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フォトジェニック!シンガポールでクラシックな建物を巡り歩く

2023-05-10

近年、破竹の勢いで進化を遂げているシンガポール。よく見ると未来都市のようなビル群の合間をぬって、クラシックな建物もたくさん残っています。
シンガポールの歴史を語るそれらの建物の中には、再開発されてプレイスポットになっているものも。今回は古き良き、そしてフォトジェニックな建物をご紹介いたします。

パステルカラーの建築群に魅せられるカトン地区

写真:松田 朝子

まず最初に、パステルカラーのプラナカン建築群が集中しているカトン地区へ。プラナカンとは、15世紀にマレー諸島の先住民と結婚した中国人やインド人移民の子孫のことをいいます。
カトン地区は、20世紀初頭から郊外住宅地として開発され、ヤシのプランテーションに囲まれた場所でした。裕福な人々が週末をここで過ごすようになり、英語教育を受けたプラナカンなどの中産階級の人たちが住むようになりました。

写真:松田 朝子

プラナカンの街並みは、パステルカラーの「ショップハウス」と呼ばれる建物が軒を連ねています。ショップハウスとは、一階がお店やオフィス、二階が住まいというスタイル。ちなみに住まいだけの建物は「テラスハウス」と呼ばれています。
MRTパヤ・レバ駅から徒歩で約10分、市中心部からはタクシーで20分ほどのところにある、「ジョー・チアット・ロード」の周辺には、あたかも映画のセットのようなピンクやブルーの「ショップハウス」が並んでいて、フォトジェニック!

写真:松田 朝子

これらの建物は、間口が狭くて奥行きの深い造り。そして数軒か繋がって建てられています。中には玄関前の通路がアーケードのようになっているところも。
ネオ・ゴシック様式やバロック様式などの西洋のスタイルが取り込まれた建物は、細部にわたって凝った造りです。鎧戸になった窓の周囲に花模様のレリーフが施されていたり、レースのように見える軒下の飾りなど、ずっと見ていたくなるような建物ばかり。

カトン地区で気をつけたいあんなことこんなこと

写真:松田 朝子

でも、実際に住んでいる人がいたり、お店だったりする場合がほとんどなので、写真を撮るときは注意が必要です。また、歩道の幅が狭く、観光客も多いので立ち止まっての撮影は速やかに。そしてカメラを構えながら車道に出て行かないように、また道が結構凸凹しているので、撮影しながら転ばないようにと、細心の注意を払って臨みたい場所です。

写真:松田 朝子

カトン地区は駅からも遠く、不便な場所ではありますがシンガポールの歴史と写真映えが楽しめる、足を運んで後悔しないスポットと言えるでしょう。
<カトン地区(パステルカラーの建物群)の基本情報>
住所:287 Joo Chiat Rd, シンガポール 427540
アクセス:MRTパヤ・レバ駅から徒歩約10分

国定記念物の修道院は大人気のフードコート

写真:松田 朝子

かの有名なラッフルズホテルの近くにあるチャイムス(CHUMES)は、一見クラシックな教会なのですが、現地の人もオススメのダイニング、エンターテイメント、ライフスタイルのトップ スポット。一歩足を踏み入れると外観からは想像もつかないダイニングエリアが迷路のように続きます。
かつてはカトリック修道院、孤児院や女子校として使われたチャイムスには日本食レストランやバーをはじめ多国籍料理を提供するレストラン、スタイリッシュなバー、おしゃれなカフェが集まっていて、1996年のオープン以来、連日地元の人たちで賑わっています。

写真:松田 朝子

チャイムズホールは、 1904年に建てられたアングロフレンチゴシック様式のチャペルで、壁面を飾るフレスコ画やステンドグラスの美しさは、シンガポール屈指のものと言われています。
また、現在は結婚式場などに使われていコールドウェル ハウスは19世紀後半に造られた、チャイムスで最も古い建物。どちらも植民地時代の先駆的な建築家、ジョージ D. コールマンによって設計されており、1990 年には国定記念物に指定されています。
<チャイムズの基本情報>
住所:30 Victoria St, シンガポール 187996
アクセス:MRTベンクーレン駅から徒歩約3分

クラーク・キーで夜を遊び倒す!

写真:松田 朝子

シンガポールでカジュアルにナイトライフを楽しみたければ、ぜひとも訪れたいのがクラーク・キー。ここではシンガポール川に沿い、5ブロックにもわたってレストラン、バー、クラブなどが軒を連ねています。ほとんどの店にオープンテラス席があるので、夜景や川の流れを楽しみながら過ごすことができます。

写真:松田 朝子

シンガポール川は19世紀以降、貿易の拠点として栄え、このあたりはかつて倉庫街でした。近年の再開発により、川沿いは綺麗に整備されましたが、昔ながらの建物も多く残っています。
<クラーク・キーの基本情報>
住所:3 River Valley Rd, シンガポール 179024
アクセス:MRTクラーク・キー駅から徒歩約1分

古今東西が同時進行するシンガポール

近未来的な建物が連立するシンガポールですが、その傍で昔ながらの古い建物も次々と新しい顔を持ち、現役で活躍しています。古今そして東西の文化が同時進行しているシンガポールはこの先も私たちを楽しませてくれるでしょう。
2023年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

【トラベルjp・ナビゲーター】
松田 朝子

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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