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菅原道真ゆかりの“雨降りの滝”も!大阪・岸和田「意賀美神社」

2024-02-23

大阪府岸和田市の神於山の麓に鎮座する意賀美神社(おがみじんじゃ)は、約1300年以上の歴史がある式内社です。境内の前を流れる津田川上流には「雨降りの滝」があり、かつて大干ばつの際には人々が雨乞いをし、ご神徳があったことから「雨降り大明神」ともいわれています。豊かな自然環境の中に位置する意賀美神社で、マイナスイオンを浴びて心落ち着くひとときを過ごしてみませんか?

「神のおわす山」“神於山”の麓にある意賀美神社

写真:モノホシ ダン

岸和田市内のどこからでも望める神於山(こうのやま)は、標高約300mの独立峰です。岸和田の水源であり、古くから「神のおわす山」として、山そのものが神体山として崇拝の対象でもありました。
神於山の展望台からは、広大な大阪平野を一望でき、明石海峡大橋やあべのハルカスなど、圧巻の大パノラマを楽しむことができます。
<神於山の基本情報>
住所:大阪府岸和田市尾生町
山頂までのアクセス:道の駅 愛彩ランドから徒歩約60分

写真:モノホシ ダン

その神於山の北側の裾に鎮座するのが意賀美神社です。境内へは東参道、西参道、北参道の3つの入口があります。南海ウイングバス「宮の台」バス停を降りてすぐの東参道は、境内までは急坂を下るだけで鳥居もなく、どちらかというと裏参道的な存在です。
またバス停からは、府道を挟んで神於山への登山道があり、山頂までは約40分でアクセスできます。整備された初心者向けの登山道ですので、拝観の前後に、登山を楽しむのもおすすめです。

写真:モノホシ ダン

意賀美神社の御祭神は、闇淤加美神(くらおかみのかみ)という龍神(水の神)です。ほかに水を司る神様には、高淤加美神(たかおかみのかみ)が有名です。
ただし、闇淤加美神は谷あいに、高淤加美神は山の上に祀られています。どちらも、慈雨、五穀豊穣、商売繁盛の神様として信仰されています。
意賀美神社の拝殿は、平入入母屋造の建物に妻入入母屋造の向拝が付いたものです。春日造の本殿は、コンクリート製の覆屋の中に収められているため、外側からは見ることができません。

意賀美神社のお参りは表参道の「西参道」がおすすめ

写真:モノホシ ダン

意賀美神社の3つの参道の内、表参道と言えるのが西参道です。境内までは、ほぼ一直線に参道がのびていて、石段を登りきった正面に拝殿があります。

写真:モノホシ ダン

一の鳥居から二の鳥居の間には津田川に架かる意賀美橋があり、橋の上からは、津田川の浸食作用による峡谷の造形美を楽しむことができます。

写真:モノホシ ダン

拝殿にお参りしたら、絵馬殿の左手の道を通って、川に突き出たような観瀑台に行ってみましょう。観瀑台からは、鬱蒼とした森に包まれた高さ10mほどの「雨降りの滝」が見えます。
意賀美神社の森には、クスノキ、シイ、カシ、ヤマモモなど約70種類の暖帯林(だんたいりん)が茂り、社叢は岸和田市の天然記念物に指定されています。また意賀美神社と滝は、大阪府の「みどりの百選」に選定されています。

エメラルドグリーンの滝壺が美しい「雨降りの滝」

写真:モノホシ ダン

エメラルドグリーンの滝壺が美しい「雨降りの滝」は、日照りの際には滝壺の水をさらえて神前に祈ると、必ず雨が降ったことからその名があります。
記録に残るものでは、聖武天皇の治世の732年(天平4年)の夏の大干ばつの時に祈雨の霊験があり、社領を寄進されました。
さらに陽成天皇の御代の884年(元慶8年)、畿内を襲った大干ばつに際しては、天皇が菅原道真を奉幣使として雨乞祈願をさせたところ霊験著しく、この頃より“雨降り大明神”と呼ばれるようになりました。

写真:モノホシ ダン

観瀑台を望む高台には、「厳島神社」と「意賀美荒神社」の相殿が建っています。厳島神社の御祭神は、市杵島姫命(通称 弁財天)で、航海・漁業を始めあらゆる交通安全の守護神です。
意賀美荒神社の御祭神は、火産霊命(ほむすびのみこと)で、防火・鎮火の守護神であり、とくに各家庭の“火の用心”の神様として、古くから人々に崇敬されています。

写真:モノホシ ダン

さらに同じ並びには不動明王の石像があります。雨降りの滝は、日本遺産「葛城修験〜里人とともに守り伝える修験道はじまりの地〜」の構成文化財の一つで、不動明王像はこの滝が修行場であったことが伺えます。

交通安全や歯痛の神様「井滝岩大明神」とは

写真:モノホシ ダン

このほか拝殿前には、抱岩(だきいわ)と呼ばれる巨石があります。この巨石は、もともとバスが通る府道沿いにありました。
その当時は道が細く、道行く人々は道を塞ぐ格好の大岩を抱くようにして通ったことからこの名があります。中には、谷底に落ちて大怪我をする人もいました。

写真:モノホシ ダン

その後、道が拡張され、抱岩は境内の今の位置に降ろされました。やがて大岩は神として祀られ、「井滝岩大明神」として交通安全の神様として人々の信仰を集めています。
ところが何時の頃からか、歯痛の神としても信仰されるようになりました。大岩に茶葉を供えて歯の治癒を祈ると、霊験あらたかといわれています。言われてみれば、岩には歯型のような跡があり、歯痛に御神徳がいただけるというのも頷けます。

写真:モノホシ ダン

意賀美荒神社の御朱印は、書き置きで、拝殿の賽銭箱の隣に置かれています。初穂料をおさめて、日付は自分で記入するようにしましょう。

約1300年前の年号が刻まれた「手水鉢」

写真:モノホシ ダン

意賀美神社へ車利用の方は、北参道前の駐車場の利用が便利です。北参道は、西参道よりもさらに鬱蒼とした森に囲まれて昼なお暗く、神秘的な空気が漂います。

写真:モノホシ ダン

その北参道で必見なのが、今は使われていない手水鉢に刻まれた銘です。龍大神宮(「龍」の漢字は正しくは雨かんむりに龍)の文字の横に、「天平四壬申八月壱日座中」とあり、聖武天皇が祈雨祈願をしたという732年の年号であることが分かります。
このことから、意賀美神社は約1300年以上前からこの地に鎮座していたと推測され、時空を超えて存在し続けることの偉大さのようなものを思わざるを得ません。

意賀美神社の基本情報

住所:大阪府岸和田市土生滝町17番地
電話番号:072-426-1995
アクセス:JR阪和線「東岸和田駅」より南海ウイングバス「宮の台」バス停下車すぐ
車利用の場合は、北参道前の駐車場利用
2024年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
意賀美神社・雨降りの滝(外部リンク)
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/kishiwada-side/amehurinotaki.html
岸ぶら(外部リンク)
https://kishibura.jp/

【トラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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