2023-04-23
芳醇なバターにサクッと軽い口当たりが特徴の「シガール」。その名を聞けば味や形を思い出す人も多いはず。そんな国民的なお菓子で有名な「ヨックモック」が期間限定で書店「文喫 六本木」とコラボ。初夏にぴったりな抹茶のシガールを味わえ、ルーツのスウェーデンに倣って土日の15時にはフィーカタイムを。お菓子メーカーと書店の異色コラボを結び付けたのは「ご褒美」というキーワードでした。
極薄の生地をクルッと巻いて焼き上げる「シガール」は、日本だけでなく海外からも愛されているクッキー。「シガール」を販売する「ヨックモック」の本店は東京の青山にあります。
「ヨックモック書店 in 文喫」という期間限定のイベントでは、書店に訪れた人たちに「シガール」と限定味「シガール オゥ マッチャ」を無料でプレゼント。さらにヨックモックのディスプレイやご褒美をキーワードとした企画も開催されます。
「シガール オゥ マッチャ」の発売を記念して開催される今回のイベント。生地には、京都の製茶卸問屋「堀田勝太郎商店」の抹茶を使用しています。春に採れた一番茶を半年から1年かけて熟成させた蔵出し抹茶は、お茶の香りが立ち、味わいもまろやかに。
さらにシガール特有のバターの風味を損なわないよう、両方の味が引き立つ配合を極めるなど、企画から販売まで3年もの月日を要しました。
特別感も相まって、贈り物として認識されている商品の中でも「シガール オゥ マッチャ」は、自分へのご褒美として購入されることが多いです。
形は違えど、読書も自分のための時間。まだ見ぬ本との出会いを喜びだと言う「文喫 六本木」との共鳴は自然の流れだったのかもしれません。
約3万冊の本が並ぶ「文喫 六本木」。ブックディレクターが1冊1冊を独自に選出し、本と出会うための場を提供しています。
店内が無料と有料エリアに分かれているのも特徴的。カウンター席が並ぶ「閲覧室」では読書ではなく、仕事や勉強をしたり、グループで座れる「研究室」では、おしゃべりに花を咲かせたり。読書だけに留まらず、傍らに本を置きながら思い思いの時間を過ごせます。
お店の奥には食事ができる「喫茶室」も完備。ハヤシライスやプリンに加え、アルコールなど幅広いメニューが揃っています。
「ヨックモック書店 in 文喫」の期間中、「シガール」と「シガール オウ マッチャ」を1本ずつ無料でプレゼント。焙煎された深蒸し茶に京都の宇治抹茶を加えた煎茶も用意され、抹茶の濃厚な世界に浸ることができます。
さらに喫茶室は「シガール オゥ マッチャ」の世界観を表現。特別に敷かれた畳の上には茶道具が置かれ、さながら茶室のよう。中庭も登場し、わびさびの雰囲気を醸し出しています。
入り口には、今回のキーワードである「ご褒美」を頼りに選出された書籍を展示。ひとまとまりを大人買いすることも、その中から特別な1冊を購入することも可能です。
実はスウェーデンにある小さな町に名前の由来を持つ、ヨックモック。甘いものを食べながら休憩をとる「フィーカ」というスウェーデンの習慣を体験してもらおうと、土日祝日の15時になると、ヨックモックのお菓子がテーブルで振る舞われます。
フィーカを楽しんでもらおうと、色とりどりの小皿も準備。ご褒美の時間がいっそう華やかに。
テーブルの上にはヨックモックの歴代の缶も展示。リラックス効果のあるイグサのディフューザーがさり気なく飾られています。
特別企画として選書ワークショップ「生活に、ご褒美を。」が2023年4月28日(金)に開催されます。
「ご褒美」をテーマに本を選び、自分にとっての「ご褒美」を本で表現するという面白い取り組み。本に関する知識は必須ではなく、タイトルなどから自由に発想させて、選書の仕組みに触れていきます。
無料エリアでは展示企画「わたしのご褒美展」を実施。メッセージカードに、自分の「がんばったこと」を書き、ポストに投函します。
そうするとランダムに掲示され、今度は「がんばったこと」に対する「ご褒美」を提案したり、コメントを書いたりすることで、交流の輪が広がる仕組み。そのうえメッセージカードを書いた人には、シガールも1本プレゼント。
イベントの開催ともに「シガール オゥ マッチャ」も限定販売されます(青山本店や全国の百貨店およびオンラインショップで、2023年6月30日まで)。抹茶の風味を生かすため、何度も試作を繰り返した自信作。
「シガールに詰めた抹茶チョコレートはオリジナルで、一切着色料を使用していません。オーブンの温度や時間調整など細部までこだわっているので、皆さんのほっとしたひとときにお届けできたらと思います」とヨックモックの武井さんと浦野さん。
ご褒美に出会う本屋がコンセプトの「ヨックモック書店 in文喫」。見慣れた書店の景色から一転、お茶とお菓子の存在があちらこちらに登場し、思わず一息つきたくなるはず。自分をいたわる時間を設けることが、自分へのご褒美の始まりなのかもしれません。
2023年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
ヨックモック書店 in文喫(外部リンク)
https://bunkitsu.jp/event/
株式会社ヨックモック(外部リンク)
https://www.yokumoku.co.jp/
【トラベルjp・ナビゲーター】
浅井 みら野
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