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「あんたの夫も社長?どうせ零細企業でしょ」マウント同級生から嫌味→夫と会わせると…!?

2024-01-27

私は30歳の会社員です。5歳年上の夫は、小さいながらも会社経営をしています。結婚を機に私も夫の会社で働くようになり、忙しくも充実した日々を過ごしていたときのこと。息抜きも兼ねて中学時代の同窓会に参加すると……。

「あんたの夫も社長?どうせ零細企業でしょ」マウント同級生から嫌味→夫と会わせると…!?

最初に話しかけてきたのは

同窓会の会場で最初に声をかけてきたのは、中学時代のクラスメイトであるアイカでした。

「あらぁ〜。アンタ、中学生のときから変わらず地味ね。どうせ結婚もできずに寂しい人生を送っているんでしょ〜」。

早々に彼女から声をかけられ、ちょっとげんなりした私。というのも、私は昔から彼女のことが苦手でした。なぜなら口を開けば嫌味の連発。何かと人を見下すところがあったからです。

どうやら、大人になっても彼女は変わっていないようでした。うまくかわせたらと思ったのですが、結果的に私は彼女につかまってしまいました。

「夫マウント」が始まり…

アイカは、「私は、あの有名な会社の社長夫人よ。あなたでもこの会社はご存じよね?」と、聞いてもいないのに自慢話を始めます。

なんとかやりすごしたいと、「すごーい! あの会社って言ったら大手企業じゃない!」とおだてる反応をすると、アイカは満足げな表情を浮かべました。そんなとき、近くにいた友人が話に入ってきました。そして「でも、この子のご主人も社長だよ? 素敵な人で、ふたりは一緒に仕事をしていて夫婦仲もいいよね」と、悪気なくアイカに私のことを話してしまったのです。

友人の言葉に、ギロリと私をにらみつけたアイカ。私はその剣幕に押されつつ答えました。「う……うん……。と言っても小さい会社だけどね」と。

するとアイカは鼻息荒くして「へぇ〜。あんたの夫も社長なの? どうせ潰れかけの零細企業でしょ。あんたみたいな地味子が結婚できる男なんてたかが知れてるわ!」と高笑いしたのです。

あらぬウワサが拡散…犯人は

そんな同窓会から数日後……。偶然私は、同級生と街で遭遇し、私と夫にまつわるとんでもない噂が広まっていることを聞かされました。それは、夫の会社が倒産寸前で、私たちが親戚や知人にお金を借りるため走り回っているというもの。ウワサの出どころは……なんとアイカでした。

もちろんそんな話、すべてデタラメです。同級生には説明し理解してもらえたものの、ウワサの出所である「アイカにしっかり話さないと」と思った私。しかし、私はアイカの連絡先を知りません。

「どうしよう」と思っていたとき、SNSで彼女のアカウントを発見。投稿を見ると、次の週末に夫婦で高級料理を食べに行くと書き込んでありました。

私は夫に事情を説明し、次の週、アイカたちが行くと言っていた高級レストラン付近で散歩をすることに。そしてついに、アイカと彼女の夫がやってきました。

デタラメを言いふらすのはやめて!

アイカは私の姿を見つけるやいなや、「へぇ〜こちらがご主人? 潰れかけ零細企業の社長さん?」とあざ笑います。そんな彼女に、私は単刀直入に言いました。「同級生たちに変なウワサを流したのはアイカだよね? デタラメだからやめてほしい」と。

するとアイカは「デタラメ? 本当のことだから広めてあげたのよ」と悪びれる様子は一切なく……。さらに「仕事ができない男と結婚したんだから、ふたりで身の丈に合った生き方を……」と言い出したとき、彼女の夫がアイカを遮りました。

「い、いつもお世話になっております! ほら、挨拶をしろ! この方は有名な凄腕エンジニアで、わが社の仕事をお願いしているんだ!」と、頭を下げるアイカの夫。しかし、アイカは「ただの下請けでしょ? だったらやっぱり私たちのほうが上。頭を下げる必要なんてないわ」と言い放ちます。

そんな2人を前に夫は「わが社はたしかに小さいですが、他にはない技術力を持っていると自負しています。取引先にもご理解いただいていると思っておりましたが……。契約の辞退も考えないといけません」と答えました。

するとアイカの夫は真っ青に。「下請けなんて捨てるほどあるでしょ」と横柄な態度のままのアイカにアイカの夫は声を荒げました。「会社がもっているのは彼らのおかげだ。社長夫人の肩書を自慢するくせに会社のことをわかろうともしないなんて!」。

もう一緒に仕事をしたくありません

夫に怒られたアイカは、納得できないというように震えながら、私をにらみつけました。すると私の夫がアイカの夫に言ったのです。

「あなたも同類です。私の妻の顔を見ようともせず、挨拶もしない。妻は御社の担当営業で、会議で何度もお会いしています。社長という肩書を持つ私にばかりゴマをすって……。正直、私はそういう方とは仕事をしたくありません。契約については妻と相談して決めます」。

そして私たちは相談のうえ、アイカの夫の会社との取引を停止することにしました。その後、アイカの夫の会社がどうなったのかはわかりません。けれど、「自分たちが偉い」といった態度では、ついてくる人たちもついてこなくなってしまいます。今回は私たちの一件でそう感じているはずですが、遅かれ早かれ、彼女たちはそのことを知ることとなったでしょう。

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