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ここは外せない!ミュンヘン旧市街おすすめ観光スポット5選

2024-03-14

ドイツ第3の街ミュンヘンは、都市として整備された1158年の創建とされ、後に商工業が繁栄。中世には地域的重要都市に、さらにはゴシック芸術やルネサンス芸術の中心となり、ビール醸造が始まり、バロック様式の生活が中心に。二つの世界大戦後は強力な経済力を持つ街となっています。
なので見所は街中に盛沢山!特にカールス門を越え旧市街に入ったノイハウザー通り周辺にはぜひ見ておきたい観光スポットが続きます。

マリエン広場

写真:Hiroko Oji

ミュンヘン旧市街の中心地であり市内交通網の中心地ともなるのがマリエン広場。中世には市場が開かれたり決闘が行われたりした広場です。広場の北面には1867年〜1909年に建てられたネオゴシック様式の美しく堂々たる新市庁舎がそびえています。
ここで一番人気なのが新市庁舎の塔に設置された仕掛け時計グロッケンシュピール。ドイツ最大の仕掛け時計で、11:00と12:00(3月〜10月は17:00も)に約10分間、等身大の人形たちが2段のステージ上に登場しては消えていくショーが見られます。これは1568年のバイエルン大公の結婚式を祝う様子を再現したもので、馬に乗った騎士が槍で戦うシーンやビール樽職人たちが踊る様子が繰り広げられます。また21:00にはおやすみの挨拶をするために夜警と天使とミュンヘン小僧が登場します。

写真:Hiroko Oji

新市庁舎前には、三日月の上に立つ金色に輝くマリア像のある記念碑が建っています。この記念碑は30年戦争中のスウェーデンの占領が終了したのを祝うために1638年に建てられましたが、てっぺんのマリア像は1590年に造られフラウエン教会にあったものです。

写真:Hiroko Oji

広場の一角にあるこの噴水はフィッシュブルネン。中世まで遡る歴史をもつ市のランドマーク的存在で、現在の噴水は1954年製のものです。

フラウエン教会

写真:Hiroko Oji

淡い緑の玉ねぎ頭をした2本の塔が目印となるのがフラウエン教会。ミュンヘンだけでなくバイエルン州の州都のシンボルともなる赤い煉瓦造りの教会で、それまでマリア礼拝堂があった場所に、1468年〜1488年にかけて建てられました。
約100メートルある南塔からは市内ばかりでなくバイエルンアルプスの山々までも一望できる眺めが素晴らしいです。

写真:Hiroko Oji

教会内は三身廊からなっていて22本の白い八角柱が2列に並びます。身廊の長さは109メートル、幅41メートル、高さ31メートル。ハレンキルヒェというドイツならではの後期ゴシック様式で建てられており、一見柱ばかりが目に入り側廊と窓が無いように見えるのですが、ステンドグラスのある窓がたくさん並び高く設計されているのでとても明るい内部です。
神聖ローマ皇帝「 ルートヴィッヒ4世」の墓碑やステンドグラスの「受難のキリスト」、かつての大祭壇画「マリアの昇天」など見逃せません。

写真:Hiroko Oji

教会内には「悪魔の足跡」と呼ばれる足跡があるのをご存じでしょうか。この足跡の上に立つと、正面のステンドグラス以外は、聖堂内部の柱の陰に隠れてしまいひとつも見えなくなるのです。
この足跡には次のような伝説が残されています。教会が建築された17世紀当時は、手前にルネサンス様式の巨大な祭壇が置かれていたためこの位置からは正面のステンドグラスさえも見えなかったのだそうです。ある日こっそりやってきた悪魔がここに立って窓が一つもないことをあざ笑い床の上に自分の足跡を残しました。ところが、もう一歩足を踏み込んだ瞬間たくさんの柱の陰に隠れていた数々の美しい窓が現れ、明るい光に取り囲まれた悪魔は大風に変身し教会を壊そうとしたけれど歯が立たずに退散してしまったという伝説です。ここを訪れた方はぜひご自分で確かめてみてくださいね。

ペーター教会

写真:Hiroko Oji

マリエン広場南側のすぐ近くにあるのが、12世紀後半に起源を持つミュンヘン最古の教会「ペーター教会」。拡張・再建を経た後、1368年に新しい塔が加わりロマネスク・ゴシック様式の教会となりましたが、第二次世界大戦によって大部分を破壊され、2000年に復元されたのが現在の姿。「ペーターじいさん」という呼び名で地元の人々に愛されています。

