2023-11-11
私は夫と2人暮らし。専業主婦としてやりくりを頑張ってきましたが、少し前から生活費が雀の涙ほどしかもらえなくなり、とても困惑しています。
以前からそんなに多くはなかった生活費ですが、近ごろは生活できないほどの金額で毎月赤字になっています。独身時代の貯蓄を切り崩して生活しており、将来への不安が尽きません。お小遣いもなく……もう限界。気弱な私ですが、思い切って夫と話すことにしました。
生活費の増額をお願いすると、私のやりくりが下手だからだとダメ出しをしてきました。夫に頼まれて専業主婦になりましたが、これだったら仕事を続けておけば良かった……と後悔。パートも禁止されているので、今のままでは本当に生活ができなくなってしまいます。
私は基本おとなしく、声を荒げることもありません。この性格が災いしたのか、夫は日に日に威圧的になり、亭主関白を気取るようになりました。
限界に達した私は、パートで働こうと決意。勤め先も決めました。夫に怒られることを覚悟で話を切り出すと、なぜか夫はあっさり認めてくれました。これから生活費は入れないと宣言されましたが。「お金が足りない……」と私から催促されることもなくなると笑顔になった夫に、とても違和感を覚えました。
どうやら夫は、私に対して隠し事があるようです。給与が減って生活費が入れられないのであれば正直に言ってほしいのですが、何も言ってくれません。何かあったら話してと連絡をした数分後、目を疑うようなことが起こりました。。
私のスマホが鳴り、メッセージを受信。夫からでした。
「明日お金振り込むから待っててくだちゃいねー?」そんな約束はしておらず、生活費は一銭も入れないと宣言されたばかりです。その後も赤ちゃん言葉で、給料日がナントカとか、デートの予定がナントカとか、どんどんおかしなメッセージを送ってくる夫に、私はピンときました。「なるほどね〜(笑)」私に厳しい節約を強いていたのはこのためだったのかと、悟りました。
「え、いやこれは違う」夫はようやく誤爆に気づいたようです。なんだかんだ訳のわからない言い訳をして、慌てて帰宅してきました。
家にいる妻をみてホッとしたのか、不倫を許してもらえたと安心したようです。ですが、実際はその逆でした。真実を知った私は戦闘モード全開!不倫相手を特定し、証拠も集めました。
夫はスマホとパソコンを同期しており、証拠となる写真やメッセージのやりとりはすぐに見つかりました。不倫相手は、パパ活をしている大学生。学生だとしても不貞行為とわかっていて付き合っていたのですから、慰謝料も請求するつもりです。
証拠探しをしているときに私の悪口まで見つけてしまい、彼に対する思いや情はサーッとなくなっていきました。もう私は不要の存在です。心置きなく、離婚届を置いて出てきました。
夫はお金もないので、別れたくないと言ってきましたが、私の心には何も響かず。調停で離婚が成立しました。今は就職先も無事決まり、充実した毎日を送っています。
◇ ◇ ◇
これまで妻のことをないがしろにしておいて、いざ自分がひとりになったら一緒にいたいだなんて、都合が良すぎますよね。誤爆メールのおかげで、妻のほうは夫から逃げられてよかったですが……。これからは幸せな生活を送ってほしいですね。
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