ホーム 旅行&おでかけ > イタリア「メルキュール ペトリオーロ シエナ テルメ スパ ホテル」で温泉三昧な滞在を

イタリア「メルキュール ペトリオーロ シエナ テルメ スパ ホテル」で温泉三昧な滞在を

2024-08-01

なだらかな丘にぽつぽつと糸杉が連なるトスカーナ地方は、言わずと知れた旅行者に人気の旅先です。しかし、実は温泉が湧き出ていることはあまり知られていません。「メルキュール ペトリオーロ シエナ テルメ スパ ホテル」(Mercure Petriolo Siena Terme Spa Hotel)は、絶景と温泉を堪能できるのが魅力。互いに古くから温泉文化を持つ、日本人にこそ訪れてほしいホテルです。

隠れ宿という表現がぴったり

写真:浅井 みら野

温暖なトスカーナ地方は、にょきっと突き出たイタリア半島の付け根に近く、長靴の形でいうとスネあたり。州都は花の都と賞され、ルネッサンス発祥の地であるフィレンツェです。ホテルのあるペトリオーロ(Petriolo)は、車でフィレンツェから約1時間半、ピサから2時間ほど南下した場所にあり、世界遺産のシエナからも近いです。

写真:浅井 みら野

丘の上にはホテル以外の建物は何もなく、知らなければ簡単に見過ごしてしまいそう。しかし、建物の裏側には牧歌的な光景が広がり、さらに丘のふもとには温泉大国のイタリアでも非常に珍しい温泉が湧いているのです。実はイタリアの温泉は40℃以下のぬるま湯が多いのですが、ペトリオーロでは43℃と高温なのが特徴。温泉地としての歴史は13世紀まで遡ります。

写真:浅井 みら野

丘のふもとにも日帰りのスパ施設がありますが、温泉に入れて宿泊もできるとなると、該当するのはここだけ。大理石が敷かれたフロントには心地よいソファセットが配され、まるで中世にタイムスリップしたようです。

アンティーク家具で調えられたお部屋

写真:浅井 みら野

その優雅な雰囲気は変わることなく、流れるようにフロントからお部屋まで訪れた人たちを誘います。全76室すべてにルネッサンス様式の家具をしつらえ、ローズピンクやベージュといった柔和な色あいで調律されています。

写真:浅井 みら野

広さ42平米のスーペリアルームにはバルコニーが設けられ、朝な夕なと外の空気を吸いに訪れたくなります。その横にはお茶の時間にぴったりなサンルームもあり、ホテルステイも満喫できる環境です。

写真:浅井 みら野

広々としたバスルームは、シャワールームとバスタブが別々に設けられ、こちらは温泉ではなく沸かし湯で。足を伸ばせるスペースが十分にあるバスタブのおかげで、旅行の疲れも癒されそうです。

何時間でも滞在できるスパ施設

写真:浅井 みら野

こちらの温泉は炭酸カルシウムとマグネシウムを豊富に含んだ濁り湯。近づくほどにどんどん強くなる硫黄の匂いは、温泉気分をより盛り上げてくれます。殺菌効果も高く、ニキビや湿疹といった皮膚疾患に効果的で、他にも関節炎や呼吸器疾患にも有効といわれています。

写真:浅井 みら野

ホテル自慢のスパ施設は悠々としていて、温泉だけでなくジェットバス、スチームサウナ、ドライサウナも完備。イタリアでは温泉に入浴する際は水着と水泳帽が必要なのでご準備くださいね。お部屋には自分専用の水泳帽とビーチサンダルが用意されているので、着替えたらバスローブをまとってスパ施設に直行です。

写真:浅井 みら野

室内プールは温泉やサウナのクールダウンにもおすすめ。デッキチェアが置かれたスペースもあるので、ととのい時間を存分に堪能できます。

プールエリアで一日の締めくくりを

写真:浅井 みら野

屋内施設だけでも十分ですが、こちらの屋外施設に足を踏み入れたら簡単には去れないはず。プールと温泉が隣同士になっていて、両方を行き来することで交代浴が実現。さらに時間ごとに雲の流れや空の色が変化し、目の前に広がる大自然のパノラマ風景にそのまま身を委ねたくなります。

写真:浅井 みら野

プールサイドにはレストラン「ブリガンテ トスカーノ(Brigante Toscano)」があり、ランチとディナーをいただけます。

写真:浅井 みら野

こちらでは伝統的なトスカーナ料理と地元産ワインを提供。百種類以上のパスタがあるイタリアの中でトスカーナ産なのが「ピチ(pici)」と呼ばれる丸い太麺。これにイノシシを使ったソースを絡めたメニューが有名です。さらにおすすめはTボーンステーキ。炭火の香ばしい香りが食欲を刺激し、噛むほどにお肉の旨みが口の中に広がる逸品はトスカーナの名物料理です。

朝食はスイーツで元気をチャージ

写真:浅井 みら野

朝食はもうひとつのレストランにて。ディナーとは一味違い、シックな色あいの落ち着いた空間です。

写真:浅井 みら野

フルーツジュース、ヨーグルト、チーズやハムも豊富に用意されていますが、際立っているのが甘いもの。アプリコットジャムのタルトはさっぱりとした甘さで、朝食にぴったりです。他にもクロワッサンはプレーンだけでなく、カスタードやジャム入りのものがあり、マフィンやドーナッツも並んでいて、ご褒美感をたっぷり味わいながら一日を始められます。

夢心地なホテルステイをここで

イタリアの哲学では、人生の喜びとはシンプルさに宿るといわれ、歌ったり、食べたり、愛することを挙げています。それなら絶景に囲まれながら美食をいただけ、温泉に浸かる。人生の喜びは「メルキュール ペトリオーロ シエナ テルメ スパ ホテル」にも、確かにあります。
2024年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
メルキュール ペトリオーロ シエナ テルメ スパ ホテル(外部リンク)
https://all.accor.com/hotel/B666/index.ja.shtml

【トラベルjp・ナビゲーター】
浅井 みら野

関連記事

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

Facebook
P R

eltha イチオシ特集

お悩み調査実施中! アンケートモニター登録はコチラ

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