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寒暖差に要注意!「機能性肌着」は実は危険!?春に気をつけたい子どもの服装のNGとは?

2023-04-12

保育士の中田馨さんが、子どもの春の服装について教えてくれました。春は日中は暖かいですが朝夕は冷え込むことも多く、子どもの服装に悩んでしまうという親御さんも多いですよね。春の服装の注意点についてもお伝えしているので、ぜひ確認しておきましょう!

春の服装イメージ

こんにちは!保育士の中田馨です。今年の春は各地で桜の開花が早く、いつもより春の訪れを早く感じましたね。春は衣替えの季節でもありますが、朝夕と昼間の気温差が大きいので大人も「難しいな」と感じるのではないでしょうか? 今回は、子どもにとって過ごしやすい服装と気をつけたい春の服装についてお話しします。

子どもは大人より体温が高め

皆さんもよくご存じだと思いますが、子どもは大人よりも体温が高めです。私の保育所では朝昼夕と1日に3回、子どもたちの体温を測るのですが、平均的に36.6〜37.4くらいが多いです。ですので、同じような服装をしていて大人が「心地よいな」と感じていても、子どもは汗をかいている、なんてこともあります。

また、子どもは大人以上に何かしらせっせと動いて汗をかく場合もあります。朝夕と昼間の寒暖差の大きい春などは特に、「大人は快適だから、大丈夫だろう」と油断しがちです。時々、子どもの首や背中辺りを触って汗をかいていないか?体がほてってきていないか?を確認するとよいでしょう。体がほてっていると感じたら、上着を脱がせたり、汗をかいている場合は着替えをするなど、その時の状況によって対応してあげましょう。

防寒インナーは一日の気温を確認して着せて

春の朝夕は、ブルっと体が震えるくらいの寒さを感じることが多いと思います。朝起きたときに「寒いな」と感じ、機能性肌着などの防寒インナーを着せることもあるかと思います。しかし、春は昼間になると半そででもよいくらいの暖かさになることも。

お出かけした時に、子どもが「機能性肌着+長そで」の服装でお出かけをしていて、いつの間にか汗だくになっていた!なんて経験をしたことのあるママもいることでしょう。機能性肌着と呼ばれるような高機能の防寒インナーは、化学繊維素材で作られているため吸湿発熱性が強く、新陳代謝の盛んな子どもが着ると体温調節機能がうまく働かなかったり、肌の水分が失われやすく肌荒れや乾燥の原因に繋がってしまうこともあります。また、着替えさせたくても、外出先ではすぐに服を着がえさせることが難しい場合もあるでしょう。ですので、もし朝に「寒い」と感じても「日中は暑くなります」という天気予報だった場合には、高機能の防寒インナーはやめておき、長そでの上に薄手の上着を羽織ると簡単に脱ぎ着できるので、服装の調節もしやすくおすすめです。

また、汗をかきやすい季節には、肌着は吸水性の良い綿の肌着を着せるのがよいでしょう。

子どもの行動を想像した服装選びを

子どもの服選びがテーマの際、何度かお話したことがあるのですが、子どもの服を選ぶ時には「子どもの行動を想像して安全な服を選ぶ」ということも重要です。子どもは、走ったり、跳んだり、登ったり、下りたり…と、とっても活発に動いています。

例えば、サイズが大きな服を着ていた場合、袖から手が出ずに遊具につかまり損ねたりもしますし、逆にサイズが小さなズボンを履いていると、可動域が狭く動きにくくこける原因になることも。フードやひもがついている上着は、遊具やドアノブに引っ掛かり転倒したり窒息することもあります。

服のデザインは服選びでもちろん大切なことですが、プラスして、ご自身のお子さんの普段の行動を考えつつ服選びができると更に安全に子育てができますね!

朝夕と昼間の気温差を大人が感じたときは、子どもも感じています。自分ではまだ「寒い」「暑い」を訴えられない乳幼児ですので、周りの大人が気にかけてあげたいですね。

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提供元:ベビーカレンダー

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