ホーム コラム > 「お金なんてかけられない…」貧血と診断された高校生の娘。倹約家の母がとった意外な行動とは?

「お金なんてかけられない…」貧血と診断された高校生の娘。倹約家の母がとった意外な行動とは?

2024-04-13

高校生のころ、あまりにも立ちくらみがひどかったため、かかりつけ医に行きました。血液検査の結果、貧血だと先生から告げられた私。そのとき、母がしてくれた「あること」についてお話しします。

「お金なんてかけられない…」貧血と診断された高校生の娘。倹約家の母がとった意外な行動とは?
「お金なんてかけられない…」貧血と診断された高校生の娘。倹約家の母がとった意外な行動とは?

貧血の原因

高校生のころ、あまりにもフラフラと立ちくらみがひどかったため、かかりつけ医へ。血液検査をすると、医師から「女性は月経があるから貧血になりやすいんだよ」と告げられました。どうやら、私はヘモグロビン値が低く、貧血になっていたようです。

当時の私は「月経があるから貧血になりやすい」ということを知りませんでしたが、過去の生理を振り返ってみると、たしかに私は経血量が多いほうです。そのため、生理がくるたびに貧血になっていたのだと思います。そして、医師から「鉄分のサプリを摂取したほうがいい」とすすめられました。

倹約家の母がまさかの…

幸い、薬を服用したり、入院をしたりするほどの貧血ではなかったようです。そのため、母と一緒に鉄分のサプリを求めてドラッグストアへと向かいました。

しかし、母は倹約家。私には弟が2人いるため、母がお金を大事にする気持ちを理解していました。私1人にお金をかけるわけにはいかないだろう……。そう思った私は、自分で稼いだバイト代で、薬局に売られているサプリメントのうち、1番安価の物を購入しようと考えました。

ところが、母がとてもいいサプリメントを手に取り、「これにしよう」と言ってくれたのです。そのサプリは、高校生だった私にとって手が出しづらい価格。倹約家の母がそのサプリメントを選んだことに、私はとても驚きました。

母の気持ちは?

母が選んだサプリは、かかりつけ医の先生におすすめされたサプリメントでした。とはいえ、生理のたびにフラフラしてしまう私にそのサプリメントをずっと買い続けるのは、家計にかなりのダメージを与えるはずです。

「もっと安いのでいいけど」と私が心配すると、母は「生理中にフラフラするんでしょ? 先生におすすめされたんだし、このサプリメントを買うよ」と言ってくれました。母の気持ちがうれしかった私は素直に母の言葉に甘え、そのサプリを飲み始めることに。その後、サプリを飲んでいたためか、ヘモグロビン値は正常になりました。

大人になった今でも、生理中にフラフラしてしまうことがあります。毎年、定期健診で血液検査をしていますが、特に異常はないと医師から告げられています。もう社会人なので、自分でサプリメントを買うお金の余裕があり、今もたまに鉄分のサプリメントを買うのですが、そのたびに母からサプリメントを買ってもらったことを思い出し、何年経っても温かい気持ちになります。

私の娘はまだ初潮を迎えるような年齢ではありませんが、娘が同じような状況にならないために、食事面で気をつけたいと思います。もし、貧血になってしまった際には、あのときの母と同じような行動をとりたいです。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者/花山 花子作画/おみき

監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

ムーンカレンダーサイトはこちら!

関連記事

提供元:ベビーカレンダー

Facebook
P R
お悩み調査実施中! アンケートモニター登録はコチラ

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