2023-12-05
ベルギーを一言で表すと「美食の国」と表現されるほどヨーロッパでも食の文化意識の高いベルギー王国。その中でもベルギービールは2016年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されており、日本でも一層認知度が増しています。ベルギー訪問の中でも飲食を楽しみにされている方も多いことでしょう。そんな方に本場だからできるベルギービールとローカルフードを歴史に浸りながら味わえる「ヴァル・デュー修道院」のご紹介です。
ヴァル・デュー(Val-Dieu)修道院は、1216年にシトー会修道士によってリエージュ州オベルに建てられた修道院です。「Val-Dieu/ヴァル・デュー」の“Dieu”は神を意味します。紛争や焼失で破壊と修正を繰り返したのち、2001年に最後3人の修道士たちが去って以降は、信徒のコミュニティにより投資され守られています。
現在、広大な敷地内には多くの来訪があり、教会や修道院、公園や食事、お土産ショップなど、半日はゆっくり時間を取って満喫したい滞在場所です。
こちらの教会は宗教戦争やフランス革命など4度に渡り破壊や焼失をしていますが、その度に再建され現在の姿で残されています。シトー派の原始的な遺跡としてベルギーに唯一今日に残されている、シンプルでありながら美しい教会です。
修道院の裏手には、広大で手入れの行き届いた庭が広がっており、私たちの心を整えてくれます。美しく植えられた花や鳥のさえずり、小川の流れや木々の紹介パネルなど、ゆっくり時間をとって散策したい場所です。
庭の奥には森の中にひっそりと現れるベンチがありますが、ここは休憩用のベンチではなく野外チャペルとして利用されている場所です。私たちにはあまり馴染みがありませんが、ベンチ奥のテーブルのような少し高い台に神父が上り、教徒に話をする場となっています。
そのような神聖な場となっていることから、空気も澄んでいて差し込む日の光も神々しく、木々も一層緑豊かに感じます。
もちろんカッコいい修道院の建物も見る価値あり!入口の重厚な門やそこを抜けて広がる古い建築は心を打たれます。この一角はビールを始め、土地の名産品を取り扱うお土産ショップやブラッセリーもあり主要な場所となるため、時間が無くてもここだけは絶対に外せない場所と言えるでしょう。
ここでの最大のお楽しみは、修道院内のブラッセリーで種類豊富なヴァル・デュー・タップビールと軽食を味わうのが一番の楽しみと言えるでしょう。
店内は一見カフェテリア形式でカジュアルですが、乳製品や加工肉でも有名なこの土地のチーズやハムのプレートや、その他のベルギー料理はオーダー後に調理してもらえる形式で、リーズナブルな価格で良質なものが提供されていますので、ぜひお試しください。
もちろん石造のブラッセリー内部で、日本とは違う建築様式を楽しみながらの食事も良いですし、天気が良ければ屋外で飲食をするもの気持ちがよいでしょう。どちらを選んでも普段とは違う特別なビールを味わえます。
ベルギーにはいくつもの修道院がありますが、このように美しく手入れが行き届き、しかも観光客にも分かりやすく楽しめるように紹介されている場所はなかなかありません。せっかくのベルギーでの特別体験のために、半日から1日かけてゆっくりこの地を訪れてみませんか。
住所:Val Dieu 227, 4880 Aubel
電話番号: +32-8769-28-28
アクセス:ブリュッセル中央駅から車で1時間半程度
2023年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
Val-Dieu Abbey(外部リンク)
https://www.abbaye-du-val-dieu.be/en/
トラピストビールの聖地!ベルギー「オルヴァル」で修道院ビールを堪能
https://www.travel.co.jp/guide/article/44498/
【トラベルjp・ナビゲーター】
Miyuki Sakai
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