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「怒られる…?」避妊に失敗し、初めて婦人科を受診すると

2023-07-30

短大生のときに付き合い始めた、のちの夫となる社会人の彼とのエピソードです。付き合って数カ月が経過したある日のこと、性行為を終えたあと、避妊具が外れていたことに彼が気づきました。「やばい……どうしよう……」と、慌てながらインターネットで調べると、「アフターピル」というものがあることを初めて知って……。

「怒られる…?」避妊に失敗し、初めて婦人科を受診すると
「怒られる…?」避妊に失敗し、初めて婦人科を受診すると

避妊に失敗…怒られるかも?

私たちは、インターネットで調べた近所の産婦人科へ行くことにしました。ただ、そこには女性の医師がいると記載されていましたが、口コミに書かれていたのはあまりよくない内容ばかり。「先生の言い方がキツイ」「ひどいことをたくさん言われたのでもう行きません」「受付や看護師に冷たい対応をされた」など……。初めての婦人科、アフターピルに加え、避妊に失敗したということもあって、「怒られたら……」と私はとても怯えてしまいました。

しかし実際行ってみると、皆さん“事務的な対応”という感じで、嫌な気持ちになることはありませんでした。怖いと評判だった女性の医師も淡々としているというだけで、事情を説明すると「次からは気をつけてね」と言われ、問題なくアフターピルを処方してもらえました。

もっとも恐れていたこと

ただ、私の中でもう1つ心配ごとが。それは、「母にバレたらどうしよう」ということ。私の母は、おそらく一般的な母親よりも厳しかったからです。当時、未成年だった私。保険証を使用すると、親のもとに健康保険会社から使用履歴が送付されることを知っていました。

それを看護師さんに相談すると、「アフターピルは自費診療で保険証は必要ないからバレないと思うよ」とのこと。結局その後、母から何か言われるということはなく……親の立場になった今だったら、もし子どもが同じことになった場合は「相談してほしい」と思うのですが、そのときの私は「母に知られないこと」に安心したことを覚えています。

アフターピルを甘くみていた私

その後、彼と私のアパートへ。医師から、アフターピルは腹痛や吐き気など副作用が出ることがあるけれど「個人差がある」と説明を受けていました。そして、アフターピルを処方してもらえ、母にも知られないということがわかった私は安心しきっていたのです。普段、生理痛も軽かった私は「そんなにつらくないだろう、大丈夫でしょ!」と思っていました。

しかし、その日の夜から翌朝にかけて、猛烈な腹痛や吐き気に襲われて……。たとえるならば、子宮がキューッと収縮しているような……。痛くて本当につらかったのですが、彼が「大丈夫? つらいよね」と声をかけてくれたり、おなかや腰をさすってくれたりしてくれ、とても心強かったです。

しばらくすると腹痛や吐き気はなくなり、その後、無事に生理もきてくれホッとしました。

避妊の失敗をきっかけに「アフターピル」を初めて知った私。ただ、彼とお付き合いをするうえでちゃんとその存在を知っておくべきだったなと、知識不足だったことを反省しました。また、私もですが彼もこの経験を通して、今まで以上に避妊には細心の注意を払うように。そのため、ある意味、お互い「避妊」についてしっかり考えるいいきっかけになったとも感じています。

それから、私と彼は約3年の交際を経て結婚。子どもを授かることもできました。今後、もうアフターピルを使うことはないと思いますが、このときの経験を思い出しては「もうあの副作用を味わうのはこりごりだな……」と感じてしまいます。

※緊急避妊薬(アフターピル)は早く飲むほど避妊効果が高まりますが、避妊確率は100%ではありません。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者/石川えみこ作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子

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