2023-07-28
夫は自分の仕事やプライベートを最優先に考えるタイプで、家族の時間を大切にしてくれるような人ではありません。しかし、最近になって夫は仕事ばかりの人生に疑問を持つようになり、妻や子どもたちとのかけがえのない時間をもっと大切にしたいと思うようになったそうです。そのため、久しぶりに家族の時間を作ろうと、みんなで動物園にでかけることにしたのですが……。
5歳と2歳の子どもたちは久しぶりのパパとのお出かけがうれしくて、動物園で大はしゃぎ。私も子どもたちの喜ぶ姿を見て、微笑ましく思っていたのですが……。ふと夫のほうを見ると、なんと! 夫は両耳にイヤホンをつけて音楽を聴き始めたのです!
そして、次の動物のところへと移動するたびに、ベンチを見つけては勝手にひとりで座り休憩する始末。挙げ句の果てには、夫はベンチで居眠りを始め、私はあきれてものも言えませんでした。
子どもたちも「なんでパパはずっと寝てるの?」と不思議そうです。仕方がないので、私が子どもたちの相手をしながら動物園を回りました。夫のありえない態度にイライラしましたが、せっかくの楽しいお出かけなのに、子どもたちの前で夫婦喧嘩をして子どもたちを悲しませたくないと思い、そのときは怒りをぐっとこらえることに。
夕方にクタクタで帰宅して、夜ごはんを準備しようとしたら、「疲れたからスーパー銭湯でリフレッシュしてくるわ!」と夫。そして本当にひとりで出かけて行ったのです!
私は、疲れてぐずる子どもたちに夜ごはんを食べさせ、お風呂に入れてと、それは大変でした。ようやく寝かしつけの時間になり、子どもたちが疲れてソファでうとうとしていたとき、夫が帰宅して子どもたちのすぐ近くで夜ごはんを食べ始めたのです。
そして夫は「ゆっくり夜ごはんが食べられないから、寝かしつけるなら寝室に移動してくれない?」と言い出しました。私は夫へのその日の怒りが爆発! 子どもたちが寝たのを見計らい、鬼の形相で夫を責め立てました。
動物園事件の翌日、夫は「昨日はごめんね。今日は俺が子どもたちと遊ぶから、ママはカフェでも買い物でも行ってきてね」と私がゆっくりできる時間を作ってくれました。動物園での夫の態度は本当にありえないですが、夫が反省していることは伝わってきました。夫婦で話し合いながら、少しずつ家族の時間を大切にできるパパに成長してほしいと思います。
イラストレーター/まっふ
著者:斉藤菜々子5歳と2歳の男の子のママ。夫は転勤族で3回の引っ越し経験有り。「子育て」「ファッション」ジャンルを中心にライターとして活動中。ワンオペでの子育てに悩み、解決の糸口になればと保育士資格を取得。
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