2023-04-28
2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出され、泣かされてしまいます。その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄でした。「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と、Sさんの兄に身に覚えのないことを咎められたケイくんは困惑し、涙してしまいます。Sさんの兄は事実確認もせず、直接ケイくんに謝罪を強要したのでした。話を聞いたケイくんのお父さんは憤り、「俺が学校に出る。向こうの親と学校にそう伝えてくれていい」と言いましたが、ケイくんの今後の学校生活を考えたふくこさんは、いったん学校からの連絡を待つよう提案。そして翌日、ケイくんに付き添って登校したふくこさんは校長室に呼ばれ、校長先生と担任の先生からその後の話を聞きました。
先生方の話によると、Sさんの保護者に何度も電話を入れたものの、まったく電話に出なかったそうです。
Sさんの保護者が電話に出ない理由が理解できないふくこさんは、「せめてSさんに事情を聞きたい」と先生方に伝えます。
「もちろんSさんにも、何があったのか必ず事実確認します」と答える先生方。
その日のお昼ごろ、Sさんに話を聞いた担任の先生から電話がかかってきました。
Sさんとケイくんと話を聞き、事実を確認した先生。
Sさんは、「ケイくんに『大嫌い、転校しろ』と言われて、ママとお兄ちゃんが怒った」と。
一方ケイくんは「そんなことは言っていない。でも、ちょっと前、Aちゃんに『Sちゃんのこと好き? 嫌い?』と聞かれたから、答えに困って『ふつう』と答えた」とのこと。
このAちゃんが事実を歪曲して、Sちゃんに「ケイくんってSちゃんのこと大嫌いなんだって!」と伝えたことが判明しました。
先生いわく、クラスの強い女子たちによる競い合いに巻き込まれてしまったそうなのです。
この証言で、Sちゃんの言い分は誤解だということが明らかに。しかし先生は、「誤解だったということが、お家の人にどう伝わるかは分からない」と困った様子で話します。
ーーSさんの母や兄が誤解したままでは、またケイが狙われるかもしれない。そう感じたふくこさんは、今後は学校以外の、周囲の人にも頼ろうと決心したのでした。
「学校の先生だけでは自分の子を守りきれないかもしれない」。そう感じて、周囲の人にも打ち明けて頼ることに決めたふくこさん。子どもが通う小学校で、もし困ったことがあった場合、学校の先生以外にも相談できる場所があると安心ですね。
信頼できる他の保護者や地域の人だけでなく、教育委員会などにも相談窓口が設置されているので、いざというときには相談してみるのも一手です。
安田ふくこさんは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
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