写真:Hiroko Oji

教会内は白い天井に描かれた色鮮やかなフレスコ画や壁面の彫刻の数々を見ることができます。また宝石で飾られた聖ムンディティアの遺骨が安置されていることでも知られており、高祭壇の上にある聖ペーター像も見逃せません。

写真:Hiroko Oji

ペーター教会の塔には、いったん外に出て左へ回り込んだところにある受付で料金を支払い、約300段の階段で上ることができます。階段は幅が狭く、上り下りで同じ階段を利用するので譲り合って上るのですが、上り切るとそこにはミュンヘン市内のみならず遠くはバイエルンアルプスまでも一望できる絶景が広がります。
塔の上では360度一周ぐるりと回ることができますので、ぜひゆっくりとこの眺望を楽しんでくださいね。
<ペーター教会の基本情報>
住所:Peterspl.1,80331.Munchen
電話番号:+49-89-21023776

ドイツ狩猟漁猟博物館

写真:Hiroko Oji

ミュンヘン中央駅からカールス門を経て歩行者天国の通りノイハウザー通りに入り、マリエン広場へ向かう途中で多くの観光客にナデナデしてもらう人気者がこのブロンズのイノシシ像。ナマズの像と共に挟まれて背後にあるのがドイツ狩猟漁猟博物館です。
ミュンヘンで最古の石造りの教会の1つ旧アウグスティノ教会だった3階建ての建物を利用しており、1966年からドイツ狩猟漁業博物館となりました。

写真:Hiroko Oji

館内は、狩猟や漁業、野生生物の生態・環境などについての展示が並びます。
こちらの鹿の角がたくさん並ぶ最上階のホールはホワイトホールと呼ばれ、狩猟文化、歴史、イベントのための壮大なホールとなっています。また歴史展示のほか、自然史や、「森の小道」で地元の野生生物に出会ったかのように思えるエリアや生息地のジオラマと剥製でまさに森の中にいるかのように思えるエリアがあったりで見応えのある広い館内です。

写真:Hiroko Oji

さらに2017年に完成した「Water Worlds - Fish Stories」部門では、水中散歩するような感覚で、多様な種類の水域および魚の生態系を知ることができます。
<ドイツ狩猟漁猟博物館の基本情報>
住所:Neuhauser Str.2,80331 munchen
電話番号:+49-89-220522
開館時間:9:30〜17:00

ミヒャエル教会

写真:Hiroko Oji

ノイハウザー通りに面して建つ教会はミヒャエル教会。1583年〜1597年に建てられ、アルプス以北では最古で最大のルネッサンス様式の教会です。ファサードには歴代のローマ皇帝や聖人像が並びます。

写真:Hiroko Oji

高く、広く、明るいミヒャエル教会の内部は、シェルを思い浮かべさせる20メートルもの大アーチ型天井と、壮麗な白い漆喰装飾が印象的です。主祭壇をはじめ祭壇・説教壇は豪華な金色の装飾で飾られています。

写真:Hiroko Oji

主祭壇に向かって右側に地下に通じる階段があり、階段下の窓口で2ユーロ支払うとヴィッテルスバッハ家の地下墓所を見学することができます。
ここには、たくさんのヴィッテルスバッハ家の人々が埋葬されており、中でもひときわ目立つのがノイシュヴァンシュタイン城築城で知られるバイエルン王ルートヴィヒ2世の棺。花束が絶えることなくリボンや王冠が飾られています。
<ミヒャエル教会の基本情報>
住所:Neuhauser Str.6,80333.Munchen
電話番号:+49-89-231-7060

見所多数のミュンヘンではぜひ宿泊を!

ミュンヘンにはここでご紹介した観光スポットの他にも、レジデンツやバイエルン州立歌劇場、市立博物館、ノイエ・ピナコテークやアルテ・ピナコテークなどの美術館や博物館が点在しており、郊外にはニンフェンブルク城やオリンピック公園など、ゆっくり訪問したいスポットもたくさんあります。中央駅周辺にはリーズナブルで移動に便利で居心地よいホテルがたくさんありますので、ぜひ連泊してミュンヘンの町をたっぷり楽しんでくださいね。
2024年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
フラウエン教会(外部リンク)
https://www.muenchner-dom.de/
ペーター教会(外部リンク)
https://alterpeter.de/
ドイツ狩猟漁猟博物館(外部リンク)
https://www.jagd-fischerei-museum.de/
ミヒャエル教会(外部リンク)
https://www.st-michael-muenchen.de/
ミュンヘンの駅チカ「AWA ホテル」美味しい朝食&リーズナブル
https://www.travel.co.jp/guide/article/48203/

【トラベルjp・ナビゲーター】
Hiroko Oji

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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