数々の韓国ドラマのロケ地もあるため、日本からの観光客も増加傾向。日本語の観光ガイドマップも用意されていますので、楽しく観光できる地方都市のひとつです。
ソウルからはKTXで約2時間少し、高速バスでも約3時間少しでアクセスできますので、ぜひ足を延ばしてみましょう。移動手段は出発前にWebサイトで日本語で予約しておくことも可能です。
南原観光で外せないのが「広寒楼苑」です。妓生の娘・春香(チュニャン)と両班の息子・夢龍(モンニョン)の身分を超えた愛を伝える『春香伝』の舞台として知られています。
エントランスは蓼川(ヨチョン)沿いにあるのですが、せっかくならちょっと寄り道してお得に楽しんでみましょう。
寄り道先はこちらの「花人堂」。韓服レンタルのお店です。広寒楼苑の東門に面した場所にあり、ロッカーも完備しているので、着替えや荷物をロッカーに入れて、身軽になって韓服でお散歩できます。
日本の着物レンタルもそうですが、お店によってはレンタル品のクオリティがかなり異なります。花人堂の韓服はしっかりとした品質なのでおすすめです。しかもここで韓服をレンタルしたら広寒楼苑の入場料は無料になるので、非常に安く韓服体験を楽しめるので、利用しないともったいない!
広寒楼苑には韓国で最も美しい伝統楼閣のひとつ「広寒楼」を中心に、天の川に見立てた鳥鵲橋と池、仙人が住むといわれる蓬莱山・金剛山・方丈山の三神山があります。約600年の歴史を持ちますが1597年の慶長の役で焼失し、1639年に復元されました。
苑の中心がこちらの「広寒楼」。日本統治時代は、2階部分は裁判所のような用途で使われ、1階部分が刑務所のような役割を果たしたそうで、今でも柱に房を区切ったような跡が見られます。
ドラマによく登場する場所がこちら。鳥鵲橋の向こうに広寒楼が望めます。鳥鵲橋は長さ57mあり、数多くの時代もののドラマで撮影されているので韓国ドラマが好きな人ならよく目にしているはずですよね。広寒楼苑の中でも一番の人気スポットなので、常に人が行き来しています。誰もいない写真を撮りたい人は、平日の朝を狙ってみてくださいね。
また、『春香伝』の春香と夢龍にちなんで、この鳥鵲橋を渡ると夫婦仲が良くなるといわれています。渡りたい人は渡って、渡りたくない人は遠くから写真を撮影するだけにしておきましょう(笑)。
冒頭で南原はどじょう汁(チュオタン)で有名とお伝えしましたが、広寒楼苑の正門を出てすぐ左手にチュオタンがいただけるお店があります。看板にどじょうの絵がありますので、すぐにわかるでしょう。店内は明るく清潔。ガラス張りで観光客も入りやすい雰囲気です。
せっかく南原まで来たのなら、ぜひチュオタンをご賞味あれ!
住所:全羅北道 南原市 蓼川路 1447
電話番号:+82-63-625-4861
アクセス:
南原駅からタクシーで約6分
南原高速バスターミナルからタクシーで約8分
2023年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
南原市 広寒楼苑(外部リンク)
https://www.namwon.go.kr/tour/index.do?menuCd=DOM_000001001007001000
【トラベルjp・ナビゲーター】
東郷 カオル
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