2024-02-04
ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくんは、4月に入学してからすぐに登校しぶりが始まりました。以前から常同行動や強いこだわりなどがあり、集団の中で順番や列を覚えるのが苦手だったまっちくん。発達検査を受けたものの、診断名はつかず、「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのこと。結局あまり登校できないまま1学期が終了。2学期が始まると、まっちくんの登校しぶりはますますひどくなってしまいます。そんな中、大学病院の心理発達科を受診して医師に悩みを相談しましたが、親の気持ちを理解してもらえず、つらい気持ちに。ねこじまさんは、もう病院を訪れるのはやめようと決めたのでした。
そして10月ごろのある日、下の子の1歳児教室のため、保健センターへ行くことに。どうしても参加したかったのに、またもや登校しぶりで予定通りに事が運びません。
ものすごく急いでいるのに、とぼとぼ歩くまっちくんを見て、ねこじまさんの怒りは歩道で爆発してしまいました。なんとか学校へ送り届けたものの、自己嫌悪に陥り涙するねこじまさん。
その日の夕方、学校から電話があり……。
小学校の先生に泣きながら、今朝のことや、これまでの自分の思いなどをすべて打ち明けました。すると先生は、「お母さんがつぶれてしまったらいけないので!」と、ねこじまさんだけでもスクールカウンセラーの先生に相談に行くことをすすめてくれました。
その後、帰ってきたまっちくんに今朝のことを謝ると「やかましいなぁと思った」と言われてしまいます。人の気持ちがわかりすぎてしまうくらい繊細だった長女に比べ、相手の気持ちや状況をあまり理解していないと感じるときがあるまっちくん。
当時、ねこじまさんは「男の子ってこんなものなのかな」とあまり深く考えていませんでした。今回も、まっちくんはなぜねこじまさんが怒っていたのかを理解できていなかったようで、そんな様子に違和感を覚えつつ、「不思議な空気の子だなぁ」と感じていたのでした。
親が必死に説明したり注意したりしても、子どもにはきちんと伝わっていないことってありますよね。危険なことや重要なことに関しては、親も子も冷静に話ができるときに、子どもが理解できるまで何度も伝え続けることが必要なのかもしれません。
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