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ザルツブルグ郊外「Hotel Gleiserei」は名曲誕生の礼拝堂訪問におすすめホテル

2024-07-05

オーストリアの古都ザルツブルグの郊外にあるオーベルンドルフは、ドイツとの国境があるザルツァッハ川沿いに位置し、長閑な家並みが魅力の小さな村。この村が知られるのは、世界的に有名なクリスマスキャロルとして謳われている『きよしこの夜』が誕生した村だから!この教会を訪れるのにおすすめの立地で設備の整った居心地よい「Hotel Gleiserei」をご紹介します。2023年開業の駅隣接の新しいホテルです。

オーベルンドルフ村ってどこ?何があるの?

写真:Hiroko Oji

オーストリアの世界遺産の町ザルツブルグは、モーツァルトと夏のザルツブルグ音楽祭で名を知られる音楽の町。この町から列車に乗って30分ほど北北西へ向かったところにあるのがオーベルンドルフの村です。
オーベルンドルフはドイツとの国境があるザルツァッハ川が大きく湾曲する外側にあり、川向こうはもうドイツ。村自体は可愛らしい民家が軒を並べる小さなのんびりとした集落で、特筆される見所と言うならばこの川周辺の風景でしょうか。

写真:Hiroko Oji

唯一の観光スポットといえるのは、川沿いの土手を下りてすぐそばにある小さな礼拝堂!世界で最も有名なクリスマスキャロル『きよしこの夜』が誕生した教会の跡地に建っています。
1818年のクリスマスイブ前日、村の小さな聖ニコラウス教会のオルガンがネズミにかじられて壊れてしまいました。そこで、教会のヨゼフ・モール司祭は詞を書き上げ、村の音楽教師をしていたオルガン奏者のフランツ・グルーバーにギターで伴奏できる讃美歌を作曲するよう依頼し、急遽完成させたのが『きよしこの夜』!そして12月24日の夜、グルーバーのギター演奏のもと二部合唱で村の信徒たちに向けて『きよしこの夜』が歌われました。
そんな聖ニコラウス教会はザルツァッハ川の洪水で被災し、20世紀初頭に取り壊されてしまいました。その跡地に1937年建てられたのが、現在の「きよしこの夜礼拝堂」なのです。

写真:Hiroko Oji

礼拝堂そばには郷土博物館があり、『きよしこの夜』の誕生ストーリーや歴史・歌詞などはもとより、オーベルンドルフに住む人々の伝統的な暮らしや水運業についての展示を見ることができます。さらに最上階では、この村ならではの切手の数々やスタンプの押された手紙なども並べられていて、小さいながらも結構楽しめる博物館です。

鉄道駅敷地に隣接するホテル「Hotel Gleiserei」

写真:Hiroko Oji

この礼拝堂を訪問するならザルツブルグからでも日帰り可能なのですが、宿泊料金のかなり高いザルツブルグですので、リーズナブルに泊まりたい人にはここオーベルンドルフはおすすめ!ザルツブルグから列車で30分もかからない郊外にあり、列車で数日間ザルツブルグとの往復をするにしても、ザルツブルグカード利用で交通費もかかりません。
また、クリスマス時期に合わせて訪問するなら夜の温かみのあるクリスマスマーケットを楽しむのもグッドアイデア!そんな時に利用したいのがオーベルンドルフ鉄道駅に隣接する「Hotel Gleiserei」です。
駅を背に左へ進み、左への曲がり角を曲がった所にホテルの入り口があるという徒歩1分のロケーションです。

写真:Hiroko Oji

礼拝堂へ向かう大きな車道沿いにも面しており、2023年開業の新しいホテル。レストランも併設しています。

写真:Hiroko Oji

レセプションはあるのですが窓口は時間が限られており、時間外に到着してもセルフチェックイン機が設置されていますので、ほぼいつでも館内に入ることができます。セルフチェックイン機の使い方がわからないときや、他にも質問したいことがある時には、感じの良い親切なスタッフが対応してくれますので心配はいりません。

