2023-11-09
秋田県と宮城県との県境にほど近い場所にたたずむ「湯けむりの宿 稲住温泉」。秋田県最古の秋の宮温泉郷にあり、1万坪を超える広大な敷地には森と清流、そして湯量豊富な温泉がこんこんと沸いています。
きりたんぽやいぶりがっこなどの秋田が誇る味と秋田限定の美酒に酔う夜。武者小路実篤ら多くの文人に愛された昭和の名旅館の極みと自然と呼応する感覚を味わえる静寂・・・五感を研ぎ澄ます宿がここにあります。
乳頭温泉郷をはじめ多くの温泉地がある秋田の中でも最古の温泉地として知る人ぞ知る秘湯が「秋の宮温泉郷」です。栗駒山をはじめとした美しい山並みと雪解け水が流れる清流は、風光明媚な保養地として武者小路実篤などの文人に愛されてきました。
秋の宮温泉郷は各宿それぞれに源泉をもつ贅沢な温泉地で、「湯けむりの宿 稲住温泉」ももちろん源泉かけ流し。湯量豊富で浴槽からお湯があふれるほど。新鮮なお湯をいつでも楽しめます。
湯けむりの宿というだけあり、お風呂の種類が多いのも魅力のひとつ。広々とした大浴場には一面に窓ガラスが設けられ、窓の向こうに見える景色はまるで一枚の絵画のよう。
春〜夏はむせぶような木々の緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の風景を堪能しながら温泉を楽しむ贅沢なひとときが過ごせます。
単純温泉はさらりとしたお湯が魅力。いつまでも入っていたくなるやわらかいお湯です。大浴場は男女入れ替え制。チェックイン〜夜1:00、3:00〜チェックアウトまでで楽しめます。
一人温泉をこころゆくまで堪能したい人には貸切風呂がおススメ。2つの貸切風呂は「入浴中」のランプがついていなければいつでも入ることができます。
温泉が湯舟に注がれる優しい音、そして自然をすぐ近くで感じられる癒しのひと時。お風呂上りには、缶ビールや缶酎ハイのサービスも!部屋に持ち帰って飲むことができるので、部屋で風呂上りのビール一杯の至福のひとときをどうぞ。
アルコールが苦手な人はアイスのサービスも。そして、朝5:00〜10:00までは牛乳とコーヒー牛乳のサービスもあります。
秋田県の山海の味覚、またご当地名物グルメをたっぷり味わえる美食の宿。味だけでなく器なども料理にあわせてセレクトされ、目でも舌でも楽しめるのが魅力です。
まずは、箸置きと箸を選ぶところからスタート。レトロな和柄が並び、どれを選べばいいか迷うほどの美しさ。お気に入りを箸置きを選ぶだけで、気分があがります。
旬の素材を使った料理を提供するため、季節ごとに様々な味が楽しめます。今回は「長秋の献立」をご紹介。
前菜は一口サイズの上品なメニューが並びます。秋田名物いぶりがっこはクリームチーズであえて食感と甘味を楽しんだり、佃煮風の秋刀魚オランダ煮は一口サイズで食べやすく。
松茸の土瓶蒸しはテーブルで煮たたせてからいただきます。そして、秋田といえばきりたんぽ。鶏の出汁がきいたスープをたっぷり染み込ませたきりたんぽは絶品!
鍋物はしゃぶしゃぶとしょっつる鍋も選べます。ハタハタなど大量に水揚げされる魚を樽に放り込んで塩漬けにし、じっくり発酵させて作る魚醤「しょっつる」はくせがありますが、鍋でいただくと素材に魚醤のコクがプラスされてくせになる味わい。2名以上で宿泊の場合は、きりたんぽとしょっつるを一つずつオーダーしてもらいたいほど、どちらもスープに特徴があります。
ちなみに、夜提供される「夜鳴きそば」はしょっつるのお供が添えられ、しょっつる味変ができます。おなかに余裕があればぜひどうぞ!
