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「水上観光船30選」3年連続1位!最上峡芭蕉ライン舟下りの魅力とは?

2024-04-26

最上川は、時代を問わず人々に愛されてきた川。それは江戸時代の俳諧師である松尾芭蕉が詠んだ俳句からも伺えます。そんな最上川を最大限に活かしたアドベンチャーが最上川舟下り!
この記事では、最上峡芭蕉ライン観光株式会社の舟下りの様子をレポートします。最上峡芭蕉ライン観光の最上川舟下りは、旅行新聞社主催「プロが選ぶ水上観光船30選」3年連続堂々の第1位輝いています。その理由とは?

江戸時代と今をつなぐ最上川の船下り「芭蕉ライン」

写真:最上峡芭蕉ライン観光株式会社

今から336年前の元禄2年6月3日、俳諧師である松尾芭蕉が弟子の曽良と共に最上川を日本海へ向かって下っていきました。このときの芭蕉たちの行く手は決して易しいものではなかったようです。「碁点・はやぶさなどという、恐ろしい難所がある」や「左右に山が覆いかぶさって、茂みの中に舟を下していく」といった文献が残っています。その道中にも「白糸の滝」や「仙人堂」に思いを馳せ、俳句を詠んでいくのでした。
芭蕉と同じ体験が出来るのが、「最上峡芭蕉ライン舟下り」です。今もなお、私たちを魅了する「日本の滝百選」のひとつ「白糸の滝」や、左右にそびえたつ山々が迫ってくるような風景は、江戸時代に芭蕉がみた風景そのものかもしれません。
江戸時代と現代ではほとんどとっていいくらい変わってしまった風景ですが、ここ最上渓の手つかずの自然は、私たちを芭蕉のいた江戸時代へ誘ってくれるようです。

バラエティ豊かな船で楽しめる最上川の船下り

写真:山形県公式観光サイト やまがたへの旅 公式アカウント

3月下旬の乗船ということもあり、今回乗船した船は、イスタイプのこたつ船。正座をしなくてもよいうえに足元がぽかぽかと暖かく快適でした。4月からはこたつ船は一旦終了です。最上川の水墨画のような雪景色をぽかぽかの船で堪能したい場合は冬がおすすめですね。
そのほかにも、お座敷タイプの船や正面を向いて座るイスタイプの船、酒田舞娘の可憐で優雅な舞を堪能できる船とバラエティ豊か。人数限定ですが、“舟上り”をする往復船もあります。ゆったりと進む往路に比べ、復路はハイスピード。風を切ってグイグイ進むので、爽快感がたまりません。物凄いスピードに思わず、「キャーキャー」と黄色い声を上げてしまいました。同じ最上川なのに往路とはまったくく違った表情を見せる景色にも注目です。

“日本三大急流”ならでは!3大スプラッシュを駆け抜ける

写真:山形県公式観光サイト やまがたへの旅 公式アカウント

さて、皆さんは「最上川舟下り」というとどんな印象をお持ちでしょうか?
穏やかで緩やかな川の景色を堪能しながらゆったりと下っていく。その流れに身を任せるもよし、景色を写真に収めるもよし。皆さんがご存じのとおりです。しかし、実はそれだけではありませんよ!
最上峡芭蕉ラインには、3大スプラッシュポイントが存在します。川を下っていくと急に川幅が狭くなっていき、なんだか水位が浅くなっているような場所に差し掛かります。
眺めていると「ドーン!」という音とともに水しぶきがバシャ、バシャっと頬を濡らす……川底に船がついてしまったのではないかと心配するほど。そこがなんとも冒険心や好奇心をくすぐります。そのスプラッシュポイントは全部で3箇所。いつ波しぶきが上がるかとワクワクが止まらず、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

船頭さんのトーク&聴かせる最上川舟唄

写真:最上峡芭蕉ライン観光株式会社

最上峡芭蕉ライン観光では、船頭さんの指名もできます。一期一会の出会いも素敵ですが、どんな人と乗船するかでお好みの船頭さんをお願いするのも楽しいですね。今回は、最上峡芭蕉ライン観光きっての「ぼけNo.1の高山さん」にご案内をしていただきました。
舟下りを楽しみながら、最上川の歴史、芭蕉の足跡の説明は本当に勉強になります。歴史の勉強もこんなに楽しいなら覚えられたのに……と思うくらいでした。ただただ楽しいだけでなく、勉強にもなるので中学生や高校生の乗船、おすすめです。
さすが、ぼけNo.1と言われる高山さんは、本当にぼけとオヤジギャグ満載!拾いきれないほどのボケ倒しに笑いが絶えません。これは、他の船頭さんのガイドも体験したくなりますね。この最上川の船下り、リピーターが多い理由がわかります。
最後のスプラッシュポイントでは舟唄を歌ってくれます。今までのボケ倒しがうそのように、高山さんの力強くも美しい「最上川舟唄」を堪能しました。「最上川舟唄」は諸説ありますが、「世界三大舟歌」とも言われているそうです。世界の舟歌と肩を並べるほどの舟唄に酔いしれます。英語バージョンでも唄ってくれるので外国のお客様にもお楽しみいただけますよ。歌詞もロマンチック!これぞ東北の男!といった感じです。内容は直接、船頭さんへ聞いてみてくださいね。

四季折々の最上川の景色がすごすぎた

写真:最上峡芭蕉ライン観光株式会社

忘れてはならないのが、何といっても最上川の景色。山形県は夏は暑すぎるくらい暑く、冬は雪深い県です。最上峡芭蕉ライン観光がある戸沢村は、積雪が10mほどにもなる豪雪地帯。そんな四季がはっきりしている場所だからこその魅力がぎっしり詰まっています。
乗船当日は、3月の下旬にも関わらず雪景色が楽しめました。雪舟の水墨画のような風景となり、寒さが一層ひきたつような景色でとても素晴らしかったです。
また秋の紅葉は、雑誌等の観光特集などにもよく掲載されている印象的な風景。赤や黄色に色づく木々たちとツーンと冷える秋風がなんともマッチした独特の雰囲気を醸し出します。
その移り変わる景色を見飽きるくらい見ている船頭さんでも、特にきれいと思うのは春だそう。5月のゴールデンウィーク頃に満開になる桜や、桜が散ったあとの藤の花、ハナミズキと色鮮やかな春の花たちが彩る最上川は、目を見張る美しさです。
雪が多い年は、5月でも残雪があり、雪と桜のコラボレーションが楽しめますよ。これはますます何度も足を運びたくなりますね!

船頭の唄が響く最上峡へようこそ

最上川は山形県米沢市の西吾妻山を源流とし、県内35市町村あるうちの32市町村の間を流れて酒田市から日本海へ流れていきます。
1つの県のみを流れる川としては日本一の長さを誇る最上川。その自然を守り、受け継ぐ人々によって大切に残されている、手つかずの自然を堪能できます。
大自然の中を小さなお子さまから高齢の方まで、老若男女問わずに楽しめる舟下り、山形旅行の際はぜひ体験してみていただきたいです。
最上峡芭蕉ラインの舟下りでは、個性的な船頭さんたち、バラエティ豊かな船、四季折々の景色が皆さんを待っています。
舟唄が響く最上川へ、唯一無二の冒険へ繰り出しませんか?

■関連MEMO
山形県公式観光サイト「やまがたへの旅」
https://yamagatakanko.com/
最上峡芭蕉ライン観光株式会社
https://www.blf.co.jp/

【トラベルjp・ナビゲーター】
山形県公式観光サイト やまがたへの旅 公式アカウント

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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