居心地よく整った設備の客室

写真:Hiroko Oji

防音対策済みの客室は全部で25室。上階までエレベーターが利用でき、大きな荷物があっても楽に客室へ向かえます。
アルプスらしい木製でモダンなスタイルの客室はゆったりしており、エアコン、薄型テレビ、寝心地良い大きなベッド、ベッドにもなる折り畳み式ソファ、テーブルセットなどが置かれ、セーフティボックスがクローゼット内に設置されています。無料Wi-Fiもサクサク利用でき、バルコニー付きのお部屋もあります。
窓からは駅の敷地も見渡せ、出入りする列車の姿も見えます。

写真:Hiroko Oji

ミニキッチンスペースには、冷蔵庫、食器洗浄機、仕分けできるごみ収納箱などが備えられています。

写真:Hiroko Oji

また、電気ポットにコーヒー紅茶セット、無料のペットボトルの水2本が用意されており、お部屋で寛げるのもありがたいポイントです。

明るく清潔なバスルーム

写真:Hiroko Oji

新しいホテルだけあってバスルームもピカピカで明るく、清潔感が溢れています。
バスタブは無くシャワーのみですが、ゆったりスペースで使い勝手がよく、若干弱めの水圧ですが、すぐに熱いお湯が出て、温度調節しやすく、水捌けも良好。ヘアドライヤーはありますが小分けのバスアメニティは無く、ボトルシャンプーだけですので、トリートメントなど他に必要な方はご自分で用意されることをおすすめします。

写真:Hiroko Oji

トイレは独立しており、こちらもゆったりスペースです。

同じ建物内にあるレストラン「Culinary」

写真:Hiroko Oji

このホテルには朝食オプションはついていません。ホテルには併設のレストラン「Culinary」があり、ホテル館内から直接アクセスできるのですが、こちらで朝食は提供していません。徒歩5分以内に6軒のベーカリーやカフェがありますので、そちらの利用をおすすめします。

写真:Hiroko Oji

ランチ&ディナータイムには、ピザやパスタをはじめバルカングリルなどの地中海料理を提供しています。店内はスタイリッシュな内装に快適な雰囲気!フレンドリーで親切なスタッフが対応してくれます。
平日のランチタイムは11:30〜14:30、ディナータイムは17:30〜22:00、土・日は12:00〜22:00(土曜日は〜23:00)の利用も可能です。ただし、火曜日が定休日ですので訪問日にご注意くださいね。

ザルツブルグから日帰り訪問も可能ですが・・・

オーベルンドルフ村はザルツブルグから列車で30分ほど北北西へ移動するだけで日帰り訪問も可能なロケーションです。しかし、観光名所が目白押しの世界遺産の町ザルツブルグですので、宿泊料金も観光地価格でそれなりに高騰しがち!そんな時にオーベルンドルフでリーズナブルに宿泊して、ザルツブルグカードを利用すればこの範囲内の列車(近距離鉄道S1)も利用できる扱いになるので往復料金は無料となり、大変お得です。
今回ご紹介したホテル「Hotel Gleiserei」はオーベルンドルフの鉄道駅から徒歩1分というロケーションの良さに加え、設備も整っていて居心地よく滞在できます。近くには大型スーパーマーケットもあってちょっとしたお買い物にも便利。冬のクリスマスシーズンではほんわかとしたオーベルンドルフならではのクリスマスマーケットも楽しめ、雪が降って凍えそうな夜でも温かな雰囲気に満ちていて心に残るものになるはず。ザルツブルグとその周辺を楽しみたい方に「Hotel Gleiserei」はおすすめのホテルです。
2024年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
Hotel Gleiserei(外部リンク)
https://www.gleiserei.at/
城塞「ホーエンザルツブルグ城」から世界遺産の町を一望!
https://www.travel.co.jp/guide/article/48244/
「ドームクオーター・ザルツブルグ」は大司教の宮殿や博物館も入る豪華な内装
https://www.travel.co.jp/guide/article/48222/
世界遺産の町「ザルツブルグ」の煌めくクリスマスマーケット
https://www.travel.co.jp/guide/article/48187/
オーストリア国鉄時刻検索(外部リンク)
https://fahrplan.oebb.at/bin/query.exe/en?

【トラベルjp・ナビゲーター】
Hiroko Oji

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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