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コツさえ掴めば簡単に戻る!?助産師が明かす!産後のダイエットでのNG行動とは?

2023-06-29

助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、産後ダイエットの注意点について教えてくれました。夏が近づき、体型やダイエットなどが気になっているという方もいることでしょう。無理なくダイエットを行うためにもぜひ確認しておきましょう!

産後ダイエットイメージ

妊娠中に増えた体重は、産後に減らしたいと思っても、運動や食事管理などが難しく諦めている方もいるかもしれません。今回は、産後のダイエットで間違いがちなポイントをお話しします。

妊娠中の体重ってどのくらい増えるの?

妊娠中の体重増加については、2021年3月厚生労働省において指針の改定がおこなわれました。

以前は、妊娠中の体重増加は10kg程度とされていましたが、現在では妊娠前のBMIが18.5未満の低体重の場合は、体重増加が12〜15kgと緩和されています。

赤ちゃんの体重、胎盤、羊水、出産に備えて増える血液量などを考えてもこれらの総重量は7〜8kgといわれており、それ以外は妊娠継続に必要な母体につく脂肪などで、産後の母乳分泌や産後の回復を支えるためにも必要になってきます。

母乳育児は自然なダイエットになる?食事で注意することは?

授乳中は、成人女性に必要なカロリーの他に350キロカロリーを追加することを推奨されています。母乳は血液で作られているので、母乳分泌をするだけでも約500キロカロリー消費するといわれており、これは2時間程度のジョギングに相当します。そのため、食事など何も気にしなくても自然に体重が減っていくという方もいます。その反面、思いのほか体重が減らない、または増えていってしまうという方もいます。

また、産後は、無理な食事制限は体調を崩します。食事はしっかりとるようにして、食事内容を工夫してみましょう。育児中は、おなかが空くものの忙しくてなかなか自分の食事に気が回りにくいものです。ついつい簡単に食べられる菓子パンやお菓子など炭水化物や糖分、脂質に偏りがちで、体重が減っていきにくい原因になることもあります。

1食でバランスをとるのは難しいので、1日の3食中でバランスがとれるように工夫していきましょう。赤ちゃんのお世話の間でも手軽に食べられるように、まとめて作っておいたりと工夫してみてくださいね。

例としては、以下を参考にしてください。

@お味噌汁やスープ類を積極的にとる。

身体を温めて代謝を上げたり、満腹感を感じやすい。

A海藻やキノコ類など低カロリーのものでかさを増やす。

Bタンパク質もとれるように、鶏肉のササミや卵をプラスする。

産後の運動はいつからはじめられる?どんなものが良い?

産後1カ月は、妊娠・出産で変化した子宮や骨盤が正常な位置や状態に戻っていく時です。この時期に、しっかり身体を休ませて、骨盤底筋や骨盤を元の位置に戻すことが大切です。

骨盤底筋体操や骨盤ベルトなどで、歪んだ骨盤や緩んだ骨盤底筋を安定させます。1カ月健診が終わって産後の回復に問題がなければ、徐々に体調に合わせて産後2〜3カ月ごろから始めるようにしましょう。手軽に始められるスクワットや散歩など下半身の筋力アップを図ると、代謝が上がりやすく体重が落ちやすくなってきます。

産後3カ月ごろまでは骨盤ベルトなどで妊娠中に開いた骨盤を支えると良いといわれています。

まとめ

産後のダイエットは、食事制限だけでは難しく、まず1ヶ月間は身体をしっかり休ませて、骨盤の状態を安定させることが基本です。その上で、下半身の筋力アップを図り、代謝をあげていくことで痩せやすい身体になります。

参考記事:母乳育児なのになかなか痩せない。実はそれ間違っているかも?産後のダイエットのポイントは?|ベビーカレンダー

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提供元:ベビーカレンダー

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