2023-06-11
赤井さんは夫と娘の3人家族。民間学童保育「さくらんぼ」に通う娘が小学3年生のときのお話です。ある日、学童から帰宅するなり機嫌が悪そうな娘。しばらくすると突然大粒の涙を流しだしました。そして学童で大切なメモ帳がぐちゃぐちゃになってしまったと、泣きながら話しました。話しの最中に、学童の指導員リーダー、実田さんから直々に電話がかかってきました。電話の内容は、娘のメモ帳についてでした。実田さん曰く、別の部屋で宿題を終わらせた娘がロッカーに入れていたメモ帳を取りに戻ってくると、メモ帳がシワシワの状態で床に落ちていたのだそう。詳しいことは学童で直接説明したいと言われ、赤井さんは翌日娘の学童へ。
さっそく、娘の学童に向かった赤井さんは実田さんと挨拶を交わします。そして、話は違う部屋で……と場所を移した次の瞬間、赤井さんは実田さんから突然謝罪を受けたのです……。驚き、どういうことかと質問する赤井さん。すると実田さんはトラブルについて詳しく話し出して――!?
娘のメモ帳がぐちゃぐちゃになってしまった日の状況を聞くため、学童へと向かった赤井さん。
学童の指導員リーダー、実田さんと挨拶を交わし、別の部屋で話を始めた瞬間……。
「これは私どもの完全な落ち度です!!」「まことに!! 申し訳ございません!!」
実田さんが突然大きな声で赤井さんに謝罪をしたのです。
予想していなかった状況に赤井さんはびっくり。
赤井さんは、なぜ指導員たちに娘のメモ帳トラブルの責任があるのかわかりませんでした。
すると、実田さんがメモ帳トラブルの原因や対応策について話してくれました。
実田さん曰く、学童には、ロッカーの部屋と宿題の部屋があり、2つの部屋どちらにも指導員が常駐するよう規則づけられているとのこと。しかし、昨日は玄関で騒いでいる子どもたちの対応に追われて、ロッカーの部屋に指導員がいない時間帯が発生してしまったことを話してくれました。
当時、娘のメモ帳はロッカーにあったと言います。そのため、ぐちゃぐちゃになってしまったのは、娘が宿題の部屋にいて、なおかつロッカーの部屋の指導員が部屋を開けたときだろうと、実田さんは反省している様子。
しかし実田さんは、指導員たちの対応を反省するだけではありませんでした。なんと、「できたら犯人を見つけてほしい。その人が謝ってくれたらそれでいい」という娘の思いを聞き出してくれました。そして、子どもたちに今回の出来事を共有し、何か知っている人がいたら教えてほしいと呼びかけてくれていたのです。
そして、実田さんは、娘のメモ帳トラブルはきっと解決すると赤井さんを勇気づけてくれたのでした。
◇ ◇ ◇
娘さんの気持ちを気にかけてくれた実田さん。赤井さんは、実田さんが娘に寄り添ってくれていることがわかり、少しホッとしたのではないでしょうか。子どもにトラブルが起きたときは、トラブルが起こった事実や解決ばかりに意識が向いてしまいがちです。まずはお子さんの気持ちに寄り添い、丁寧な心のケアをおこなっていきたいものですね。
このほか、赤井さんはさまざまなマンガをInstagramで更新しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
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