指定野菜に仲間入り!ブロッコリーの美容・健康に嬉しい栄養とお手軽レシピ

半世紀ぶりに「指定野菜」に追加されたブロッコリー。緑黄色野菜の仲間として、その栄養素の高さが注目されてきました。
今回はそんなブロッコリーの美容と健康に嬉しい栄養ポイントや、食べ方アイデアについて、インナービューティー料理研究家の筆者がご紹介します。

指定野菜とは?

「指定野菜」とは、農林水産省が「国民生活に欠かせない野菜」として定める分類で、安定供給のために生産農家さんへの補助金制度などサポート体制が整えられているお野菜たちのこと。
栄養価の高い食材が、比較的安価で安定的に入手できるようになるのは消費者にとっても嬉しい限り!
そんな指定野菜に、2026年からブロッコリーが正式に追加されることになったんです。ブロッコリー好きとしては嬉しい限り。

ブロッコリーの美容と健康に嬉しい栄養とは?

【1】シミ予防やコラーゲン生成に嬉しいビタミンCが豊富ブロッコリーには、お肌のシミ予防やコラーゲン生成をサポートする「ビタミンC」が豊富に含まれています。くすみのない肌、弾力のある肌を目指す方には嬉しい栄養素です。
ビタミンCは加熱調理に弱いので、さっと湯がいたり電子レンジで加熱調理するのがおすすめです。ブロッコリーは比較的火の通りが早いお野菜なので、2〜3分加熱すればOK!
【2】乾燥肌対策に欠かせないカロテンが豊富ブロッコリーにはカロテンも豊富に含まれています。カロテンは体内でビタミンAに変換される栄養素で、粘膜や肌細胞を乾燥から守り強くしてくれる働きが期待されています。
2月から3月は、まだまだ湿度も低く空気の乾燥が気になります。
ブロッコリーに豊富なカロテンで、乾燥に負けない美肌作りを目指しましょう!
カロテンは油脂類と合わせることで、体への吸収率が高まります。調理の際は是非意識してみましょう。
【3】女性に不足しがちな鉄分や葉酸を補給できる毎月の生理や、妊娠・出産などで不足しがちな鉄分や葉酸。女性にとってとても大切な栄養素です。ブロッコリーには、何とこれらの栄養素も含まれているんです。鉄分はビタミンCと合わさることで体への吸収率が高まります。
ブロッコリーには鉄分もビタミンCも含まれているので、効率よく摂取することができるんです!
【4】カリウムやカルシウムも豊富他にも、むくみを防ぐカリウムや、丈夫で美しい骨や歯を作るカルシウムがブロッコリーには含まれています。
指定野菜に追加されるのも納得の栄養素の高さですね!

我が家のお手軽ブロッコリーレシピ

【1】すりおろしブロッコリーのチーズピザトーストブロッコリーをスライサーや包丁で細かくすりおろして細かくしたものを、トーストにのせてピザ用チーズをまぶし、トースターで3分ほど焼きます。
お好みでブラックペッパーやカレー粉をまぶして味にアクセントをつけて楽しんで下さいね。

【2】ブロッコリーと豚肉のセイロ蒸し鍋の1/3ほどに水を入れ、沸騰するまで中火にかけます。沸騰したら弱火にして、小分けにしたブロッコリーと豚肉を交互に並べ入れ蓋をしたセイロをのせて約5分間蒸します。
火が通ったら器に取り分け、ゴマダレなどお好みのタレで頂きます。

ブロッコリーの茎は栄養豊富!捨てずに活用しましょう!

ブロッコリーの茎部分も、ビタミンCや食物繊維が豊富ですので捨てずに活用を。
我が家では外皮を薄く向いてから約1�p角にカットしたものを、スープや煮込み料理に加えることが多いです。
スティック状に切ったものを、先ほどご紹介した蒸し物に加えてもおいしいですよ!

【まとめ】美容に、健康に!ブロッコリーの栄養を逃がさずに食べましょう。

栄養価が高く、食べ応えも抜群のブロッコリー。豊富な栄養素を無駄なく・逃さず食べたいですね。さっと茹でる(約3分でOK)だけでも十分美味しいので、是非毎日の食卓に積極的に取り入れ、体の内側からキレイと元気を磨きましょう。

國塩 亜矢子( フードコーディネーター)
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版!節約・冷凍レシピ(宝島社)
【プロフィール】
フードコーディネーター・インナービューティー料理研究家。「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、メディアでのコラム執筆、レシピ開発等の仕事を通じ、「正しい食のあり方」×「美」についてのエッセンスを伝えている。
出産後は離乳食レシピや妊活・マタニティ・授乳ママレシピの開発にも積極的に取り組み、女性のライフステージごとに関わる「食」の大切さを幅広く発信中。