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大人の松本旅に…レトロ通り散策で「竹風堂」の栗かき氷

2023-08-09

国宝「松本城」はもちろん、その近くの女鳥羽川に並ぶように通る二つの通りも人気の観光スポットです。その一つ、中町通りは、白壁黒壁の景観が魅力のレトロな通り。ここを散策する際にお勧めなのが、栗で有名な小布施の菓子の老舗「竹風堂」です。
特に暑い時期はかき氷がお勧め。デコラティブかき氷が流行っている昨今ですが、ここは味で勝負。栗を漬け込んだ時間や手間もちょっと贅沢な、大人に食べて欲しいかき氷です。

レトロな雰囲気が人気の中町通り

写真:万葉 りえ

国内に城は沢山あれど、国宝になっているのはわずか5つ。その一つである松本城は、黒と白のコントラストや池に写る姿も美しい、築城400年の城です。戦うために堅固に作られた天守に、太平の世になって作られたオープンな月見櫓など見どころもたくさん。

写真:万葉 りえ

そんな松本城観光と合わせて散策したいのが、女鳥羽(めとば)川と並行するように通る二つの通りです。川の北側にある「繩手通り」は、縄のように細い土手だったことから名付けられた四柱神社の参道。昔ながらの商店や食事処が連なります。
そして川の南側にある「中町通り」は、江戸時代に酒造業や呉服の店が集まっていた問屋街。今も土蔵がたくさん残るこの通り。白いなまこ壁が並ぶ風情が人気で、土産品だけでなくアクセサリーやカフェなどの店も並びます。
そんな蔵が並ぶ通りを訪れた大人女子にお勧めしたいのが、小布施の老舗「竹風堂」です。

小布施の栗の老舗「竹風堂」

写真:万葉 りえ

小布施と言えば、有名なのが栗!しかし小布施は南北に長い長野県の北部地域にあるので、旅の寄り道にはちょっと遠いかもしれません。でも松本城近くの中町通りに直営店舗があるので、小布施の栗の味を楽しめるのです。
蔵の通りに溶け込むように建つ竹風堂の店舗。店頭から見ると菓子の販売だけのように見えますが、ここの敷地は、奥に長いのです。

奥にあるくつろぎの空間

写真:万葉 りえ

様々な菓子や栗おこわが売られている店頭から、ずっと奥へと入っていきましょう。奥の扉を出ると、この風情あるなまこ壁の場所へと出てきます。そこに喫茶や食事ができる、ゆったりとしたスペースが待っています。

写真:万葉 りえ

中へと入っていけば、古い時代の太い柱や梁が活かされたおしゃれな空間になっています。また、この店は、地下水をくみ上げて店の建物に沿うように池庭が造られています。窓に近い席なら、メダカが飼われているその池庭を眺めながらまったりできます。
竹風堂で使われる栗は、小布施産を中心にして優良な国内産のみ。その厳選した栗を収穫できる秋に、新鮮なうちに用途に応じて仕込んでいきます。品種や栗の特性もあるので、それに応じて、栗あんにしたり、蜜漬けにしたり。もちろん外国産のように防腐剤などは使っておらず、よく見られる漂白や、クチナシなどで黄色い色を付ける加工なども一切していません。

本来の栗がもつ滋味をかき氷で

写真:万葉 りえ

蜜漬け栗を作るには、今も一つ一つ包丁で鬼皮や渋皮をむくという地道な手作業が欠かせません。そうして剝かれた生の剥き栗は、品質を落とさないように素早く蜜漬けにされていきます。
そんな栗を使って、店では栗おこわの定食や、栗ぜんざい、栗あんみつなどいろいろ味わえます。そして、暑い時期にお勧めしたいのがこちらの「栗みぞれ」と名付けられたかき氷。
このかき氷には、栗あんとほのかに栗の風味が移った蜜もかけられています。氷とかき混ぜていただくのですが、はっきり言って見た目はとっても地味。でも美味しさのためにかけた手間ひまが滋味になって氷と溶け合います。だから、いいものを味わいたいという大人に勧めたいのです。

ちょっと珍しい栗水ようかんはお土産に

写真:万葉 りえ

栗の粒あんがつまっている「どら焼山」は竹風堂の名物で人気の菓子ですが、もう少し長く栗の風味を楽しみたいという方には、水ようかんもお勧めです。一般的なあずきや抹茶味ではなく、栗のペーストをさらりと練り上げた水ようかん。
この水ようかん「くりざさ」は夏季限定ですが、日持ちする上に、箱入りだと、配り物にも利用しやすい2個入りから用意。もちろんばら売りもあります。
甘いだけではない、本当の栗の味を楽しみたい大人女子にお勧めの、竹風堂中町店。松本観光の際は、ここに寄って涼んでみてください。

竹風堂・中町店の基本情報

住所:長野県松本市中央3-4-20(中町通り)
電話番号:0263-36-1102
アクセス:JR松本駅お城口から徒歩15分
営業時間:
・販売:8:00〜18:00
・飲食:10:00〜18:00 ラストオーダーは閉店30分前
2023年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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【トラベルjp・ナビゲーター】
万葉 りえ

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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