2023-10-23
夫・ちゃんこさんと、娘・ふーちゃんと暮らしている、なつさん。これはなつさんが、ふーちゃんを出産したときの記録です。出産予定日は12月30日。なつさんは妊娠8カ月で里帰りをし、無痛分娩で出産、産後は母子一カ月健診が終わるまで実家で過ごす予定でした。しかしある日の夜、思ってもいないタイミングで破水し……。
予想していなかったタイミングで破水したなつさん。24時半ごろに病院に着くと、そのまま入院することになりました。しかも、朝には生まれてしまうかもしれないと言われ……。
※本陣痛は俗語です。
病院で出産の準備に入るなつさん。細菌感染を防ぐ薬を飲んだり書類を記入したりして、午前2時半になりました。
このまま陣痛がきたら遠方から来る夫は出産に間に合うかわかりませんし、麻酔科医の先生もいないので無痛分娩にもできない……なつさんの胸には不安がよぎります。
待つこと数時間、午前5時になりましたが、まだ陣痛はきません。ただし、おしるしがありました。
うとうとしつつ朝8時、だんだん重い生理痛のような痛みも現れます。このとき、子宮口は4cm。
9時になり、ようやく麻酔科医にも会うことができ、お産も進みそうと安堵したなつさんでした。
◇ ◇ ◇
いよいよ出産が迫ってきたなつさん。夫が立ち会えるかもわからない、麻酔医が間に合うかもわからない状態で陣痛がくるのを待っている時間は不安だったと思います。
前駆陣痛が始まったようですが、これはお産の始まりに先駆けて起こる陣痛のこと。痛みの強さ、長さ、間隔が不規則で、痛みの感じ方には個人差があるそうです。
助産師さん曰く、夜に前駆陣痛が起こると気になって寝付くことができず、睡眠不足になってしまうこともあるそう。前駆陣痛の段階で体力を消耗してしまうと、陣痛が来たときに微弱陣痛になってお産が長引いてしまう恐れもあるとのことで、前駆陣痛の合間ではできるだけ体を休めるようにするといいそうですよ。
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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