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もっとディープに!魅力溢れるベルギーワロン地方の過ごし方

2023-07-29

ヨーロッパの中央に位置するベルギーは、交通の利便性から隣国訪問のついでに訪れる方も多い国です。またベルギー内の主要都市はサクッと鉄道で周れますので、旧都市ではそれぞれの古い建物や街並みを観るのが主な旅の楽しみ方と言えるでしょう。
しかしベルギーの魅力はそれだけではありません!意外と知られていませんが、南のワロン地方は豊かな自然に囲まれ、古城や土地の美味しい食べ物を楽しめる魅力溢れる場所なのです。

特異な地形を利用したベルギー最古の城

写真:Chateau-Fort de Bouillon Jacques Barras

ベルギー最古の城かつ最も大きな要塞の内の一つとされているのが、こちらの「Chateau fort de Bouillon/ブイヨン城」。要塞の起源は8世紀にまで遡ります。1082年に第1回十字軍の中心的人物として知られるゴドフロワ・ド・ブイヨンが城主となりましたが、その後融資の見返りとしてリエージュ大司教に売り払われていたお城です。
川の蛇行を活かし、岩の頂上に建てられたこのブイヨン城は、お城として、また要塞としての軍事的な役割も備えており、建造物と景観の両方を楽しむ場所として訪れたいスポットです。
<基本情報>
住所:Esplanade Godefroy 1, 6830 Bouillon
電話番号:+32-6146-42-02
アクセス:ブリュッセル中央駅から車で2時間程度

この土地ならではの絶景

写真:Miyuki Sakai

ブイヨン城から車で20分程の所に、さらに特異な地形を楽しめる景観があります。こちらはトレッキングやサイクリング愛好家の方にもよく知られており、川の自然な蛇行がまるで小島を形成しているかのように見える絶景スポット!周辺にはB&Bやカフェ、レストランもあり、ゆっくり景色を眺めながら過ごせます。
<基本情報>
住所:Rte de Alle 3, 6830 Bouillon
アクセス:ブリュッセル中央駅から車で2時間程度

ワロンの水車小屋に泊まるという非日常

写真:Miyuki Sakai

ワロン地方には様々なタイプの宿泊施設がありますが、せっかくであればホテルではなく、非日常を体験できるB&Bタイプの施設をおすすめします。ちょっとハードルは高いようですが、オーナーはたいてい英語で流暢に対応してくれ、旅先での相談もできる頼もしい存在です。
例えば特徴的な物件としてこのような水車小屋のB&Bホテル「Moulin de Resteigne」などいかがでしょうか。こちらは1688 年に建設された水車小屋で、当時は2つの水車が稼働しており、一つは木材切断のため、もう一つは製粉用として使用されていました。
1945年に現オーナーの祖父がこの水車小屋をたまたま訪れて一目惚れしたことにより小屋を入手。現在水車は一基のみとなっていますが、それでも現役で年間18000kw相当の電力を発電し活躍しています。

写真:Miyuki Sakai

ここでは自分の別荘のようにのんびり非日常の上質時間を体験できます。あえて特別な計画はせずに施設内で小説を読んだり気ままに周辺散策をするのがおすすめです。
また朝食には奥様の手作りのパンや庭で採れた食材を使ったジャム、地元のチーズやハムなどが並びますので、豊かな土地の朝食が一日の活力を与えてくれることでしょう。

ローカルビールを楽しむ

写真:Miyuki Sakai

オーガニックのローカルビール醸造所「Brasserie de la Lesse」も宿から車で12分程の場所にあります。最初はアマチュアのビール愛好会からスタートしましたが、その後本格的に販売へとつながっており、ビールに対する熱い思いが感じられます。オーガニックで高品質な地区の原料、地区の活性化、環境に配慮し大量生産をしない時間をかけた職人ビールです。
同じくこのロシュフォール地区には、世界にわずか10ヶ所のみの製造の一つ、トラピスト会修道院ビール「Trappistes Rochefort/トラピストロシュフォール」もあることで有名ですが、どちらもこの土地の豊かな水がビール製造に大いに役立っていることは違いありません
<基本情報>
住所:Rue du Treux 4, 5580 Rochefort
電話番号:+32-8445-75-25
アクセス:ブリュッセル中央駅から車で1時間半程度

修道院で味わうローカルフード

写真:Miyuki Sakai

歴史的な修道院内でビールとローカルフードを堪能できるのもワロンの魅力の一つと言えるでしょう。こちらの「Abbaye Notre-Dame du Vivier(アベイノートルダムドゥビビエ)」は1000年程前に建てられた修道院で、その後、学校など他の用途で使用されたこともありましたが、2018年に新たなオーナーが入手。現在はイベントや飲食、宿泊、公園施設として様々な用途で利用されている修道院です。

写真:Miyuki Sakai

夏はテラスが解放され、修道院を眺めながら こちらのアベイビールと共に土地のチーズやハムの盛り合わせなど楽しめます。
<基本情報>
住所:Rue Notre Dame du Vivier 153, 5024 Namur
電話番号:+32-8124-00-27
アクセス:ブリュッセル中央駅から車で1時間程度

ワロン地方でとっておきの非日常を

ベルギーのワロン地方は、時間を忘れてゆっくりと過ごしてもらいたい場所です。非日常の贅沢な過ごし方で、今までの旅とはちょっと違うベルギーを体験してみませんか。
2023年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
Moulin de Resteigne
https://www.moulinderesteigne.be/index_en.html
Brasserie de la Lesse
http://www.brasseriedelalesse.be/
Chateau-Fort de Bouillon
https://www.bouilloninitiative.be/home
Abbaye Notre-Dame du Vivier
http://www.abbayenotredameduvivier.be/

【トラベルjp・ナビゲーター】
Miyuki Sakai

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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