一押しがA5ランクの由利牛を使った焼物。蒸気がでた竹筒でサーブされます。蒸気が止まり、蓋をあけるとお肉のジューシーな香りがふわり。ネギダレと紫蘇ダレの2種類のどちらかにくぐらせて食べます。
が、1枚目はなにもつけずにそのまま食べてみてください。食べた瞬間、溶けてなくなるほどやわらかく、口の中に残る肉汁の甘味がいつまでも続きます。
この旨味と柔らかさの秘訣は一度軽くローストしてから蒸すこと。このひと手間がおいしさを倍増させているのです。
朝ごはんも山海の幸がたっぷりいただけます。小鉢、焼き魚、温めて食べる豆腐料理、藁納豆、雑魚山椒、温泉卵などから選ぶ朝事の友など盛りだくさん。
お味噌汁は鉄鍋でサーブされ、IHの上に置いてくれるので適温で、かつ思う存分、丁寧に作られたお味噌汁がいただけます。
秋田の名品「曲げわっぱ」に入れられているのもご当地愛を感じます。曲げわっぱとは、輪の形をしたいれもののことで、お弁当として使用すると温かく冷めにくいという特徴があり重宝されています。杉や檜の薄い板をまげて作るので木の香りをほのかに感じられるのも魅力です。
曲げわっぱの中には畑のキャビアといわれるとんぶりをトッピングしたとろろや紫蘇巻きが入っています。紫蘇巻きは、甘味噌を紫蘇でくるりと巻いて、かりっと焼き上げた東北名物の食べ物で、ご飯のお供によし、お茶菓子として食べてもよしの東北ならではの料理です。
ご飯のお供の中でも一番のおススメが削りたてのかつお節と出汁しょうゆのセット。
削りたてのかつお節はふわっふわで、削りかつおの香ばしい香りがふわり。だし醤油を数滴たらしてご飯と一緒に食べれば、まさに口福のひととき。秋田が誇る「あきたこまち」の甘味と旨味によくあいます。
文人も愛した名旅館の意匠を残しつつ、令和の旅館にふさわしいスタイリッシュさを兼ね備えた客室は、和の素材と土地の風土そして、自然が呼応する空間。
宿一押しの離れ「天の坐」は、美しい日本風庭園を眺められる贅沢なテラスと露天風呂が魅力。庭園を包む静けさ、心地よく流れる水の音、緑の間から降り注ぐ光と、自然と日本の伝統美に包まれ眠る、至福のひとときを過ごすことができます。写真は天の坐の嵐亭。
天の坐には4つの部屋タイプがあり、どの部屋も窓が広く、自然を身近に感じられます。広いリビングのほか、ちょっとした茶の間は遊び心満載で、探検するのが楽しい部屋ばかり。写真は、杉亭。
リビングルームの先にある丸い扉をあけた先にベッドルームがあります。和テイストの部屋なのに洋も取り入れた和洋折衷な空間に心躍るはず。
極上の空間で、誰にも邪魔されることなく思い切り羽を伸ばし、大切な人とゆっくり過ごす特別なステイが叶います。
部屋の広さや天然温泉露天風呂付、天然温泉桧内風呂付など、さまざまなタイプの部屋が月の坐、湯の坐、水の坐、雲の坐とあります。写真は雲の坐。
広いベッド2台があり、ちょっとしたすだれがおしゃれ空間を演出。書画や絵、花も随所に飾られ、大人のための格調高い和クラシカルな空間が安らぎを与えてくれます。
館内に一歩足を踏み入れた瞬間、温かい木のぬくもりと畳敷きがお出迎え。うち履きはなく、裸足で館内を歩くスタイルで、自宅でくつろぐように過ごせます。
ウェルカムドリンクはアップルティーやほうじ茶、ビールも選べます。宿泊者ならだれでも利用できるラウンジでは秋田の地酒サービスも。
武者小路実篤の全集を用意したライブラリーも。館内のいたるところで、直筆原稿や書画などがみられます。
リニューアル前の旅館で展示されていた絵葉書や絵画など昭和の古き良き時代を彷彿させるものが多数展示され、廊下を歩いているとさながら美術館にいるような気分になります。
広い廊下には歩きやすい畳が敷かれています。生け花も髄所におかれ、館内を歩くのが楽しみになります。
日本の伝統美を随所で感じ、上質なものに触れられる時間は、心の栄養源。宿泊客一人ひとりに目が行き届いているおもてなし、味覚がとぎすまされる食事、肌が喜ぶやさしいお湯と、自然を感じる空間。心身を解き放てる極上の宿で、心の栄養補給しませんか。
2023年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
秋の宮温泉郷 湯けむりの宿 稲住温泉(外部リンク)
https://www.hotespa.net/hotels/inazumi/
【トラベルjp・ナビゲーター】
浮き草 ゆきんこ
関連記事
オリコンタイアップ特集
オリコンタイアップ特集
オリコンタイアップ特集
カードローン比較ガイド Powered by オリコン
オリコン顧客満足度ランキング
プレゼント特集